中学受験で第一志望の学校に合格できる子は、半分以下、3割程度のようです。
でもこれは、関東圏の話で、九州ならまた話が変わり、目指すのが最難関なら、ラ・サールか久留米附設しかなく、女子なら久留米附設一択。
受験で勝負できる段階に行けるだけでも大したもので、合格となると、ほんのわずかです。
関東圏は、同じ偏差値帯の学校が多数あり、受験回数も3日✖️2で、6回受けることができます。しかし、九州のような地方では、選択肢が少なく、基本、一回勝負です。滑り止めは別ですが。
ですから、九州ではほとんどの子が何らかの挫折を味わうことになります。将来的には、この経験が役に立つとはわかっているのですが、我が子の泣く姿を見ると、胸が締めつけられます。
たった12歳の小さな子供が、これだけ大きな傷を背負うのを理不尽に思うかもしれません。こんなことなら中学受験をさせなければ良かった、と後悔するかもしれません。
でも、断言します。中学受験は絶対無駄ではありません。小学校高学年から勉強をI日数時間やり、受験前は、更に熱を帯びた勉強を継続します。
受験を経験してない小学生との差は中学三年間では追いつかないくらい大きいものです。
お子さんが望むなら、中学三年間、今の勉強を継続すれば3年後に難関校に必ずリベンジできます。
そして、何よりも、一生懸命やっても報われないこともあると知れること、こんな思いをするならもっと本気でやらなければ後悔するということを学び、今後の人生に必ず役立てることができるはずです。
チャレンジしなければ傷つくことはありませんが、チャレンジしないと、望むものは手に入らない。中学受験は、ラストチャレンジではありません。高校、大学とまだチャレンジできます。
中学受験のチャレンジで失敗した子は、できるだけ早く切り替えて、高校受験へのチャレンジをスタートすべきです。
後半へ続く