今日は、イメージワークが苦手という方からのご質問を取り上げます。
瞑想が苦手だと言われる方にも参考になるように書きますね。
はい、大丈夫です。
このご質問をいただいて、少しやりとりしていて思い出したのですが、私も以前はそうでした。(笑)
瞑想しても寝てしまうし、なぜ必要かも分からないから、やりたくないと思っていたぐらいです。
それが変化したのは、瞑想の中で「無」の体験をしたから。
この経験は、紀元前と紀元後ぐらいに私の中では違いがありました。
その体験以降、漠然とした「よくわからない」という感覚が消えました。
今では、瞑想はスピリチュアルなパワーを高めるのに大事なことだとお伝えしています。
それでは、実際にイメージする力を伸ばすために、いくつか実習をやってみましょう。
その前に、体感覚の捉えかたのコツについてお話しします。
まず、2枚の写真を比べてみましょう。
A)富士山と白い虹を見ている状態。自分の目で見えている景色です。
B)富士山と白い虹を見ている自分を、後ろから見ているという状態(見える景色に自分の姿も入っている)
これは視覚イメージの捉え方の違いです。
自分を頭の上から見ている人も、自分の顔が見えている人もいるんですよ。人の認知パターンの面白さです。
そして、イメージワークを行うときには、自分が見えていない状態(この写真で言うとAパターン)で行う必要があります。
Bの良さは客観性なのですが、感じるのは身体の内側ですから、身体の外から自分を眺めていると、感じることが難しくなるのです。
りんごを使ってイメージするトレーニング
りんごを1個、用意します。
両手で持って、観察します。
色、形、香り、触れた感覚。
ここまでは、現実なので、そのまま観察できますね。
次に、目を閉じて、さきほどの記憶を呼び起こします。
色、形、香り、触れた感覚。
目を閉じているので、色と形は記憶に頼ります。
けれども、香りと触れた感覚は、現実なので感じることができますね。
次に、まだ食べる前ですが、食べたときの食感や味を想像します。
りんごのワークが難しいと感じる方は、日頃、あまりに忙しかったりして、食べ物を味わうことができない暮らしなのかもしれません。
あるいは、並行処理に慣れ過ぎて、スマホを見ながら食事をするとか、テレビを見ながら食事をするなど、味わうことに集中する時間が少なくなっている場合があります。
一日ほんの数分、ながらをやめるだけでも、集中力に違いが出てきます。
音や香りを取り入れてみる
カップ1杯の飲み物を飲む時間を、じっくり感じる時間にしてみるだけで、心に栄養が届きますよ。
例えば、コーヒーを飲むのに全集中すると、身体に入ってきて喉や胃を通っていく感覚や、身体中にエネルギー的な刺激が広がっていくのを感じることができます。
コーヒーを淹れた時の香りや、飲むときのふわっと香るのも、脳へ刺激が届きますよね。
こうして書くと、紅茶はどうか、ハーブティーでもいいのかと質問する人がいますが、何でもOKなのです。そこは問題じゃありません。
何かを飲むとき、同時並行で何かをするのをまず止めてみましょう。
(このアートは気が散る…笑)
本をイメージしながら読む練習をする
絵本を情感を込めて声に出して読んでみましょう。身体で感じる力を伸ばしていくことができます。
抑揚をつけたり、間合いを持ってみたり、表現の練習になります。
熱い、冷たい、美味しい…などを、感情を込めて表現をすることができると、体感覚と感情の繋がりを取り戻すことができます。
感じ方が分からない、イメージができないというご相談は多く届きます。
理由は様々ですが、つらい思いをしたときに感じることを封印したというケースが多いです。
いろんな方法を試して、どこかの瞬間で感覚が開きますから諦めずにチャレンジしていきましょう。
感じる力を伸ばすのに、水晶などの天然石はとても役に立ちます。(それが皆さんへお勧めしている理由のひとつです)
最後に、一番効果的なのは、「私は瞑想が苦手」という思い込みをいったん脇へ置くことです。
苦手だ、絶対に寝ると思いながら瞑想しても、そうなりますから。(笑)
こちらの過去記事も参考にどうぞ。
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