行政書士開業準備 114「報酬の基準」 | 実務直結!行政書士 開業準備 実践講座

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『そうだったのか!行政書士』『行政書士合格者のための開業準備実践講座』『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』他の著者・竹内豊が、失敗しないための開業準備について語ります。

報酬の決め方に重要なことはいくつかあります。
その中でも、自分が「納得」できているかということは大切です。

もし、自分が考えていた金額より、かなり低い額で決まってしまった場合、
「今回はいろいろ事情があるからこの金額でやる」と思えるのと
「この金額じゃないと仕事をくれないから仕方ない(新人だし)」と思うのでは、当然仕事に対するテンションは違います(同じテンションでできる人は尊敬します。私のような俗人はムリ)。

後者の「仕方ない」という不本意な受任をすると、注意不足で「事故」を起こしやすくなります。
よりいっそう慎重に仕事を進めなくてはなりません。

このように、不本意な額で仕事を受けると、報酬は少ないは、注意しなければならないは、おまけに依頼者からの注文は多いは(不思議と不本意な受任をすると、依頼者は細かい注文をつけてくる)でさんざんな思いをすることが、よくあります。

では、どうしたら満足いく報酬を得ることができるのか…。
いくつか条件はありますが、まず「難易度が高い案件」を速やかに完遂できる能力が必要です。当たり前といえば当たり前です。

次に、最初の面談で依頼者を魅了するパフォーマンスができること。
つまり「この先生に依頼したい!」と思うことです。

そのためには、最低条件として問題解決の知識が、面談の時点で備わっていなければムリです。

「じゃあ、どうすればいいの」ということですが、それを語ると数時間かかるのでこの場ではご容赦下さい。