君が好き

君が好き

アイドルの話でもしようず。

去年はお盆の最終日に656広場で開催された熊本アイドル合同ツアーの佐賀編。
今年は去年とは違い、6月末に、会場もガイルス、熊本アイドルも4グループ、しかも準備運動からの二部制とパワーアップされて開催された。
更に今年は佐賀がツアー初日。
去年の合同ツアーでは、ファンの大多数はいつも熊本でも見かける熊本勢でも、会場が違うだけでライブの空気が違うのを強く感じた。
どのグループもこのツアー用に仕上げていて、いつもの熊本とは違う特別なステージを、九州各地でこのツアーで熊本のグループは作り上げていたように感じた。
今年のツアーでも熊本アイドルグループのその試みはたしかに見えた。
主催のSunny Honeyは新曲を披露して一部も二部もトリを務めていた。
熊本Flavorは全メンバーが研修生も含めて全曲参加するステージで、セットリストもキラーチューンの「コイマチ」をはじめ、「Alice」「Love∞無限大」、そしてかなり久しぶりに「ロストジェネレーション」をやって会場を一体にしていた。
Re:fiveも昨年の佐賀ツアーでもやった「ツインテール似合ってる?」に「Shin on me」と新しい魅力を見せ、今年から主催側に回った煌~KIRA~は、去年とは違いオープニングアクトがない構成のライブの早めの時間からステージを盛り上げてくれていた。
そういう意味では、去年のツアーと変わらない熱量で熊本アイドルは熱く盛り上げていたとは思う。

ただ、熊本のアイドルのファンのひとりとして感じてたのは、去年よりも熊本アイドルの熱量の印象が強く残らず、むしろキャリアの違いもあるがゲスト出演した園田有由美さんとひぜんりささんとの圧倒的な実力差と、福岡アイドルCutiVの理屈抜きでわかりやすい盛り上げ方という、ゲストに熊本にはない良さを見せつけられたライブになったように感じた。
これには理由があって、たしかにゲストにはない良さが熊本4グループにもあって、それをゲストのステージを見に来られたファンの方に見せることはできていた部分もあったにしても、一番の理由はここ数か月、遠征やグループの周年やメンバーの生誕などの特別なステージが熊本4グループにはあまりにも多すぎて、改めてツアーなどでメンバーが気合を入れて臨んでも、ちょっとやそっとじゃ感動できないほど熊本のオタクの目が肥えてしまったのが原因なのかなとは感じた。
サッカーの日本代表チームが、28年前ならばワールドカップのアジア予選で出場権を手にしただけで日本中がひっくり返るような大騒ぎになっていたのに、現在ではアジア予選を勝ち抜いてもそこまで喜ばなくなっているのと同じぜいたくな悩みである。

それに引き換え、これまで熊本アイドル主催の周年イベントや生誕祭で出演しては、主役のグループやアイドルを盛り上げようとしていた園田有由美さんやひぜんりささんは、この日の佐賀ツアーでは明らかに自分たちの力を見せつける特別なステージを行った。
去年の佐賀ツアーでは「熊本のオタク最高!」と熊本の沸き文化に敬意を表していたのが印象的だった園田有由美さんは、今年はしっとりと「越えてゆけ」を歌い上げ、これまで佐賀で熱心に応援しているファンまで泣かせるステージを見せていた。佐賀でいつも見ているファンまで感動するパフォーマンスなので、当然熊本のオタクは圧倒された。
熊本ではメドレーでやっていた「かぐや」「くりてぃかる」のひぜんりさワールドの曲をフルで歌い上げていたひぜんりささんは、合間に「セカイのシンパシー」を挟み、幅広い世界観を見せつけていた。
そして圧巻はその園田有由美さんとひぜんりささんに売り出し中のサガンプロのちゃださんを加えた三人で、Re:fiveの「なんてんまんてん」をカバーしたことである。
園田有由美さんがPinkySkyに在籍していた頃、それこそPinkySky初の主催アイドルイベント「ピンスカコラボ祭り」からやっている、共演者の曲をカバーする得意技を、久しぶりに、それもぼくの大好きなRe:fiveの曲で見せてくれた。ライブ後のXでひぜんりささんは「頑張ったけどさ、やっぱり本家だよね」とRe:fiveをリスペクトしたようなポストをしていたけれど、Re:fiveとは違う魅力、特にハーモニーや歌唱力などでその実力を見せつけてくれて、個人的にはこの佐賀ツアーでは一番フロアが熱くなった瞬間は、熊本の楽曲を佐賀のアイドルが歌って、熊本アイドルツアーin佐賀を盛り上げたこの場面だったのではないかとぼくは感じた。

翌週の福岡ツアーでも出演するCutiVもこのサガンプロに負けず劣らず、熊本アイドルのファンを魅了していた。
盛り上がれる王道アイドル的な楽曲に、その楽曲中のレスによってフロアとステージの距離を縮める技術で佐賀でもたくさんファンを作っている勢いのまま、熊本でもファンを増やしそうな力を見せつけていたのだ。実際「熊本でもCutiVいけるんじゃない」という声も聞こえていた。

昨年の熊本アイドル合同ツアーは、熊本のアイドルの勢いを、熱く盛り上がっている熊本のオタクと一緒に九州を回ろうというコンセプトだったように感じた。
ただ、去年と違い今年は、どのグループも去年よりも成長したからこその遠征や周年、生誕祭など特別なステージをこなす機会が増えたおかげで、ぜいたくな悩みではあるが、去年と同じ程度の特別感では、ファンは去年ほどの感動が感じられなくなっているのは事実である。
そのため、今年のツアーは、特別にゲストとして出演するアイドルのほうが、準備も気合いも上回り、また地元だから動員も多く、特別感のステージに慣れた熊本のアイドルやファンを圧倒する場面が増えそうな気がする。
ただし、それは間違いなく熊本4グループにはいいことであり、その刺激を前向きに受け止め、熊本で昇華させることで更なるグループの発展につながるのではないかと感じた。
特に出演順のあやもあるのだろうが、佐賀では上段の関係者エリアで、今回ホスト側としてツアー初出演の煌~KIRA~のメンバーが、他のグループのステージに熱心に視線を送っていたのが印象的だった。
まだまだ伸び盛りの若いメンバーの多い熊本アイドル4グループ。学ぶことはいっぱいある。
このツアーが終わったとき、その4グループが更なる成長をしているのも楽しみだし、ツアーでその過程を感じられるのも楽しみだ。

 


 

空豆かれん生誕祭2026、あの場面で背筋が凍り付いたのはぼくだけではないだろう。
広い会場でも、いつものように他のメンバーが座って、主役が真ん中で話す伝統的なRe:fiveの生誕セレモニー。

ただこの日は、冒頭から雲行きが怪しかった。
空豆かれんさんの生誕祭といえば、2023年から一貫して天海で開催されていた。
空豆さんもそのことは承知されていたようで「今年の生誕祭も去年と同じ場所でやるって決めていたんですけど……」というところから話が始まる。
なおこの日の会場は先々週に五周年ライブを行った場所と同じ天明ホール。

実はRe:fiveでは初のホールでの生誕祭だったのだ。
Re:fiveでは過去に橘かえでさんや柊わかばさんが卒業のときにホールを使っていたが、Re:fiveとしては初めてのホールでの生誕祭。
これはなにかあるのではないか、と邪推するのがオタクというものである。

ステージでは「高三になると想像以上に大変なことも多い」と空豆さんは私生活の厳しさを語られている。嫌な予感しかしない。

そこから「今年は受験生じゃん、一応。だけどわたしはRe:fiveにずっといたい……」とまで話したところで、空豆さんが声を詰まらせたのだ。
ぼくは背筋が凍った。
Re:five初のホールでの生誕祭というフラグ。
受験生の厳しさを語る。
そして声を詰まらせて「Re:fiveにずっといたい……」。
そのあとは声のトーンを戻して、「想像以上にアイドルが大好きだったんですよ。みんなにハッピーハッピーって(Xに)投稿したら、自分にも言い聞かせているところがあって、自分もハッピーハッピーになれるかなと思っている」などといい話が続いていた。
それを聞きながらぼくは身構えていた。
たぶん、受験を前に活動休止されるのだろう。
まあ、それはしかたない。春まで休止しても、進路が決まったらその後続けてくれるならばありがたい。
それでも寂しいがそれが空豆さんの人生だから仕方ない。
しかし、もしかしたら……と悪い方向にばかり考えが進んでいた。
そして改めて考える。
いま、空豆かれんが抜けるとRe:fiveはどうなるんだと。
昨年の大みそかにスタートした三人体制は、少なくともファンの数で言ったら、これまでのRe:fiveでいちばん多い状態になっている。
それはもちろんこれまでOGが培ってきた財産もあるのだろうが、それ以上の今の三人のメンバーがたくさんの人に愛されやすいからなのだ。
東雲ういさん、白鳥ひなさんももちろん素敵なアイドルだ。
だけどこの二人を支えるには、またかわいい以外の要素をグループから生み出すには、空豆かれんは必要不可欠なのは間違いない。
だからもしもそんなことになったらとハラハラしながらぼくは、ステージ上で生誕ドレスに着飾り、花束を持った空豆かれんさんを見ていた。
しかし、そんな話はまったくなく「まだまだたくさんたくさん、挑戦して、Re:fiveも熊本(アイドル)も大きくしたい」とめちゃくちゃ前向きな話をしていた。

つまり、ここでぼくの予測はまったくの邪推だったのである。どうも、空豆さんはこれからもRe:fiveにいてくれるみたいなのだ。
そして「これからも笑顔を忘れずに、どんなときも笑顔でいられますか?」とファンに問いかける。

空豆かれんさんはぼくはファンに対して優しいアイドルだと感じている。

アイドルというのは普通は見てもらうのが仕事だ。そして見てもらうときに笑顔になってもらうために自分を磨く。それが普通だが、空豆さんはファンに向かって「笑顔になってほしい」「元気になってほしい」と口に出すのだ。

その優しさをこんな形で見せてくれてさすがだなと思わせたところで、生誕のあいさつは終わった。
こっちとしては一度不安になった空豆かれんさんが、まだまだRe:fiveに居続けてくれるとわかっただけでうれしかった。

てなわけでまったく空豆さんに悪気はなかったのかもしれないが、一杯食わされた感が強かった空豆かれん生誕祭2026。
本当にオタクが病的に邪推する生き物だとご存じなく、思いのまま空豆さんは語ってくれたのだろうが、結果的には空豆かれんさんのRe:fiveに与えている影響を改めて考えさせてくれて、まあ生誕祭としてはよかったとぼくは思った。
さて、ライブステージのタイムテーブルはまず20分間、たっぷりRe:fiveがやって、そのあと、煌~KIRA~、熊本Flavor、SunnyHoneyのいわゆる熊本4グループのゲストのステージがあって、そのあとに生誕セレモニーでまたRe:fiveが登場というスケジュールだった。

最初のステージのRe:fiveは、衣装を空豆さんが「いつかは着たい」と言われていて、今年復活した初期衣装だった。実は生誕委員が準備した生誕Tシャツもこの衣装にしているほど、今年の空豆さん界隈には印象深い衣装だ。
その衣装にぴったりな「君とRestart」からスタートしたものの、二曲目が「ラクガキアクセル」、そこから「オトナと僕の。」というちょっぴり変わったセットリストだった。
「ラクガキアクセル」で柊わかばさんから引き継いだオチサビを見事に歌い上げていたから、もしかしたら「オトナと僕の。」のソロダンスは空豆さんかなと期待したものの、そこは通常通り東雲さんが躍るものの、フロアの口上は空豆さんVerで、東雲さんが空豆生誕委員に「ありがとう」とアイコンタクトしてたのが印象的でした。
20分枠にしては五曲(いつもは四曲が多い)と曲が多かったこのステージは、空豆さんらしく、自分を見てほしいというよりも、いま一番自信のあるRe:fiveを見てほしいというメッセージをぼくは感じた。
そのため、最後の曲「Avalon」でまだまだ最初のステージながら燃え尽きるようにRe:fiveの三人がやり切っているのが、気持ちよかった。

そこからゲストのステージを挟み、ソロで生誕ドレスに着替えた空豆かれんさんが登場してソロ曲を歌うところで生誕セレモニーが始まった。
ソロ曲の後に、生誕委員、各グループとプレゼントを渡して、そこから最初に書いた空豆かれんさんの生誕のスピーチが始まる。
結論としては、とりあえず目の前すぐの活動休止はなく、両立しながらアイドルを続けてくれる空豆さんに感謝しかないが、それとともにやっぱりいまのRe:fiveにおける空豆かれんさんの重要性というのは大きいなと改めて感じた。
そんな気分で見ていたから、そこからのステージは最高だった。
花束を置きに袖にハケた空豆さんがタオルをメンバーに配り、「ダンデライオン」のイントロが流れる。
ライブの最後の曲で演じられることが多いこの曲だから、ここでいったんライブが終わるのかなと思ったら、「ダンデライオン」のあとに「まだまだ続きます」と三人になって初めてやるカバー曲が披露される。そのへんの進行を空豆さんがうまく進めていた。

カバー曲を楽しんで、そこから最後にやった新曲の「Shine on me」も、空豆さんの「ラストの曲を楽しんでいきましょう」の曲振りで進んだ。
まだまだ聴く機会が少ない「Shine on me」は、切なく入りながらも少しずつ明るくなりドミナントモーションで心地よい安らぎに戻っているサビと、話題の白鳥ひなさんが一歩ずつ壁を乗り越える決意を叫ぶラップが印象的なこの曲は、王道的な楽曲でありながら、たとえばオチサビがなかったりとアイドルの定番楽曲とはちょっと違う面白い曲だから、ここで新たなRe:fiveのスタイルが見つけられたらとぼくは思っている。

周年ライブでは下りなかった緞帳が下りて、ライブは強制終了。緞帳が下りるときに名残惜しそうにしゃがんで客席を最後まで見るRe:fiveのスタイルが好きだなと思っていたら、生誕委員による熱いアンコールが始まった。
アンコールを受けて、緞帳が上がるとステージには4グループ全員の姿が。
そして出演アイドル全員の「朝からカツカレー」が空豆さんの「今日は本当に本当にありがとうございました」という声から始まる。
歌割も4グループのアイドルに分けられていたが、この歌割も空豆さんが考えたとのこと。
そしてオチサビは久しぶりに空豆かれんさん。
いつもはグループを影ながら支えている印象が強い空豆さん。
しかし、すらりとしたスタイルに素晴らしい歌唱力は、熊本4グループを従えての真ん中でも歌っても輝く、力強い存在感を見せつけてくれた。

まさかの勘違いで休止するかもしれないと不安に勝手になってしまい、改めて、グループ内で必要不可欠なことを感じさせてくれた空豆かれんさん。
そのキャラクターは熊本4グループアイドルを従えてのオチサビでもひたすらに輝いて尊かった。
私生活も大変だと思うけど、やっぱりRe:fiveには空豆かれんさんがいてくれることでみんなが笑顔になれると改めて感じられた生誕祭だった。

 

 



 

Re:fiveができて一年目の話だ。

ちょうど東雲ういさんがデビューした直後の、2022年初夏のいまはなきRe:fiveシアター。
そこでのライブで、ぼくはカメラを持って、下手な写真をパシャパシャ撮っていたことがある。

 


MONECCO5の頃にはそんなことをしたことなかったので、他のオタクさんから「あれ、写真を撮るんだ」とぼくがカメラを持っていることが珍しく、声もかけられた。
なぜなら、MONECCO5の頃と違い、その日のライブをカメラに収める人が少なかったから、ライブの余韻に浸るのに物足りないのでぼくが下手なりに撮るしかなかったのだ。

同じ年の2022年の東雲ういさんの生誕祭。
たしか当時は楽曲中の動画はNGでMCのみ動画撮影可というレギュレーションだったと思うが、そのMCも必死に携帯でぼくは動画を撮影した。

 


他のメンバーの生誕祭のときも、2024年のういたんさいまでは、ぼくが携帯で下手な動画を撮影していた。
他に記録を残してくれる人がいなかったので、苦肉の策だった。

 

 


それが昨日のRefive 5周年ライブ。
ぼくはライブ中、1枚の写真を撮ることもなく、存分にライブを楽しめた。
なぜならぼくが下手な撮影をしなくても、ちゃんと動画や静止画に収めてくれる人が増えたからである。

 

 


そんな周年ライブの日の朝、9時半、ぼくは阿蘇くまもと空港にいた。

横浜と東京からRe:fiveを見に来るファンの人にお会いするためである。
残念ながら5周年を迎えた現在でもRe:fiveは九州以外でライブを行ったことはないが、それでも関東からわざわざRe:fiveを見るために熊本にやってきてくださる方がいらっしゃる。
たしかに東京や大阪にも遠征の実績のあるMONECCO5に比べると、遠方のファンの方は少ないかもしれない。
それでも九州以外でライブをやったことがないのに、九州以外にもファンがいるというのが、ぼくとしてはRe:fiveがこれまで積みあげてきた大切な結果のひとつだと感じている。

ライブの動画だって、以前はファン同士でお願いしたりして撮影していたのに、現在では、ライブの価値を感じてそれをいい形で残したいと撮影してアップロードしてくださるファンがいる。

ライブをやれば、それこそ古参のオタクさんは「佐賀のガイルスはトムさんひとりしか沸く人がいなかった」などの武勇伝を持たざるを得ないほどアウエーの現場があったり、お客さんが少なすぎて遠慮しあって一部では最前の椅子が一列空いたので二部ではみんなで最前に座ったなんていう笑うに笑えない笑い話も以前はあったのだけど、いまでは少なくとも九州圏内ではRe:fiveを目当てに見に来たファンの方が最前付近に集まり、ライブも盛り上がっている。

そんなたくさんの暖かいファンに支えられるグループになったRe:fiveの5周年。
その5周年を祝おうといつも切磋琢磨している熊本のアイドル4グループ(Sunny Honey、熊本Flavor、煌~KIRA~、POTION)と大分からSPATIO、そして佐賀から園田有由美さんにひぜんりささんに加え、武者修行中のサガンプロの新人ちゃだちゃんとゲストもたくさん集まってくれた。
どのグループもRe:fiveへのお祝いの言葉を伝えてくれ、熊本Flavorは「This summer」、園田有由美さんは「なんてんまんてん」をカバーしてくれた。
ひぜんりささんがアドリブで歌詞に「Re:five」という単語をばんばん入れてくれたのも、ぼくはめちゃくちゃうれしかった。

Re:fiveのステージはまず10分間のウエルカムステージで、Re:fiveになってからのオリジナル曲、Re:fiveのデビュー曲「君とRestart」と「ツインテール似合ってる?」をやった。

待ちに待った5周年ライブということで、ファンのテンションも高く、応えるようにメンバーもスタートから盛り上げてくれた。

それから、ゲストのステージが続き、ゲストのトリを百戦錬磨の熊本も認める佐賀の歌姫・園田有由美さんが締める。

それからいよいよRefiveの本編のステージの開始になった。
いつのまにか定番化したファンがスキャットするSEでメンバーが登場しての一曲目が「キセキノサキヘ」。
一曲目からフルスロットルにファンはどよめく。
だがサプライズはその直後。
「キセキノサキヘ」が終わり、暗転したステージにOGの橘かえでさん、柊わかばさんが並ぶ。
現役時代さながらに橘かえでさんがイントロであおる「霖雨のファンアジア」。

ぼくらの大好きなRe:fiveをリーダーとして引っ張っていたこともある2人のOGの復活の姿にぼくは目頭が熱くなった。
フルスロットルの「キセキノサキヘ」にOG参加の「霖雨のファンアジア」。
現在のメンバーの全力と、これまでRe:fiveで活動し最後はリーダーとして卒業し、いまも見守り続けてくれているOGの復活。
興奮と感動がごっちゃまぜになっていた。
ただ、本当の見せ場はこのあとだったとぼくは思う。
この五年間で幸せを提供し、ファンを増やしていったRe:five。
「キセキノサキヘ」と「霖雨のファンアジア」は、そのいままでやってきた全力の姿と、以前にやってくれた伝説のメンバーの復活という、ここまでやってきた軌跡の振り返りだったと思う。
ここで、極端な話、この周年ライブで解散ならばこれで終わりでもいいだろう。
だけど、Re:fiveにはこれまでの五年間を礎にして、これからはもっと輝かなければならない。

そこでこれまでの軌跡に満足することなく、新しいチャレンジを見せてくれた。
「ダンデライオン」ではなんとメンバーがタオルを振りながら客席に下りてきたのだ。

Re:fiveとしては初めての試みで、このようなチャレンジをこの周年ライブで見せることが、輝かしい未来へ、これまでの5年間と同じようにコツコツ積み上げていく経験になるんだなとぼくは感じた。
そして新曲「Shine on me」の披露。
曲に入る前に「まだダンスは完ぺきに仕上がってないのですが」と東雲ういさんは言われていたが、これ以上まだ高いレベルをやるんだと思わせるぐらい、ダンスもよかったとぼくは思った。
そうやって今後のための経験を積んでからの、ラストは定番の「朝からカツカレー」だった。
そしてアンコールにもう一回「Shine on me」とOGを見せてくれるという、この日見たかったものをもう一度見せてくれた。
これまでOGメンバーから現役のメンバーまでこつこつと積み上げてくれた、ぼくの大好きなRe:five。

それはいまの三人のメンバーだけではなく、椿まりあさん、橘かえでさん、柊わかばさん、西園寺つきさん、さくらさん、ゆめはさん、さきさんが一生懸命築いてくれたものだ。

そのOGたちから引き継がれたもの、また一緒に積み上げていたものはもちろん、いまの三人のメンバーは大切にしてくれている。

でもそれだけに満足することなく、新たにチャレンジをする。

そしてチャレンジすることで、経験が新たに積み上げられ、更にRe:fiveは輝きを増すだろう。

周年ライブというお祝いの場でそのようなスタイルを見せてくれたことがぼくはうれしかった。
そしてやっぱりこれまでこつこつ積み上げてきた軌跡を振り返り、「Re:fiveが好きでよかった」と思えた5周年ライブだった。

 

 

久しぶりに昨日は定期のもくむつライブに顔を出した。
数年前に、もくむつの女王・園田有由美さんからマスターを引き継いだひぜんりささん。
正直に言うとぼくは、園田さんのいないもくむつライブに行ったのも多分、初めてだったと思う。
ひぜんりささんが作り上げている「もくむつライブ」はどんな感じなのだろうと楽しみだった。

到着したのは18時半を少し回ったぐらいで、656広場ではゲストのCutiVのステージが盛り上がっていた。
親しみやすいコールレスポンスが楽しい楽曲で盛り上がるフロア。伝統ある事務所のグループが作り出したアイドルの安定感はさすがで、656広場はひとつになって盛り上がっていた。
ぼくはこのグループを初めて見たのはベイサイドだったけど、そのあとは656広場でばかり見ている気がする。
なんでも今週の日曜日(5月31日)はモラージュ佐賀でライブもやるらしく、ライブ後にひぜんりささんから「もう佐賀のアイドルみたいなもの」と言われていたが、がっちり佐賀のファンの心をもくむつでつかんでるなと感心した。

CutiVのあとに登場したのがNYDS。
こちらは、熊本が主現場のぼくはさすがに熊本で見ることが多いのだけど、もくむつにも毎月のように出演しているためにおなじみにもなっていて、「タテヨコミギナナメ」では飛び入りのようにサガンプロのりゅらちーさんとちゃださんがステージに上がったかと思えば、ひぜんりささんまで上がって踊っていた。
また誰得なのかわからないけれど、ツヤンツヤンと香月雅也、更には中島代表の三人でコラボしてる曲があった。
歌を聴かせたい、ダンスも見せたい、でも一番は、歌やダンスを通して、この時間を一緒に楽しみたい。
そのNYDSのスタイルが、出し惜しみすることなくゲストのステージにも参加するサガンプロとも相性がいいなと感じた。

そして最後はひぜんりささん。
最近はMCなしのノンストップのライブなどもやっていると聴くが、この日は適度にMCを挟んでのステージだったが、ラストの二曲は一曲はりゅらちーさんと、もう一曲はちゃださんとコラボだった。
18時15分というなかなか仕事をしているとハードルの高い時間での、りゅらちーさんとちゃださんのOAのステージにこの日間に合わなかったぼくは、それを残念に思っていたけれど、そのりゅらちーさんとちゃださんを、ひぜんさんとコラボすることで見せてくれて、最近ちゃださんに夢中なぼくは楽しかった。


ということで久しぶりのもくむつライブだったのだけど、ひぜんりささんの作り上げているもくむつライブと、それまで園田有由美さんが作っていたもくむつライブのぼくが感じた大きな違いは、アイドルのいる日常なのか、アイドルの非日常感なのかというところかなと感じた。
園田有由美さんは平凡な日常を忘れさせてくれるような非日常を見せてくれるスタイルだとぼくは思う。平凡な日常を忘れさせてくれるように、卓越した歌唱力でファンを興奮させ、非日常感で酔わせてくれる。園田さんももくむつではステージから下りて歌うことは多いが、それはその非日常の興奮をさらに高めるためにステージから下りているように見える。
それに対して、ひぜんりささんのもくむつライブは、「アイドルのいる日常」をこの場所から作り上げているように感じた。
会場周辺を歩いている一般の人も気さくに呼び込むひぜんさんのもくむつライブは、ひぜんさんがステージから下りて歌うときも、園田さんの頃のように熱狂的なファンの興奮を高めるよりも、この場にいるひとりひとりの日常にアイドルが入り込むことで、その人の日常を豊かになることを願っているようなスタイルなのである。

共演アイドルとのコラボも惜しみなくやるのもその一環で、たとえ自分たちではなくても、出演したアイドルの一組でもファンになってくれることで、アイドルのある日常を楽しむ人が増えてほしいという気持ちが見えるのだ。

もちろん、このスタイルの違いは、お二人の性格というよりも、時代の流れというものも大きいとは思う。
かつてはNHK連続テレビ小説の「あまちゃん」で起こったご当地アイドルブームで、そのご当地アイドルの佐賀県代表にも選ばれたことのある園田さんは、名実ともに佐賀のアイドルシーンの先頭に立っていて、集まった熱心なファンは、毎回毎回、高まるステージを待っていた。アーティストとしてチャレンジする園田さんにファンはついてきていたのだ。
それに対して、もちろん、素晴らしい楽曲も多く、アーティストとしてチャレンジするひぜんさんについていっているファンの人もたくさんいるだろうが、ひぜんりささんはそれに加えて、ファンじゃない人にも積極的に距離を縮め、アイドルに興味がない人にも、アイドルを見ることが楽しいことを伝えようとしている。

その気持ちがひぜんりささんからは感じられるのだ。
そしてその気持ちは共演のアイドルグループにも伝わっているのだろう。
だからこそ、CutiVやNYDSみたいにグループとしてももくむつに出演したい、常連になりたいというグループが増えているのかもと感じた。

アイドルが日常にちょっと混じるだけで、生活が楽しくなる。

そのメッセージを毎週、ひぜんりささんはもくむつで伝えているんだろうとぼくは感じている。

 


 

2025年の6月29日に炭坑ガールズから独立する形でお披露目された「煌~KIRA~」。

当初は炭坑ガールズの空気を残しつつ活動しているユニットのような感じもしていたが、その三か月後には独り立ちする目途が立ったのだろう、十年以上の実績のある事務所から独立して新運営で活動するという賭けに出た。

それから半年以上の時間が流れた。

ぼくはこの半年間でいろいろ印象が変わったように思う。

まず、最初の数か月は「炭坑ガールズの良さを残しつつも、固定メンバーだからこそ、それぞれのメンバーが輝けるように試行錯誤している」印象だった。

正直に言うと、「煌~KIRA~」のプロジェクトが発表されたとき、ぼくが一番不安だったのはここだった。

いまも「煌~KIRA~」で活躍されているけれど、炭坑ガールズはリーダーでセンターで入口でもあるYUIさんが最も注目を集めるグループとして完成していた。歌を唄えばセンターポジションで輝き、ダンスは炭坑ガールズの見せ場であるアクロバットまでこなす、MCだって個人的には2022年の12月の天海でのクリスマスライブで、インフルエンザが流行ったかなんかで当時あった炭坑ガールズ、クィーンとキングがごちゃまぜで出演してたときのYUIさんのMCに「すげえ、スキルが高い人がいるんだなあ」と目を丸くした記憶もあった。

そのYUIさんが、話題作りでどこまで本気かネタだったのかはあれなのだが、Xで「煌~KIRA~」の結成直前にメンバーになるためのミッションにチャレンジしていた。

炭坑ガールズのリーダーであり中心的メンバーだったYUIさんが、「煌~KIRA~」のメンバーになるためのミッションにチャレンジする。

これがまずよくわからなかった。

いや、企画としてやりたいことはなんとなくわかるけど、ならばなぜYUIさんだけがこのチャレンジをしているのかがよくわからなかったのだ。

たとえば、新たに「煌~KIRA~」に加入するメンバー全員がチャレンジするならわかる。

それがYUIさんだけとは……。

このミッションにYUIさんだけが参加してることでもわかるように、結局は炭坑ガールズのときと同じようにYUIさんばかりが輝くグループになるのだろうか。

ぼくはそんな危惧を抱いていた。もちろんYUIさんは素晴らしいアイドルさんだと思うのだが、その素晴らしさに他のメンバーが負けるのならなんかグループとしては悲しいなとかいらんことを心配してしまっていたのだ。

だが、お披露目された「煌~KIRA~」は、それぞれのメンバーが輝けるようにフォーメーションが組まれていた。

炭坑ガールズの頃は、リーダーと副リーダーが主に歌い、スコップは持つけどマイクは持っていないいわゆる歌わないメンバーもいたけれど、「煌~KIRA~」は全員のメンバーがマイクを持ち、また曲によっては、この曲はしょうこのAメロから、この曲はことちゃんから、みたいにメンバーの見せ場も分散されていた。

おそらく炭坑ガールズよりもメンバーが固定できるので、そのようなそれぞれが輝く歌割りが作りやすかったのだろう。

そのまさにそれぞれのメンバーが輝けるようにチャレンジしている試行錯誤は素晴らしいなとぼくは思った。

そしてその素晴らしさの一因として、YUIさんという絶対的存在だったリーダーが、大切な椅子を他のメンバーにも譲ってくれて見守ってくれているのも大きいのだろうと感じた。

炭坑ガールズの頃には歌っているどころか、笑顔も硬い表情だったメンバーが、「煌~KIRA~」になったとたん、人を虜にするような笑顔を振りまいて、新しいファンを増やしているのも見かけるようになった。

そこからは新曲が出るたびに、まるでAKBのセンターを予想するように、この曲では一番輝くのは誰だろうと予想したり、また誰が目立つポジションをやっても高いクオリティを見せてくれるグループに成長してきたと思う。

ある意味、今年は熊本4グループとして活動するみたいだが、去年、熊本はいまが一番おもしろいと言い張っていた熊本三グループに、POTIONと同じように参加しなかったことが、逆に三グループにはない場所での経験が育ち、どんぐりの背比べみたいに同じ刺激で少しずつ成長している三グループを見続けている大多数の熊本のアイドルファンにとっての、ある意味での新鮮さも与えていることも多いのかもしれない。

ぼく個人としては、本当に個人的だけど、去年の9月の天草でのういたんさいでの感動的なステージにすっかり心を奪われてしまったけれど、ちょうどそれ以降に完全に運営も独立したことと、曲が増えたこともあって、いま「煌~KIRA~」は新たなファンがどんどん増えているように感じている。

 

昨日はそんな「煌~KIRA~」が炭坑ガールズ時代から何度か出演経験のある「IDOL MUSIC CHAMPON」に行ってきた。

メジャーアイドルをカバーするキッズアイドル、持って生まれた原石感を見せびらかす美少女たちの中で、鍛えられたアイドルとしてオリジナル曲を披露した「煌~KIRA~」。

もちろん「煌~KIRA~」目当てで行ってたわけだからそう感じたのも当然だけど、すごくよく感じた。

曲は「煌」→「GO!GO!」→「カラフル」→「Over the moon」の四曲。

この日は、まおさんとかほさんが休演だったため、YUIさん、しょうこさん、ももかさん、ことねさんの四人だったが、それぞれのメンバーが安定の歌唱力に、真っ赤なチャイナ風ドレスから煌びやかなダンスを見せてくれた。

また、改めて「Over the moon」に代表されるように、「煌~KIRA~」の楽曲は、聴いている人の幸せを願う歌詞が多いなという印象をいつもと違うイベントだったからこそ、強く感じた。

元気づけるよりももっと、聴いてくれる人の幸せをアイドルが願ってる世界観。これが「煌~KIRA~」の楽曲の個性とぼくは思う。

 

君が傷ついて迷わぬように

強く輝き続けるから

 

たしか「煌」ってこんな歌詞だったと思うけど、とにかく君が幸せでいてくれるように願うために歌っているのが「煌~KIRA~」の歌詞の世界なのだ。

そしてそれは本当に、アイドルとして正しいなとぼくは感じるのだ。

週末、こうやってアイドルを楽しむために、ファンの多くは平日を戦っている。

そしてその平日を戦える原動力には、こうやって週末に楽しませてくれるアイドルがいるからだ。

そのアイドルが、週末にやってきてくれるファンの幸せを願ってくれるなんて、なんて最高の関係性なんだろうと思うんのだ。

「煌~KIRA~」のステージには、アイドルとしての安定した歌唱力に、それぞれのメンバーが良さを見せるダンスに加え、そんな週末に癒してくれるメンバーが、平日のファンの幸せまでも願ってくれるような温かさがあるとぼくは思う。

そしてその大切な部分はぶれていない楽曲が少しずつ増えているから、最高なのだと思う。

なんてたって最新曲は「Over the moon」なのだ。

このファンの幸せを願うスタイルを守り続ける限り、「煌~KIRA~」のファンはまだまだ増えるだろう。

 

しょーきさんが動画も撮ってくださってます