重要事項説明の話は宅建試験の頂点に位置する知識であります。
宅建士の試験はこの重要事項説明が出来る能力があるかどうかを試している試験と言っても良いのです。
重要事項の説明内容をしっかり理解するには権利関係・宅建業法・法令上の制限税その他で勉強する内容を
ある程度は理解していないとただの丸暗記となり非常に効率が悪くなります。
いきなり、暗記はさけて言葉の意味や趣旨をまずは理解しましょう。
重要事項説明とは?
不動産を買おうとしている人、借りようとしている人は、その不動産について商品を理解しないと
買った土地にカラオケボックスをやるための建物を建てるつもりがカラオケボックスが出来ない場所もあるので
損害を被る可能性があります。
不動産は法律か絡む商品なので法律をしっている宅地建物取引士の説明が必要なのです。
そこで、宅建業法では、契約成立の前に、宅地建物取引士が、重要事項を説明しなければなりません。
ポイントは
〇説明するのは宅地建物取引士でなくてはいけない
ただし、専任の宅建士でなくても良い
〇契約成立前に行う必要がある
〇場所はどこでもよい
〇重要事項の説明をする際は宅建士証の提示が必要
〇相手が宅建業者の時は重要事項の説明書面の交付必要ですが、宅建士の説明は不要
→プロですからわかりやすく説明する必要はないですが、説明書は渡すということです。
ITによる重要事項の説明
重要事項説明について、IT(テレビ会議等やインターネット)を使って売買も貸借も重要事項説明が行なえます。
〇文字が映像で読め音声が聞き取ることができ、双方向で話すことができる環境
〇重要事項説明書などを説明の相手方に事前に送付して、重要事項説明等を確認しながら説明を受けることができる
〇映像や音声が聞き取れることを、宅建士が開始前に確認
〇宅建士証を提示し、画面上できちんと確認できる
重要事項の説明内容
何を説明して何は説明しなくても良い
ここが一番大変な知識のはずです。
ここは覚えるとしても
皆様の慣れたテキストにて覚える方が良いです。
試験ですから暗記は必要です。
ただやみくもに覚えるのではなく
買う借りる立場になって必要かどうかを考えるようにしてみましょう。
たとえば
宅地建物取引業者がマンションの一室の貸借の媒介を行う場合、建築基準法に規定する容積率及び建蔽率に関する制限があるときは、その制限内容を説明しなければならない。
という過去問があります。
区分所有建物の貸借の媒介において、、、とあれば
マンションの1室を借りる立場で考えてみて下さい。
建ってるマンションを借りる人に
建物を建てる時の大きさの説明が必要かどうかです。
答えは× 借りる人に説明はいらないです。
建蔽率や容積率というものが何を規制しているのかわかれば覚えなくても判断できるようになる可能性が
高いです。
試験全般に言えますが暗記から逃げてはいけないですが、むやみに暗記は効率が悪いというのは意識した方が良いです。
復習の際は問題を見て、考えて
重要事項の説明が必要だと思ったのに答えは不要だった
不要だと思ったら必要だったと御自身の感覚と違っていたら講義をもう一度その部分見てみて下さい。
そこで理解できればよし、講義で触れてない部分であれば理由を考えてみて下さい。
納得いかない、理由もわからないとなったら気合で覚えるという感じでいくと
ちゃんと実力ついて行けば暗記する量は格段と減るはずです。
頑張ってください!
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