ブラジル ミナスジェライスで活躍するハファエル・ドゥトラを
記事にするのは今回が初めて。
といってもアルバムは本盤でもまだ2作めで、今のところの最新盤。
ハファエルについてのプロフィール的な詳細も、
そんなに紹介されていないのでよく分かりません。
演奏はブラジリアン・ロックということになるかと思いますが、
まあ、ジャズとかブラジルの音楽性もよく吸収したうえでの、
知的でシャープでエネルギッシュな演奏ですね。
テクニカルな小技をたっぷり効かせた演奏、凝ったアレンジ、
ストリングスや管楽器、エレクトロな音も盛り込んで、
多彩で飽きないサウンドでした。
ハファエルはエネルギッシュなロック演奏といっても、
叫ぶようなことはなく、コトバをしっかりと伝えるように歌う、
昂らないボーカルですね。
盤のタイトルは " Agora " で、「現在」という意味。
収録曲から採ったもの。
貼り付けた曲以外にも女声ボーカルが入る 4、ギターソロが気持ちいい5、
パーカッシヴなリズムとベースの絡みが楽しい6が気に入りました。
先述のとおりこれが2作めで、
前盤はもうすこしフォークロック的な要素があり、
アコースティック楽器も多く登場する親しみやすい演奏でしたが、
本盤はもっとソリッドに、シャープにキメた演奏。
カッコよさという点では本盤が勝るかなと。
ハファエル・ドゥトラ (Rafael Dutra)
Vento Bom
オープニング曲。
ジャズの影響も含んでいそうな、ブラジリアン・ロック寄りサウンド、
とでも言いましょうか。
繊細でシャープでエネルギッシュな演奏です。
Dentro, Aqui
ストリング・アンサンブルを採り入れた演奏。
Agora
Catalisar o Caos
ブラスが活躍する、疾走感ある演奏です。
♪ タイトルをクリックすれば曲を聴くことができます。
♪ () 表示のない曲は ハファエル・ドゥトラ の作詞/作曲。
2. Dentro, Aqui 3:50
3. Agora (Brisa Marques, Rafael Dutra) 3:12
4. Doce Ludibriar 2:27
5. Seiva e Pó 3:40
6. Soma, Avesso e Fim 2:54
7. Traços de Luz 3:38
8. Catalisar o Caos 2:57
9. Palavra 3:35
10. Trama D'água 1:55
☆ YouTube (全曲) 【Spotify に表示された収録時間】 32分33秒
Rafa Dutra: Vocals, Guitars
Pedro Durães: Electronic Programming & Keyboards
Gabriel Bruce ★: Drums (3, 4, 6, 7, 9, 10)
Yuri Vellasco: Drums (1, 2, 5)
Felipe José: String Arrangement for 2, 7.
Maurício Ribeiro: Brass Arrangement for 4.
João Machala: Brass Arrangement for 8.
Mariana Cavanellas ★: Guest: Vocals
Feiipe Vilas Boas: Guest: Guitar (8)
PC Guimarães ★: Guest: Guitar (5)
Breno Mendonça: Tenor Saxophone (4, 8)
Vinicius Augustos: Baritone Saxophone (4, 8)
Ulisses Luciano: Trumpet (4, 8)
João Machala: Trombone (4, 8)
William Neres: Cello (2, 9, 7)
Roberto Paolo Papi: Viola (2, 9, 7)
Luka Milanovic: Violin (2, 9, 7)
Rodrigo de Oliveira: Violin (2, 9, 7)
Producer: Pedro Durães, Rafa Dutra
♪ "Agora" の詳細は → Official