#みくり24 人懐っこさの魅力に圧倒的歌唱力 伝説の高園なぎささんを見た | 君が好き

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#みくり24 今年から生誕委員をさせてもらったので会場の清川キャバーンビートには12時ごろに到着しました。開場が13時半、開演が14時で、演者さんよりも早く会場に着いていました。
Re:fiveの生誕委員から借りたスタンドを土台に、風船の飾りつけをしていたところ、初めに姿を見せられたのが高園なぎささんでした。
実はこの日のゲストに高園なぎささんが発表された時点で、口々にヲタク同士で「なぎりん、見るの、久しぶりだね」と話していました。ぼくが見るのも去年の10月の大町の自動車学校以来でした。その前はとなると、コロナ前になってしまい、いつなのかも思い出せないほどです。

それが伝わっていたわけではないのでしょうが、高園さんは、ぼくらの顔を見るなり「お久しぶり」と声をかけて中に入って行かれました。
アイドル時代、圧倒的な歌唱力とともに、その人懐っこさから、九州のアイドルシーンに様々な伝説を残した高園なぎささん。
どうしても記憶の上ではその伝説のステージやそこで見せたアイドル離れした歌唱力しか残っていません。それがこんなにフランクに話しかけていただくと、改めてこんな人懐っこさも魅力だったんだなと思いだしました。
さらに驚いたのは、少し時間が経ってから、また高園さんが、準備をしているぼくらの前に見えられたのです。
そして言われたのが「なにか手伝いましょうか」。
恐れ多いと思いながらも、風船を何個も膨らませてもらいました。
途中で会場に入られるみなみぶちょーがその姿を見て「誰かと思ったらなぎりんだった」と苦笑されていたほどでした。
高園なぎささんがアイドル時代に残した伝説。
その中にはもちろん抜群の歌唱力、恵まれたヴィジュアル等アイドルらしい要素もたくさんあったでしょうが、この飾らないお人柄と人懐っこさも大きかったんだなと感じた一コマでした。

久しぶりに聴く高園なぎささんの歌は圧巻でした。
藤崎みくりさんの生誕祭ということで、どの曲にもみくりさんへのメッセージが込められていて、それを見事に歌い上げる姿はまさに「すごいですねー」の世界でした。
たまたま最前列でぼくは見ていました。
非常に距離が近く、椅子に座って聴き惚れていました。
そのとき思い出したのは、高園さんが伝説を作る前夜、2014年ごろのステージマロやフロンティア、夢楽人といった佐賀でのステージでした。
伝説では佐賀市民会館で1800人を集めたこともある高園さんのグループだけど、2013年~2014年頃は10人もお客さんがいないようなライブもありました。
そんなとき高園さんたちは、ライブが始まるまで会場の入口で呼び込みを行い、30人も入れば満杯になるようなフロアに数人しかいない中でも、手を抜かず見事な歌唱力を見せつけてくれていました。
それをぼくらは、お客さんも少ないということで、いつも至近距離で見せてもらっていました。信じられないほどの幸せでした。
たまたま昨日は最前列にいたので、その幸せな記憶がよみがえりました。
足音も聞こえる距離で、高園さんの至極の歌声。
それはかつての高園さんを思い出させる懐かしさに、結婚出産と女性としての生き方も進まれ、歌にも深みが出て、アイドル時代よりもさらに迫力も増してました。夢のような時間でした。
甘いのにペーソスを感じさせるせつない声にたしかな実力、息をのんで聴き込んでしまうすごい歌でした。

グループ時代にアイドルを卒業し、ひとりのアーティストとして、そしてひとりの母親として、これからもその存在感に触れていたいと感じました。
アイドルとしては卒業されましたが、伝説はまだ終わっていないようです。