21.12.7 ABC座 ジャニーズ伝説 初日レポ【前半】 | full of love

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ジャニゴト・ツレヅレゴト。

えび座2021初日レポ前半。

 

 

エターナルプロデューサー:ジャニー喜多川

[主演]A.B.C-Z

[出演]7 MEN 侍(中村嶺亜、菅田琳寧、本高克樹、佐々木大光、今野大輝、矢花黎)

Jr.SP(林蓮音、松尾龍、和田優希、中村浩大)

少年忍者(小田将聖、田村海琉、久保廉、山井飛翔、瀧陽次朗、稲葉通陽、鈴木悠仁、川崎星輝、長瀬結星)

[特別出演]佐藤アツヒロ

 

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ジャニーズ伝説2021 at IMPERIAL THEATRE

 

2021年12月7日(火) 開演17時30分~ 帝国劇場

 

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開演前の舞台は例年と一緒。舞台の枠に逆凹型でセピア色のジャニーズのCDジャケットがぐるっと。

追加されたのは下手上手にもパネル(すのすとなにわ男子のシングルジャケットも追加)

中央は「ジャニーズ伝説」と光る紗幕が掛かっていて奥にある階段が透けて見えている状態。

BGMは懐かしのジャニーズ曲。スマのオリジナル スマイルとか光GENJIのパラダイス銀河とか。

開演間近には「硝子の少年」からの「夢物語」になり社長への忖度?とか思ってるとwイントロで暗転。

 

【一幕】

オープニング:プロローグ

Overture

We're ジャニーズ 2021

暗転するとネバマイのピアノVer.BGMで「あおいさんにとってジャニーズとは?」と質問してる郁人の声。

舞台中央のスクリーンには黒スーツ姿でインタビューに答えるあおい輝彦さんの映像。

あおい輝彦さんにとってのジャニーズとは「キラキラ輝く青春の汗と涙」

 

多分、2019年ジャニーズ伝説で使われていたものと一緒だと思うけど追加された部分も。

当時は一生懸命なだけで、今になってキラキラしていたことが分かるようになった。と語るあおいさん。

プロ野球の選手では絶対にしないような、高校野球の選手がする凡打での全力疾走。

そんな「貴重な汗」みたいなものが「ジャニーズのスピリッツ」だと思うと。ここ以外は2019年と一緒。

 

これからのジャニーズに期待することは「個性を守ってみんなをワクワクさせ勇気を与えてほしい」

向かいに座ってるだろう郁人(姿は映らない)に「それが使命だと思う」と話すあおい輝彦さん。

再び暗転するとドラムロールが流れてきて赤ドレープ前にデビュー組の各グループ名電飾が降下。

黒タキシード姿の侍、Jr.SPと黒ロングベスト姿の少年忍者が登場してダンス。

一列横並びになってカウントずれでターンしてステージに手を差し伸べると赤ドレープカーテンが上がる。

 

赤ドレープが上がるとスモーク&逆光の階段上でポーズをとって静止しているえび。

「We're ジャニーズ 2021」のイントロで照明が明るくなり階段を降りる。

衣装はシャンパンゴールドっぽいサテンコートで襟やパンツのサイドラインが水色。メンカラは無し。

Aメロの「キラキラ光り出す♪」でギャルソンっぽいベスト姿の忍者9人は階段へ駆け上がりダンス。

個人的に好きなところは塚ちゃんが歌う「たのきん Four Leaves はじまりはジャニーズ♪」

 

2コーラス目の冒頭が「Keep on♪」「Hey!」になり下手から侍、上手からJr.SP。お団子はなかった様な?

そして2020年~2021年にデビューしたすのすとなにわが追加。

「Keep on 走るSixTONES♪」「夢は続くよSnow Man♪」「色とりどりのなにわ男子♪」

セクゾは見逃したけど、キスマイのときは侍とかJr.SPがキスマイポールをしていた。

NEWSの辺りでえびは階段に移動し、侍・Jr.SPが舞台、階段両サイドに忍者で「JOHNNYS' Legend!♪」

 

郁人の「本日はABC座へようこそ!」からえびのあいさつ。

戸塚「更なる進化を遂げたジャニーズ伝説が帝国劇場にやってきました。」

五関「ジャニーズの歩んできた軌跡。」

塚田「そして僕たちの未来。」

橋本「最後までお楽しみ下さい。」

あいさつ中に奈落が開き、大サビは舞台前にえび、Jr.たちは階段含めた逆V字フォーメーション。

 

暗転するとピアノVer.の「We're ジャニーズ 2021」が流れ、せり上がりで登場したアツヒロがあいさつ。

佐藤「昭和、平成、令和と半世紀に渡って数々のアイドルをプロデュースして頂点を極み続ける。

ギネスにも登録された偉業は伝説として語り継がれ、今でも磨きあげられています。」

黒タキシード姿で話すアツヒロの後ろにあるスクリーンには少年隊や光GENJIのCDジャケット。

最後は劇中でも出てくるピンク衣装を着たジャニーズの「太陽のあいつ」のジャケットが映る。

佐藤「伝説を伝説で終わらせないための物語。最後までお楽しみ下さい。」

 

第1場:ワシントンハイツの野球場

悲しき雨音(BGM)

At the Washington Heights

階段上に侍が残っていて、嶺亜が「俺たちには夢がある!」と叫ぶ。

琳寧「先人たちの通って来た道を歩きたい。」

本高「でも俺たちには入口が分からない…」

矢花「もちろん、地図にもない。」

今野「探し方も分からない。」

大光「本当にたどり着けるのかな…?」

進むべき道について悩む侍に「探そうとしているのか?」と話しかける郁人の声。

塚ちゃんの「ただ探すだけでは見つからない」という声に「どうして?」と問いかける本高くん。

ごっちの「道は自分たちで切り拓くもの」という言葉を聞き琳寧は「自分たちで切り拓く…」とつぶやく。

「自分たちもそうしてきた」というはっしーの声にはどうすればいいのかと焦る侍たち。

 

そこに聞こえてくる「始まりの一歩を見てみないか?ヒントがあるかも」というとっつーの声。

嶺亜「始まりの一歩…」

とっつーの言葉を嶺亜が繰り返したとき「そう!!」とデカイ声で答えながらとっつーが登場。

戸塚「そう!始まりの一歩!半世紀前、僕は初代ジャニーズと青春の日々を共に過ごしました。

その思い出は今でもかけがえのない宝物です。結成のきっかけはある出会いでした。」

突然出てきていつものセリフをぺらぺら喋るとっつーに階段を下りて「あの…」と話し掛ける大光。

今回のえび座は新しく現代を生きる侍たちの悩みから本編スタート。

とっつー登場からいつもの「悲しき雨音」BGMが流れ始めてやっと例年っぽい雰囲気に。

 

大光「いきなり何ですか?」

本高「っていうか誰!?」

戸塚「YOUたち、まぁ見てなって。」

「YOUたち」というキラーワードに「まさか…!」とざわつく侍。

そんな侍たちをスルーして「野球の練習が始まる時間だ!あっちで見よう!」と話を進めるとっつー。

下手から野球のユニフォーム姿の忍者たちが登場しバッサー!と野球グラウンドプリントの幕を広げる。

久保「監督!今日もよろしくお願いします!」

戸塚「お願いされます!よし!練習だ!」

 

ワシントンハイツの野球場シーンは「若い涙」から新曲「At the Washington Heights」に。

時は1960年。グラウンドは第二次世界大戦後の代々木にあった米軍居住施設のワシントンハイツ内。

…っていつもはセリフで説明する部分がラップになったw回る盆の上で踊りながらラップを歌う忍者たち。

「野球チームの名前は♪」\エラーズ!/みたいな。斬新wとっつーも盆の後ろをぐるぐる歩く。

 

戸塚監督にチーム名をエラーズから変えたいとラップで訴える忍者たち。

その様子をフェンス越しに見ている学ラン姿のえび。はっしーは星輝と手を振りあってて可愛い。

とっつーはえび4人に向かって「やあ!君たち!一緒に野球がやりたいの?」と話し掛ける。

とまどう4人に「恥ずかしがらなくてもいいから。名前は?」と聞くとっつー。

4人の配役は例年通り。中谷良(河合)・真家ひろみ(塚田)・飯野おさみ(五関)・青井輝彦(橋本)

名前を聞いたとっつーは前に出て「野球やらない!?♪」とラップでお誘い。

戸塚「君たちもユニフォームに着替えて!」

 

うっすら暗転すると学ラン姿だった4人も早替えで野球のユニフォーム姿にチェンジ。

ここから転調して「At the Washington Heights in the 1960♪」と歌うアップテンポのメロディに。

試合前の整列みたいにえび4人と忍者が数人ずつ向かい合い、脱帽し一礼してからダンス。

とっつーは回る盆の後ろで見て、えび4人はフェンスの前で踊ったり。

後ろのスクリーンには天井から俯瞰で撮影している映像や青空の映像。

 

最後にはっしーが「ねぇ監督 チームの名前変えようよ♪」とラップでとっつーに提案w

忍者は\エラーズなんてもう嫌だ~♪/と声を揃える。

それに対してとっつーも「そろそろ実力もついてきた おNEWのネームつけてもいいよ♪」とラップで承諾w

橋本「みんな、これはどう?エラーズじゃなくて、監督の名前を取ってジャニーズ!」

スクリーンの青空映像にも雲みたいな白い文字で「JOHNNYS'」

いいじゃん!と盛り上がったチームジャニーズはみんなで「ジャニーズ!」と叫んで終わる。

 

下手から普段着姿になった嶺亜、本高、今野、矢花が登場し、ひとり残ったとっつーに話し掛ける。

嶺亜「ジャニーズって野球チームの名前だったんだ!」

とっつーに話したいことがあり過ぎて困惑する侍。「さっき急に話せなくなったし」とか言ってるしw

嶺亜は「これからどうすればいいのか教えて欲しい」とお願い。

戸塚「そうか。君たちも野球がやりたいのか!」

「ちがうよ!」とパンチを出す嶺亜の拳を手のひらで受け止めるとっつーに今野くんが「ストライク!」

本高くんは「人の話聞いてる?」と呆れ、矢花は「ボール!!」と審判風のツッコミ(?)

 

戸塚「くよくよした話なら聞きたくないよ。これからのために始まりの一歩を見せているんだから。」

矢花「そうだね。この世界をしっかり見てみるよ。」

戸塚「7人の侍は雨の中で最後の戦いを終えた。彼ら4人の運命も雨の中でやってきたんだ。」

スクリーンに雨の映像が映し出され、上手からいつもの衣装を着たえび4人。

下手に移動した侍に向かって「…見てごらん」ととっつーが声を掛ける。

 

第2場:ウエスト・サイド物語~デビュー

PERIOD

悲しき雨音

「雨が降ってたら練習できないじゃん!」と不満げな塚ちゃん。

郁人が「仕方がないから今日は帰ろう」と言うと4人に声を掛けるとっつー。

戸塚「雨で練習が中止になったから映画館で映画を見てきなさい。今、イカしたのがやってるから。」

「はい、チケット」と購入済のチケットをとっつーに渡され「今から!?」と驚くはっしー。

戸塚「そうだよ。モタモタしないで~~!」

大好きな戸塚さん(ジャニーさん)による「モタモタしないで~!」が今年もあってうれしいw

 

開演前から開いていたオケピが少しせり上がって、そこに設置されていた椅子に座る4人。

とっつーは「侍!君たちの分も買っておいたから映画館に行きなさい」と侍にもチケットを渡す。

戸塚「君たちのやっていることのルーツがそこにあるよ。」

 

いつものWSSシーンのBGMとフィンガースナップの音がするとスクリーンには「WEST SIDE」の文字。

上手から青チーム(大光とか蓮音がいたような?)と下手から赤チーム(琳寧とかいたような?)が登場。

一度はけたとっつーはカメラを手に下手から登場してステージ上を撮影(スクリーンに映る)

例年通りならWSSを見ながらえびがあーでもないこーでもないと言うけど(言い方w)今年はすぐに参加。

デーン♪と効果音が流れるとステージに4人が上がり、いつの間にか赤と青のジャケット着用。

はし五は赤でふみつかが青だった…かな?そして赤と青に分かれて始まる「PERIOD」

 

「急げ!若者」から2015年のえび座サンズ・オブ・ザ・マッシュルームで歌ってた「PERIOD」に変更。

ひさびさに聴いたけど覚えているものですな。

ステージにJr.が寝転び円になった中央にえび4人が立って歌う演出も。

最後はえび4人がジャケットを脱ぎステージ前方へ走って「PERIOD♪」

 

「俺たちもこんなかっこいいのやってみたい!」と興奮する4人を後ろから見つめるとっつー。

河合「なあ!青井!」

橋本「うん。野球もいいけど、やってみる価値はあると思う。」

戸塚「じゃあ、やってみるかい?」

さらっと了解するとっつーに「いいの!?」と驚く4人に「若者達がやりたいことを邪魔する理由はない」と。

五関「ありがとう!監督!」

戸塚「監督でも無くなるね。今日から君たちはエンターテイメントを目指し生まれ変わるんだ。」

「僕もサポートするよ」と4人にとっつーが声を掛けると「悲しき雨音」が流れてくる。

 

戸塚「1962年にリリースされたカスケーズの悲しき雨音は全米1位を記録。」

舞台奥にはカスケーズ役のボーカル山井飛翔、ギター川崎星輝、長瀬結星、ベース稲葉通陽。

「優しい歌声は世界中の人々を虜にした」ととっつーが話す後ろで忍者4人がカスケーズの再現。

悲しき雨音を聴きながら「俺たちもこんな曲が歌えたら大きなステージに立てるのに」と話すえび4人。

それを聞いていたとっつーはジャニーさんの口癖「じゃあ、やっちゃえばいいじゃん」

「バンドもいいけど俺は踊ってみたいな」と軽く踊る五関くんを見て「それだよ!」とひらめく。

戸塚「飯野くん、この曲に振り付けできる?」

五関「俺に出来るかな…?」

戸塚「出来るできないじゃなくて、やっちゃえばいいんだよ。」

 

「やってみる!」と始める姿を見て左右袖から登場した侍は「こんな簡単に決めちゃうの?」と驚く。

「でもジャニーさんってそういうところあったよね」とジャニーさんを思い出す侍。

嶺亜「俺達がやりたいことをジャニーさんはいつもすぐ叶えてくれた。」

侍がグループ結成したときも「グループ名考えておくね」と言った3分後には「7 MEN 侍だよ」と命名。

そんな話をしていると大光がえび4人を見てとっつーに「ねぇ、放りっぱなしで大丈夫?」と確認。

戸塚「ああ。彼らにはその才能がある。」

 

とっつーが「僕は忙しいから」とはけると「やってみよう!」と五関くんが3人に提案。

塚田「もう曲に合わせてやるの?」

橋本「大丈夫だって。」

河合「男だから踊るの恥ずかしくなってきた。」

五関「じゃ、やらなくてい。」

河合「やります。はい。」

ここはふみごのやり取りで笑いが起こるシーンだけど「男だから」ってセリフが1960年代を強調。

今こんなこと言わないし、実際に当時は男性が踊るのは…って風潮だったんだろうなぁ。

 

ホワッと光る街中の窓の映像をバックに「悲しき雨音」を踊るえび。侍6人はバック。

曲終わり、紙袋を手にジャケットを着たとっつーが上手に現れピンスポの下で語り始める。

戸塚「悲しき雨音がヒットしたのと同じ年にジャニーズはバックダンサーとして芸能界入りしました。」

ジャニーさんに呼ばれ「どうしたんですか?ジャニーさん」と話し掛ける塚ちゃん。

戸塚「ジャニーでいいんだよ!呼び捨てでいいんだよ!」

タメ語呼び捨てで「どうした?ジャニー」と言い直す塚ちゃんにとっつーは「それだよ」とご満悦。

 

紙袋から取り出したジャケットを手渡し「テレビの出演を決めてきた!」と伝えるとっつー。

驚く4人に「木の実ナナさんのバックで踊るから」と続ける。

塚田「俺たちに出来るの?」

戸塚「出来るできないじゃなくて、やっちゃえばいいんだよ。」

着替えるように指示し「テレビ局に行くよ!モタモタしないで~~!」といつものセリフで背中を押す。

五関「急に!?」

河合「木の実ナナに会えるんだ♪」

ウキウキで下手にはける郁人w

 

第3場:TV局のスタジオ

かわいいキューピー

「かわいいキューピーのリハーサル始めます!バックダンサー入ります!」とスタッフさん役の龍が登場。

その様子をステージ前方で体育座りして見ている侍。

連れて来られたえびはとっつーと一緒にプロデューサー役のアツヒロにごあいさつ。

戸塚「先日お伝えしたすごい子たちを連れてきました。」

佐藤「大物歌手のバックにつけばたくさんの視聴者の目に触れますよ。」

アツヒロの言葉に「よろしくお願いします」と微笑むとっつー。えび4人はアツヒロに指示されリハーサル。

舞台後方の小さなせりの上に並び曲に合わせて踊ると「いい感じじゃない!」と4人を褒めるアツヒロ。

 

一旦えびがはけて次の人のリハーサルになると、とっつーは照明の蓮音を呼び止める。

とっつーに何かを囁かれた蓮音は「それはちょっと…」と困惑気味。

戸塚「お願いします!」

少し考えて蓮音は「おい!撤収!」と向かいにいたもう一台の照明と共にはける。

そして本番が始まると赤い逆光のライトの中で踊る4人(ダミー)のシルエット。

※千秋楽後にアップされた星輝のブログによるとダミーは飛翔(真家)星輝(青井)結星(飯野)通陽(中谷)

 

踊りながらもバックの自分たちに照明が当たっていないことにボヤく4人。

バックにも照明を当てるようにアツヒロが指示するもそれを止めるとっつー。

戸塚「このままでお願いします。」

佐藤「でも、彼らのことを売り出したいんじゃないの?」

戸塚「このままでお願いします。」

本番後、とっつーの戦略がハマり「問い合わせがすごいです!」と走りこんでくる蓮音。

蓮音「あのバックダンサーはいったい誰なんだ?って!」

みんなが「えっ!?」と驚くと赤いドレープカーテンが降下。

 

「なるほど…顔が見えるよりもシルエットの方が目を引いたってことか」とアツヒロは戦略に納得。

佐藤「まさか最初から分かってて?」

とっつーが「たまたまです」と答えるとアツヒロは「食えない人だ!」と叫びながら台本で腿の裏側を叩くw

戸塚「徐々に人気と実力をつけ2年後にレコードデビュー、1965年には紅白歌合戦に出場します。」

 

第4場:紅白歌合戦(1965年)

Mack The Knife

紅白司会者役の和田くんが上手で石原裕次郎から届いたジャニーズ宛の祝電を読み上げる。

「初出場おめでとう。Mack The Knifeのナイフで女性陣をやっつけろ~」はいつもと一緒。

グレーのサテンスーツと同じ素材のシルクハット姿の4人は紅白リボンがついたスタンドマイクで熱唱。

その後ろのスクリーンには当時のモノクロ映像。衣装から装飾されたマイクまで全部再現。

 

新たに追加されたのは2段ステージ上で演奏する少年忍者による楽器隊。

下手側にトランペット:星輝、コントラバス:悠仁、クラリネット:将聖・飛翔

上手側にトランペット:結星、トロンボーン:通陽・瀧、サックス:海琉・久保…かな?

1コーラス終わるとシルクハットとジャケットをJr.SPが受け取りはけて転調。

えびはメンカラサテンシャツ姿に白のカマーバンド姿で歌い、客席も手拍子。

最後に上手の和田くんが「ジャニーズのみなさんでした!」と紹介すると赤ドレープカーテンが閉まる。

 

左右袖から登場した侍は「すごいな!」と大興奮。

大光「何十年も前からこんなすごいことやってたなんて感慨深い。」

本髙「衣装をぱっと替えるのとか俺たちもやってるもんな!」

「動きもキレキレだったし見習わなきゃ」と話していると下手から「侍~~!」と叫びとっつー登場。

戸塚「モタモタしないで!ジャニーズの次のステージが始まるからバックで踊ってきて!」

突然のことに「何をすればいいの?」と戸惑う侍に「やっていくうちに分かるから!」と大雑把なとっつーw

戸塚「みんなそうして来たんだから。ほら、スタンバーーイ!!」

パンパンと手を叩いて急がせるとっつーの勢いに押され、赤ドレープカーテン下に潜り込む侍。

 

第5場:コンサート

涙くんさようなら

紅白歌合戦出場も果たし、人気絶頂となったジャニーズ。

テレビにコンサートに大忙しの日々。各地で行われたコンサートも想像以上の盛り上がり。

…という今まではステージ上でえび4人が着替えながら言ってたセリフをとっつーが語る演出に変更。

(劇場が日生から帝劇に変わったので「ここ日生劇場でのコンサートも…」は当然カット)

 

赤ドレープカーテンが開くと3分割された階段セットの上にえび4人。

衣装は毎度おなじみな白地に赤と黒で「JOHNNYS」とプリントされたTシャツ姿。

例年は「Mack The Knife」からそのまま「涙くんさようなら」だったので時間の経過が分かりやすくなった。

侍バックで「涙くんさようなら」を歌いBメロで階段中段からステージへ移動して侍が階段へ。

舞台枠の歴代ジャニーズのCDジャケットがいくつも重なり(本物は3個のみだけど)煌めくLED。

歌いながら歓声の大きさに困惑していく4人。サビはステージに投げ込まれる膨大な量の紙テープ。

スクリーンには紙テープまみれで同じ状況になっている当時の写真。

 

下手からとっつーがやってきて紙テープのせいで踊れなかったことに文句を言う塚ちゃんを叱る。

戸塚「文句を言うんじゃないよ!この大量の紙テープが人気の印!演出の一部にもなってる。」

塚ちゃん以外の3人も「ファンは歌をちゃんと聴いてくれてないんじゃないか」と不満気。

五関「難しいだろうな。俺も聴こえねーもん。」

河合「俺はもっとちゃんとしたエンターテイメントがしたい!」

五関「俺はウエストサイドストーリーが今も頭から離れないんだ!」

橋本「俺も。行こうよ、あの物語のアメリカに。」

塚田「日本は俺たちには狭すぎるよ!」

 

話を聞いていたとっつーはさらっと「よし、じゃあアメリカに行こう」と承諾。

あっという間の決断に「えっ?」と驚く4人。階段に座って話を聞いていた侍も同じ様に驚く。

驚く4人に「若者たちがやりたいことを邪魔する理由はないからね」と話し掛けるとっつー。

戸塚「行こう。そしてもっと大きくなって日本に帰って来るんだ。」

「はい、アメリカ行きの航空券だよ」ととっつーからチケットを渡されて「仕事早!」と叫ぶ郁人w

戸塚「モタモタしないで~~!僕も後から行くから!羽田(空港)だよ!」

今回は「僕はファイナルコールで呼ばれるのが嫌いなの!」のセリフななくて「羽田だよ!」が追加。

 

とっつーに急かされ、上手サイドからはける4人。

ジャニーズがアメリカに渡ったのは、まだ一部の人しか海外旅行をしていなかった1966年。

戸塚「自分たちの手で新しい未来を切り拓くという夢を持ってアメリカへと旅立った。

彼らを支えていたのは果てしない冒険心と失敗を恐れない勇気だった。」

スクリーンの飛行機に手を振っていた嶺亜が「果てしない冒険心と失敗を恐れない勇気」と繰り返す。

 

紗幕前で話すとっつーと侍。当時、アメリカでの武者修行は簡単なことではなかった言うとっつー。

本高「今ではネットで予約して海外旅行とか簡単に行けちゃうのに。」

戸塚「そうだね。本当に特別なことだったんだ。…君たちも行こう!」

とっつーの言葉に「はい!」と元気よく返事をする侍たち。

 

第6場:アメリカン・ドリーム

アメリカン・ドリーム

紗幕奥が明るくなり紗幕が上がる始めるとせりのセンターにキラキラ付き黒タキシード姿のアツヒロ。

せりの下手側には電話とステージに続く階段。バックは黒タキシードに黒シルクハット姿のJr.SP。

アツヒロとえびが歌う新曲「アメリカン・ドリーム」はNew york,New yorkみたいな曲。

途中でステージ上手に電話と一緒にとっつーが登場して「Hello 僕だよ!」とアツヒロに電話。

「ジャニー!」と電話に出たアツヒロはとっつーの「見てほしい子たちがいるんだ」というお願いを聞く。

佐藤「今、どこにいるの?」

戸塚「羽田だよ。じゃあ!」

用件だけ伝えて電話を切りはけるとっつーに「いつも急な男だ」と笑いながら呆れるアツヒロ。

佐藤「アメリカで君たちを待っているよ。」

「You can fly♪」と歌いながら階段を下りるアツヒロとJr.SP。

後ろのスクリーンにはハリウッドサインの白い「HOLLYWOOD」と煌めく摩天楼。

 

アメリカに飛行機が到着すると上手からラフなジャケット姿のえび4人ととっつー+忍者たち。

キラキラと滝のように光るLED前にはアメリカの高層ビル群型電飾付きセット。

えびが持っていたトランクを忍者が受け取り「Let's go 夢に見た場所♪」と歌いながら踊る。

サビのあとに一旦忍者が高層ビル群セットの後ろに隠れて龍が演じるビング・クロスビー登場シーン。

戸塚「さあ!着いたよ!」

河合「俺たちついにやって来たんだな!」

「これからどうするの?」と五関くんに聞かれたとっつーは嬉しそうに「スケジュールパンパンだよ!」

橋本「日本では出来ないことをたくさんしないと!アメリカの生活スタートだ!」

 

下手からいつものミント色ニット姿の龍が登場し「Hey 何してるの?」と声を掛ける。

ビング・クロスビーと写真を撮ってもらえることになり喜ぶ5人。

ちなみに車の故障とかピンクのフリスビーはカット。そのかわり?新たにとっつーのカメラ紹介。

戸塚「Nikonのカメラなんです。ニコニコして下さい。」

写真を一緒に撮ってさらっとはっしーのナレーションでビング・クロスビーと「White Christmas」の紹介。

アメリカで出会った有名人紹介シーンも「様々なアーティストとの出会いがありました」とナレーション。

ハリウッド・パレスのシーンもカットで「Hello BroadWay」「Put On A Happy Face」もカット…かなしい。

 

盆が回転すると高層ビル群セットの後ろでポーズをとりつつ静止している忍者たち。

塚田「次はダンスレッスンだ!」

五関「ロスの自宅から英語学校に通い、午後はダンスレッスンの毎日。

黒人の先生、カールトンのハードトレーニングにはめまいがするほど。」

高層ビル群セットの裏側にレッスン場のミラーが設置されていてダンスレッスンを始めるえび4人と忍者。

とっつーも登場して「ここで Keep on dreaming♪」と歌いながらみんなで踊る。

戸塚「移動は新車のマーキュリー。アメリカでの毎日はセンセーショナルなものだった。」

最後にとっつーのセリフがあって、そのあとにはっしーが「Keep on dreaming♪」

 

みんなの写真を撮ったとっつーは「次はボーカルレッスンだよ」と声を掛ける。

橋本「いよいよボーカルレッスンか!楽しみ!」

(郁人の「どのくらいレッスンするのかな?遊びに行きたいんだけど」はあった。

結構カットした部分がある中でなんであれ残すんだろう?w中谷さんらしさを出すため?)

「用事を済ませてから行くので先に行ってなさい」と言うとっつーと別れ、スタジオに向かう4人。

河合「お前ら行くぞ!」

五関「急に仕切んなw」

相変わらずのふみごw

 

第7場:LAのリハーサルスタジオ

悲しき雨音

召使い JAZZ

奈落から回転しながらスタジオセットがせり上がり。帝劇になってスタジオが豪華になったw

上手からJr.SPが登場して川崎星輝くんのピアノに合わせてレッスン開始。

先生はメガネをかけてるアツヒロ。「OK。今日はここまでだ」とJr.SPに話しかける。

下手から登場したえびは「ボ-カルレッスン場はここで合ってるかのかな?」とキョロキョロ。

河合「あのおじさんが先生かな?」

4人の姿を見つけ「Japanese!」と指さす蓮音を止める和田くん。

 

Jr.SPがはけると(郁人はセンキュー×2と軽いあいさつw)「あの人、怪しくない?」と不安になる塚ちゃん。

その時、星輝の伴奏でアツヒロが「悲しき雨音」を歌い始め、歌えるかな?と4人を誘う。

「アドリブでいいなら」と前置きしてスタジオにあったハットを使って踊り、歌い始める4人。

完璧に歌いきったことに驚いたアツヒロは4人にグループ名を聞き、メモを渡して星輝と立ち去る。

佐藤「明日のボーカルレッスンはここに来てくれないか。じゃあまた明日。バイ!」

塚田「…なんだアレ。」

河合「どこにでもちょっと変わった人っているんだね。」

日本で「悲しき雨音」を練習しておいてよかったね!と盛り上がる中はっしーはどうするか相談。

「ほっとけよ」と言う郁人に「ボーカルレッスンって言ってたから行ってみよう」と提案。

五関「行ってみて怪しかったら帰っちゃおう。」

 

ここでいつもの「召使い JAZZ」!しかしここに執事は出てこないし誰もステップ踏まない(T_T)

現代の服を着た侍が登場し「なんか怪しいね~。今でもお金巻き上げる人っているよね」と話し始める。

そこへ「そんなんじゃないってばーー!」と大きな声を出しながら入ってくるとっつーw

「いやいやあからさまに怪しかったでしょ。俺ならついていかない」と反論する侍。

戸塚「じゃあ、君たちはせっかくのチャンスを逃すかもね。」

「どうして?」と理由を問う侍にとっつーは「君たちはせっかちだなぁ」と呆れる。

大光「ジャニーさん、YOUがそれ言う(ゆう)?」

矢花「デッドボール!!」

ここ、大光と矢花の日替わり(?)アドリブらしい。初日は…ややウケw

戸塚「すぐに分るよ。あの人が彼らの運命を変えることになるって。彼らは翌日、家を訪ねたんだ。」

 

第8場:デヴォーゾンの豪邸

THAT'S WHEN IT HAPPENS

NOTHING SACRED

下手サイドからえび4人が入ってくるとステージに2台のドラムセットが運ばれてくる。

橋本「ここで合ってるよな…昨日の人からもらった住所。」

塚田「立派な豪邸だな~。」

「やっぱり騙されてるんだ。帰ろう」と話していると「君たちー!」と4人に声をかけるとっつー。

昨日スタジオに行った時にはもう4人がいなかった。と言うとっつーに「何でいるの?」と郁人が聞く。

戸塚「なんだよ~。いちゃいけないのかよ~。ほら入って入って!」

 

自分の家かの様にとっつーが4人を屋敷に入れると、上手から「また会えたね」とあいさつするアツヒロ。

戸塚「ハロー!バリー。電話の節はどうも。」

佐藤「こうして会うのは久しぶりだね。」

塚田「あの怪しい人が知り合いなの!?」

「自己紹介が遅れていたね」と自分がバリーデヴォーゾンであることを4人に明かすとっつー。

橋本「バリー・デヴォーゾンってジャニーさんが言ってた悲しき雨音を作った名プロデューサー?」

昨日のスタジオで「悲しき雨音」を歌わせた理由を知った4人。

佐藤「即興であそこまで聴かせてくれるなんて驚いたよ。」

バリー・デヴォーゾンに「実は日本でも歌ったことがあったんです」と謝る塚ちゃん。

 

バリー・デヴォーゾンは昨日の4人がエンターテイナーとして最高だったから屋敷に招待した。

佐藤「君たちにぴったりな曲があるんだ。」

執事役のJr.SPが4人に楽譜を渡しバリー・デヴォーゾンが用意した曲に合わせて歌う4人。

「緊張せず、普段通りやればいいから」と4人に声を掛けたとっつーは「侍!」と侍を呼ぶ。

戸塚「君たちも楽器があるからやっちゃいなよ!」

塚田「ねぇねぇ、誰と話してるの?」

侍が楽器をセッティングすると「君たちの仲間と話していたんだよ」と答えるとっつー。

 

1曲目は「THAT'S WHEN IT HAPPENS」

大光が上手でドラムを叩き、アツヒロが歌う。2コーラス目からははっしーも歌う。

この曲では本高くんがピアノ、琳寧はアコギを弾いていたような?Jr.SPはダンス。

次の「NOTHING SACRED」は2台のドラムセットが少しセンター寄りになり郁人が下手のドラムを演奏。

その中央に侍。矢花がベースで嶺亜・今野がエレキ、琳寧はサックスにチェンジ。

 

1コーラス終わると塚ちゃんが側転してえび4人と侍のVSコーナー的な。

郁人と大光はドラム対決、五関くんと矢花はダンスVSベース対決。

塚ちゃんと琳寧はもちろんアクロバット対決で二人同時に手乗り宙も!(塚ちゃんの補助は蓮音)

はっしーはセンターで歌い、両隣で嶺亜・今野がギターをかき鳴らし本高くんがピアノって感じかな?

バリー・デヴォーゾンは「やはり君たちは最高のエンターテイナーだ」と絶賛。

これから定期的にリハーサルしようと言うバリー・デヴォーゾンの依頼を快諾。

そして「アソシエイションというバンドのリハーサルに行くから」とバリー・デヴォーゾンがはける。

 

再び流れてきた「召使い JAZZ」をバックに「やっぱりアメリカに来てよかった!」と興奮する4人。

塚田「歌と英語頑張らなくちゃ!」

河合「だから言ったでしょ?絶対に怪しくないって。」

塚田「一番怪しがってたくせに。」

「ウキャキャw」と笑う郁人に「てめーだよw」と五関くんがツッコミ入れながら4人は下手へはける。

ひとり上手に残ったとっつー。

戸塚「バリーとの出会い、繰り返すリハーサル、積み重ねていく時間の中で運命は動こうとしていた。」

 

第9場アメリカでの暮らし

君の瞳に恋してる

最初に「Every Where」のイントロのみ。あの曲好きだから嬉しかったのに~。

でも「君の瞳に恋してる」も大好きなのでそれはそれでいいかなw

少年忍者たちに英語で話し掛けられ「子供なのに英語話してる!」と驚く塚ちゃん。

河合「アメリカなんだから当たり前だろ!」

一緒に遊ぼう!と誘う少年忍者が「君の瞳に恋してる」を歌い始める。

 

後ろのスクリーンにはアメリカの町並みの映像。途中で下手からJr.SPと侍も登場。

Jr.SPはタキシード姿で手にはレインボーカラーのフラッグ。

琳寧が連続バク転したりJr.の見どころが続いたところでJr.SPがフラッグで隠した後ろからえびが登場。

一番おいしいところを歌うえびに少し笑ったwサビの途中で塚ちゃんがはっしーを下手袖に連れていく。

曲終りにえび3人とJr.たちでいえーい!とハイタッチしてると、塚橋がいないことに気付くとっつー。

戸塚「青井くんと真家くんは?」

五関「車で行ってくるって。」

そのうち帰ってくるよと呑気な郁人に「心配だから警察に行くよ」と言うとっつー。

 

そこへただいま~と青い車で戻って来た塚ちゃんとはっしーは「買い物に行ってた」とのんびり。

「荷物持って!」と3人にお願いするとなぜかトランク型に分割される車体w

五席「タイヤがトランクになった!」

車(トランク)を持ち「迷子になったけど買い物楽しかったね!」「ね!」と塚ちゃんとはっしーはキャッキャ。

その様子を見て「楽しかったじゃないよ!遊びに来てるんじゃないんだよ!」と怒るとっつー。

 

怒ったまま下手にはけたとっつーはすぐに「バリーから来てくれって連絡があった!」と戻って来る。

河合「ああいうところあるよねぇ。怒ったと思ったらすぐ笑顔になる。」

ご機嫌が直ったとっつーはシート部分をランドセルみたいに背負ってはける。

河合「今のところ(客席に)一番ウケてるw」

4人がはけて最後にひとり残された五関くんは「まだ残ってるよ!」と車体の底部分を指さす。

「急ぐなら車に戻していった方が速くない?」とリアカーみたいに引きずって車体回収w
 

第10場:デヴォーゾンの豪邸

Never My Love

えびを呼び出したバリー・デヴォーゾンは「すごい曲が出来たんだ」と話し掛ける。

「君たちの為に作ったんだ。すぐにでも歌ってもらいたくて」と楽譜を渡すバリー・デヴォーゾン。

下手から戸塚・五関・塚田・橋本・河合・佐藤の並びで歌い始める4人。

 

戸塚「これは素晴らしい曲だ。」

塚田「なんていう曲なんですか?」

佐藤「Never My Love。捨てられると思ってる恋人に愛しているのは君だけだよ。って語るラブソング。」

橋本「僕、この曲好きです!穏やかな気持ちになる。レコーディングさせてください!」

バリー・デヴォーゾンに「もちろんだよ!」と返事をもらいアメリカでレコーディングが出来ることを喜ぶ4人。

「楽しみにしてるよ」とバリーがはけると「よっしゃー!レコーディングだ!」と郁人が叫ぶ。

塚田「アメリカに来てよかった!日本では叶えられないことが現実になる!」

橋本「夢と自由の国、アメリカか。」

 

ピアノの前にひとり残ったとっつーは「やっぱりジャニーズは最高だ」と独りごちる。

戸塚「どんどん夢が叶っていく。これはすごいことになるぞ。」

そこへ浩大が電報を持ってくる。スケジュール確認かと電報を開いたとっつーの「え?」で暗転。


第11場:レコーディング

Never My Love(オリジナル録音)

暗転したままネバマイが流れ、スクリーンにはレコーディングをしている若かりし日のあおい輝彦さんが。
紗幕が上がるとピンスポの下にはっしー(あおい輝彦)とアツヒロ(デヴォーゾン)
佐藤「輝彦。君の歌声は素晴らしい。英語の発音も完璧だ。
レコードが出来たらラジオ局をまわって売り込みに行かせよう!これから忙しくなるぞ!」

 

アツヒロが上手にはけて、下手からごっち・郁人・塚ちゃん、その後にとっつーが登場。
橋本「俺たち、アメリカでレコードを出すんだ!」
「全米デビューだな!夢じゃないんだな!」と喜ぶ4人と対照的に暗い顔をしているとっつー。

五関「どうしたの?もっと喜んでよ。」

河合「あ!まだ青井と真家のこと怒ってるんでしょ!?」

塚田「嬉しすぎて言葉が出ないんでしょ!」

そんな空気を打ち消すようにとっつーが「日本から電報が来た」と4人に伝える。


戸塚「スケジュールが決まっている。今すぐ日本に戻るよ。」

橋本「なんでもっと早く言わないの?全米デビューは?この半年間なんだったの?」

とっつーも掛け合ってみたけど日劇ウエスタンカーニバルやTV出演が決まってると。
今回は全米デビューを諦めよう。と言うとっつーに納得できない4人。

塚田「俺、嫌だよ。アメリカでデビューすんだよ!」

「俺たちをサポートするんじゃないのかよ!」ととっつーの両腕を掴む塚ちゃんを止める五関くん。


とっつーも挑戦したいけど、もし失敗したとして日本に帰ったとき待っている人がいる保証がない。

戸塚「僕にはそのリスクをとることが出来ない。」
五関「また戻って来れるんだよな?」
河合「ああ。絶対に!必ず…」

 

第12場:夢の終わり

I Remember

照明でステージを隠しセットをせり下げ。

「I Remember」イントロバックに下手でとっつーがいつものセリフ。

戸塚「ジャニーズの全米デビュー。大きな成功を一度は掴みながらも掌からこぼれ落ちた。
でも、これは失敗じゃない。この経験は彼らの心の中と後輩たちに受け継がれていくものだから。」

それがアメリカの旅からジャニーズが学んだこと。

 

歌い出しはピンスポの下に4人。郁人は座ってる状態から立ち上がって歌う。

サビ前にステージが明るくなり、ライトを浴びて歌うはっしーの後ろで3人がダンス。

アメリカの夜景映像バックに歌うサビは下手から五関・橋本・河合・塚田の並びでお馴染の手振り。
初演はデヴォーゾン家でのメドレーで歌っていた「I Remember」
夢半ばで帰国しなければならない葛藤がここで歌うことによってすごく分かりやすくなった。

 

第13場:羽田空港

Never My Love アカペラ Ver.

下手ピンスポ下で「1967年、ジャニーズは日本へ戻って来ました」と説明するとっつー。
戸塚「もう一度アメリカへ行くという想いを胸にしまい、日本での活動に専念することにしました。」

 

飛行機の飛行音と、空港ロビーの到着案内パネル下でジャニーズを待つ記者たち。

蓮音「こちらは羽田空港です。まもなくジャニーズの4人がアメリカ修行から帰ってきます。」

ジャニーズの渡米中、日本では歌謡曲のブームも多少変わったと続ける蓮音。

4人を囲む報道陣に郁人が「お土産があるんです」と話しかけレコーディングしたネバマイを流す。
しかし記者たちは「これ歌ってんのジャニーズか?」と反応が悪く、徐々に帰り始める。
帰ろうとする記者を止めると「いきなり海外の曲を聴かされても…」と想像してなかった答えが。
レコードを流したことを謝罪しアカペラでネバマイを歌うも、ひとりまたひとりといなくなる記者。
 

五関「俺たち、帰ってきたんだな…。」
河合「これでよかったのかな。」

橋本「記者の反応見たでしょ?先が思いやられる…。」

「4月にまたアメリカに帰れるよ!3ヵ月なんてすぐだよ!」という五関くんの言葉に再びやる気を出す4人。

塚田「待ってろよ!アメリカ!」

 

えび4人と入れ替えで上手から侍が登場し「なんで記者は帰っちゃったの?」ととっつーに質問。

戸塚「どう言えばいいのかな。理解出来なかったんだよ。」

アメリカでレコーディングなんてすごいことだけど「時代が追いついていなかった」と。

でも、少しでも先の未来を掴みながら進んでいくことが大切だからこれでいいと言うとっつー。

羽田空港で記者がどんどん帰って行くくだり、初演からいまいち意味が分からないまま数年。

今回、ジャニーさん役のとっつーの説明でやっと理解できてスッキリ。

 

そしていきなり「本高、大光、ハンバーガー食べる?」ととっつーが言い出すw

戸塚「みんな日劇ウエスタンカーニバルに行く?」

侍\行くーー!/


第14場:日劇ウエスタンカーニバルのステージ

なんとなく なんとなく

バン・バン・バン

太陽のあいつ

スパイダース役で「なんとなく なんとなく」を歌うのはベージュナポレオン姿のJr.SP。

後ろには青ナポレオン姿の少年忍者9人。Jr.SPの前をくるくる回って移動するのが可愛い。

「次は注目のバンドです!」と紹介された侍はバンドで「バン・バン・バン」

下手でキーボードを引く本高くん→上手でドラムを叩く大光の順番で前に集まって演奏も。

嶺亜「次はいま最も人気のジャニーズで太陽のあいつ。」

せりの上に例年と同じラメ入りピンクベロアジャケットで歌うえび4人。

 

楽屋に戻るとスパイダースに「半年もアメリカで遊んでちゃダメだよ」とからかわれ、否定するはっしー。

橋本「遊んでなんかいません。ちゃんと仕事して来ました。」

「アメリカで仕事?」と鼻で笑う和田くんたち。

はっしーは「ロサンゼルスでレコーディングしたんです」と「NOTHING SACRED」を聴かせる。

橋本「バリーデヴォーゾンという人に会ったんです。また春にアメリカに戻って全米デビューします。」

しかし曲が流れ始めてすぐに「本当に君たちの曲?」と疑う龍。

他にも英語でレコーディングした話を始めると「次の現場へ…」とスパイダースは出て行ってしまう。

 

記者の時と同じように予想していなかった反応に戸惑いながらも強がる塚ちゃんと郁人。

塚田「羨ましくて帰っちゃったのかな!」

河合「そうかもね。」

ふたりに向かって「そうじゃない。記者の人たちと一緒だよ」と吐き捨てる様に言うごっち。

日本では誰も認めてくれないこと、アメリカでの自由な生活、日本での仕事中心な生活。

塚田「日本では新しいことがひとつも学べない!こんな生活嫌だ。青井もそうだろ?」

橋本「…うん。」

河合「4月までの辛抱だから!アメリカでデビューしよう!そしたらきっとみんな認めてくれるから。」

 

第15場:あおいの葛藤(楽屋)

上手から登場したとっつーが「しかし、4月になってもアメリカに再び行くことはありませんでした」

「Never My Love」のピアノver.が流れ、下手のはっしーのみにピンスポが当たる。

五関・河合・塚田は椅子に座り、上手のとっつーは姿が見えない位薄い照明。

 

アメリカで頑張ってきたのに、日本ではまた昔に逆戻りしてしまった4人。

悩むはっしーに「夢なんかじゃない。全て現実さ!」と話かけるあおい輝彦さんの声。

「日本じゃダメだ」と言うはっしーにあおいさんは「ジャニーズは君の宝物としてずっと心に生き続ける」

「君たちの蒔いた種は幼い。でも、確実に芽吹いているんだ。僕が言うんだ、間違いない」と語りかける。

 

ステージが明るくなるとはっしーが3人に「一度ゼロに戻そう」と解散を提案。

「同じことを考えていた」と言う郁人、「解散するのは嫌だ。もっと先に行きたい」と拒否するごっち。

橋本「飯野。俺だって先へ行きたいから解散するんだ。」

アメリカで色々なことを経験したことで何をやっても物足りない、満足出来ない現状になってしまった。

塚田「アメリカでは挑戦の連続だった。俺たちは夢を現実にした。」

この4人で出来ることは全てやり尽くしたと言う塚ちゃん。その結論が解散なら仕方がない。

河合「これは解散じゃない。俺たちが新しい道を切り拓くためにここで決着をつける。」

橋本「俺たちの手で俺たちの時代を終わらせるんだ。そしてまた新しい時代を作るんだ。」

郁人は「ジャニーズを守るための義務がある。未来のための解散」だと。

塚ちゃんが「またな。バイバイ!」と手を振り、奈落へ椅子ごと降りていく4人。

 

上手奥にいたとっつーがゆっくりとセンターへと歩く。

戸塚「君たちが築き上げたものは宝物だよ。僕にとっても、これからの若者にとっても。」

誰も開けたことのない扉を開けたジャニーズの4人に「楽しかった、ありがとう」と感謝するとっつー。

戸塚「君たちの手で終わらせるなら誰も文句は言えない。」

 

とっつーは両サイドから登場した侍に「どうだった?始まりの一歩は?」と聞く。

嶺亜「解散なんて悲しいしさみしいよ!」

解散は彼らの選択だから仕方がない。だけど、ジャニーズが築いた一歩は大きい。

戸塚「初めは小さな種でも、種を蒔いてくれたおかげで今の君たちがあるんだ。」

矢花「今の俺たち…。」

「次は君たちだよ。君たちが大きな花を咲かせなさい」とほほ笑むとっつー。

そのためにただでは折れない「7 MEN 侍」というグループ名をつけた。 

誰も踏みしめたことがない荒野に勇気を持って進むこと。それが「始まりの一歩」

嶺亜「見ていてよ。これからもずっと!」

戸塚「ああ。楽しみにしているよ。」

 

侍がはけてとっつーが上手に移動するとアツヒロが下手から登場。

「本当は寂しいくせに」と本心をつかれ、そんなことないと返すとっつー。

佐藤「あんたはいつもそうだ。若い子の気持ちを尊重して全部任せる。」

本当は人一倍やりたいと思ってるんじゃない?と言われてとっつーは「YOUだって同じでしょ」と笑う。

戸塚「彼らが考えた彼らのやりたいことじゃないとね。」

ずっとやってきた様に、これからも彼らと共に進むというとっつーはアツヒロに手伝ってよと頼む。

戸塚「若い子をサポートするのが生きがいだからね。たとえこの身体が無くなっても続ける。」

佐藤「あなたがそういうなら私も付き合わないとね。」

※追記※

2022年2月23日のラジオ「J'sソング三昧」でこのシーンは「アツヒロ=メリーさん」だと判明。

ジャニーさんとメリーさんが天国で会話している設定だって。

 

後ろの赤ドレープカーテンが開き「ねぇ!ふたりとも何してるの?」と声を掛けるはっしー。

橋本「リハーサル始まるよ!」

アメリカで修行してた当時の再現?舞台奥のバンドセット周りにいる4人にふたりが駆け寄り笑い合う。

この本編最後は4人の元に駆け寄るジャニーさんの2018年Ver.と一緒!やっぱりウルッとしたな~。

スクリーンには大きな光が煌めいたあとにすっと消える。

 

暗転するとあおい輝彦さんのナレーション。

(BGMはドリボで「鉛が入っていたのは確かなの?」とマダムがリカさんに聞くときに流れてるのと一緒)

カーラジオから流れるアソシエイションの「Never My Love」を聴いたとき不思議と嫉妬は無かった。

自分が歌ったメロディ、歌詞が全世界に受け入れられていると思うと熱いものが込み上げてきた、と。

 

「ジャニーズが蒔いた種は年月を掛けて宇宙から見ても識別可能なくらい大きな巨木になった」

確かに大きな巨木になったけど若干巨大化しすぎちゃったんじゃない?とこの言葉を聞くと毎回思う←

「そんな大木の最初の種になれたことを誇りに思う」と言うあおいさん。

そして最後の言葉は「Forever JOHNNY'S」

 

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過去のレポをコピペした部分もあるからすぐに書き終わるかと思ったけど、めっちゃ時間掛かった(^_^;)

後半はショータイムだから早く書き終わる、かな?後半へつづく。