久しぶりに昨日は定期のもくむつライブに顔を出した。
数年前に、もくむつの女王・園田有由美さんからマスターを引き継いだひぜんりささん。
正直に言うとぼくは、園田さんのいないもくむつライブに行ったのも多分、初めてだったと思う。
ひぜんりささんが作り上げている「もくむつライブ」はどんな感じなのだろうと楽しみだった。
到着したのは18時半を少し回ったぐらいで、656広場ではゲストのCutiVのステージが盛り上がっていた。
親しみやすいコールレスポンスが楽しい楽曲で盛り上がるフロア。伝統ある事務所のグループが作り出したアイドルの安定感はさすがで、656広場はひとつになって盛り上がっていた。
ぼくはこのグループを初めて見たのはベイサイドだったけど、そのあとは656広場でばかり見ている気がする。
なんでも今週の日曜日(5月31日)はモラージュ佐賀でライブもやるらしく、ライブ後にひぜんりささんから「もう佐賀のアイドルみたいなもの」と言われていたが、がっちり佐賀のファンの心をもくむつでつかんでるなと感心した。
CutiVのあとに登場したのがNYDS。
こちらは、熊本が主現場のぼくはさすがに熊本で見ることが多いのだけど、もくむつにも毎月のように出演しているためにおなじみにもなっていて、「タテヨコミギナナメ」では飛び入りのようにサガンプロのりゅらちーさんとちゃださんがステージに上がったかと思えば、ひぜんりささんまで上がって踊っていた。
また誰得なのかわからないけれど、ツヤンツヤンと香月雅也、更には中島代表の三人でコラボしてる曲があった。
歌を聴かせたい、ダンスも見せたい、でも一番は、歌やダンスを通して、この時間を一緒に楽しみたい。
そのNYDSのスタイルが、出し惜しみすることなくゲストのステージにも参加するサガンプロとも相性がいいなと感じた。
そして最後はひぜんりささん。
最近はMCなしのノンストップのライブなどもやっていると聴くが、この日は適度にMCを挟んでのステージだったが、ラストの二曲は一曲はりゅらちーさんと、もう一曲はちゃださんとコラボだった。
18時15分というなかなか仕事をしているとハードルの高い時間での、りゅらちーさんとちゃださんのOAのステージにこの日間に合わなかったぼくは、それを残念に思っていたけれど、そのりゅらちーさんとちゃださんを、ひぜんさんとコラボすることで見せてくれて、最近ちゃださんに夢中なぼくは楽しかった。
ということで久しぶりのもくむつライブだったのだけど、ひぜんりささんの作り上げているもくむつライブと、それまで園田有由美さんが作っていたもくむつライブのぼくが感じた大きな違いは、アイドルのいる日常なのか、アイドルの非日常感なのかというところかなと感じた。
園田有由美さんは平凡な日常を忘れさせてくれるような非日常を見せてくれるスタイルだとぼくは思う。平凡な日常を忘れさせてくれるように、卓越した歌唱力でファンを興奮させ、非日常感で酔わせてくれる。園田さんももくむつではステージから下りて歌うことは多いが、それはその非日常の興奮をさらに高めるためにステージから下りているように見える。
それに対して、ひぜんりささんのもくむつライブは、「アイドルのいる日常」をこの場所から作り上げているように感じた。
会場周辺を歩いている一般の人も気さくに呼び込むひぜんさんのもくむつライブは、ひぜんさんがステージから下りて歌うときも、園田さんの頃のように熱狂的なファンの興奮を高めるよりも、この場にいるひとりひとりの日常にアイドルが入り込むことで、その人の日常を豊かになることを願っているようなスタイルなのである。
共演アイドルとのコラボも惜しみなくやるのもその一環で、たとえ自分たちではなくても、出演したアイドルの一組でもファンになってくれることで、アイドルのある日常を楽しむ人が増えてほしいという気持ちが見えるのだ。
もちろん、このスタイルの違いは、お二人の性格というよりも、時代の流れというものも大きいとは思う。
かつてはNHK連続テレビ小説の「あまちゃん」で起こったご当地アイドルブームで、そのご当地アイドルの佐賀県代表にも選ばれたことのある園田さんは、名実ともに佐賀のアイドルシーンの先頭に立っていて、集まった熱心なファンは、毎回毎回、高まるステージを待っていた。アーティストとしてチャレンジする園田さんにファンはついてきていたのだ。
それに対して、もちろん、素晴らしい楽曲も多く、アーティストとしてチャレンジするひぜんさんについていっているファンの人もたくさんいるだろうが、ひぜんりささんはそれに加えて、ファンじゃない人にも積極的に距離を縮め、アイドルに興味がない人にも、アイドルを見ることが楽しいことを伝えようとしている。
その気持ちがひぜんりささんからは感じられるのだ。
そしてその気持ちは共演のアイドルグループにも伝わっているのだろう。
だからこそ、CutiVやNYDSみたいにグループとしてももくむつに出演したい、常連になりたいというグループが増えているのかもと感じた。
アイドルが日常にちょっと混じるだけで、生活が楽しくなる。
そのメッセージを毎週、ひぜんりささんはもくむつで伝えているんだろうとぼくは感じている。




