13-外食用語の知識
46スケルトン渡し
スケルトンとは、建築の構造体あるいは骨組みのことであり、柱、梁(はり)、壁など構造体そのものこと。一般的に物件を借りる場合には、スケルトン渡しという業界通念があり、契約を解約する際にはテナント側で造作工事した装飾など全て現状のスケルトンに復帰することである。
基本的には、テナントを賃貸する場合の現状を写真とデータとして持っておくことであり、契約解約する場合には、どこまで現状復帰をしなければならないかなど、具体的に詳細を確認しておくことが大切である。
近年ではスケルトンにせずに射抜きで次の契約者を募集するという次のテナント側の投資をかけない配慮をしている物件も多々あること理解しておくこと。
47生産指向
良い製品を低価格で供給することを重視する市場に対する考え方のこと。
企業の市場行動に対する基本理念の3つある「消費者志向」「販売志向」のうちの一つであり、生産を効率化し良いものを大量かつ安価に市場に供給することが価値あることと考えることである。
製品需要に比べ供給が不足している段階では、こうした生産志向に価値があり、生産性向上が重要となること。供給が需要を満たすようになると、さらに製品のより良い質を求めるようになること。
48正社員給与
正社員給与とは、賞与を除く52週分の年収、つまり年俸金額として計算できるものであり、その12分の1の所定内給与額から 月ごとの欠勤や遅刻分が控除され、残業分が加算され支払われるもののこと。
いわば正社員の給与とは条件付の年俸と言うことであり、一般的には業務実績や個人的貢献度に合わせて年に1度の給料の見直し、給与改定の役割であり、仕事力の向上にふさわしい実力昇給があってこそ、仕事ができる社員の向上心と忠誠心が生まれること。
近年では、年功序列や年齢に準じて昇給する仕組みが改定され実力主義、いわゆる年齢、経験に関係なく企業に貢献する力量に合わせて供与が昇給されるなど正社員でも安定していない仕組みをとる企業が増加傾向にある。