ご訪問ありがとうございます飛び出すハート



まずは自己紹介↓


息子を出産してから心筋梗塞を起こしICUに入院しているところまでを振り返って書いています。


息子が産まれたときのことはこちら↓



心筋梗塞を起こしたときのことはこちら↓




ICUに運ばれてからのことはこちらから↓




ICUでは

自分のもですが、

周りの他の患者さんの

心電図のピッピッピッという音や

点滴や酸素濃度計のピンコンピンコンというエラー音

定期的に自動で測られる血圧計のプシューという音など様々な音が聞こえます。


重篤な患者ばかりなので

もちろんみんなカーテンは開けっぱなし。


常に看護師さんや医師がパタパタと歩く音が聞こえてあまり熟睡はできません。


足の付け根から心臓にバルーンの管が入っているので絶対に足は動かさないように言われていますが、

長時間同じ姿勢で寝ているので腰が痛い!!


枕を挟んでもらったり姿勢を変えてもらったりするのですがものの数十分でまたまた腰痛い💦


ナースコールは手の横に置いてくれてるのですぐ押せるのですが、それでもちょっと遠慮しちゃってだいぶ我慢してから押してました。


なので我慢してる間ももじもじとかかとの位置を変えたり試みるのですが、すぐに


ピンコン!ピンコン!

のエラー音💦


足につけてる酸素濃度計もずっと同じ足の指につけてるとそこが痛くなってきてもじもじ反対の足の指で少しずらそうとすると


ピンコン!ピンコン!


何度か繰り返すと


「心臓に管通ってるから絶対に足動かさないでね!ムカムカ


とやさしく怒られました汗うさぎ






しばらくして

うつらうつらと眠り


夢を見ました。


内容はあまり覚えてないのですが、

普通に外を歩いてて、「ご飯何食べる?」

というようなたわいもない夢。



「はっハッ



と起きると

ベッドの上で管だらけ。



病院の天井が見えて

自分のいる所がICUだったと気づいたときは

本当に絶望しました。


夢の中ではふつうに歩いて会話して。


夢と現実があんなに違ったのははじめてでした。







次の日。

本来なら産院からの退院予定の日でした。



13:00の面会に夫が来てくれました。



産院の退院予定だったので赤ちゃんも退院しなければならないのですが、事情が事情なので特別にもう一日入院させてくれることになったそうです。



明日赤ちゃんの退院。

赤ちゃんをどうするか考えなくてはいけません。


わたしは何もすることができず、


夫や両親やわたしの2人の妹が

チームとなって色々相談してる、

と夫から聞きました。



赤ちゃんに会いたい!


ほんとだったら真っ白のセレモニードレスを

赤ちゃんに着せて、

産院が撮影してくれる

退院写真を

夫とわたしと赤ちゃんと3人で撮って


買ったばかりの新品のチャイルドシートに

乗せて一緒に帰るはずだったのに!


どうして!どうして!


酸素マスクをしていてあまり喋れないので

夫の話すことに

うん、うん、

と小さく頷きながら、

そんなことを考えていました。




夫はその日、

3回ある面会時間の3回とも

来てくれました。



15:00の面会には

両親と上の妹が来てくれました。


妹は管だらけで酸素マスクで寝たきりのわたしの姿に少しびっくりしていましたが、


「おねえちゃんがんばったね。大丈夫だからね!」

と言って手を握ってくれました。 



みんなで話し合った結果

赤ちゃんは

下の妹の家で預かってもらうことになったそうです。

下の妹の家は子供が3人いて、

1番下の子がもうすぐ1歳というときだったので、

まだベビーベッドなど赤ちゃんをお世話する環境が整っていたし、

妹の子供たちが赤ちゃんを預かることに前向きでいてくれたみたいで決まりました。


最初は母が連れて帰ってお世話する、と言っていたそうなのですが、

妹の家の方が

わたしの入院している大学病院に近いので

夫が

わたしのお見舞いに来るのに合わせて

赤ちゃんに会いに行きやすいという理由も

あったようです。




医師からは

数日内に

心臓に入っているバルーンを抜く処置を

行う予定と説明がありました。


夫には

バルーンを抜いたときに

どうなるかまだわからない、

危険な状態なのに変わりはない、

管を抜いた足の付け根から出血するので、

止血する為に数時間足の付け根に重しを乗せて圧迫を続ける必要がある、

と説明があり

わたしは夫伝いにそれを聞きました。



〉〉〉〉〉つづく


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