カナダ モントリオールで、ハイチ系ケベック人として生まれ、
音楽的な家庭環境のなかで育ったドミニク・フィス=エメは、
84年の生まれながら、現在ではカナダを代表するSSW。
以前にかの女の4作めを記事にしたことがあります。
 
 
 

"Our Roots Run Deep"  (2023年)  4作め

 

 

 

今回はその次にリリースされたアルバム。

今年(2026年)の2月に発表された、5作めになる最新盤を。

 

タイトルは " My World Is The Sun " 。

前作のタイトルと較べてみると、 パラレルな関係になっていますね。

"Our Roots Run Deep" にたいする " My World Is The Sun "。

 

前作がルーツという根っことか基盤、ディープという地下へ向かう

イメージのワードを選んだのにたいして、本盤のタイトルは太陽のほう、

外へ向かって広がっていく感じがあります。

 

こんなふうに前盤と較べるのも、本盤は、アルバムの制作スタッフ、

演奏メンバーに、前盤と大きなちがいがなく、つまり前作とほぼ同じ配置陣。

プロデューサーも前作に継続してジャック・ロワ。

 

ドミニクの声を中心に据え、マルチトラック録音によって

多層的なハーモニーを重ねた演奏と録音。

そんな、前盤に続く同じプロジェクトをもちながら、

本盤では歌う方向性を変えたということでしょう。

たしかに本盤には解放感がありますね。

 
ところでドミニク・フィス=エメは米国の、スピリチュアルな
ブラックミュージックを歌いながら、フランス語を話す
ハイチ系移民の子としてのアイデンティティをもちます。
 
オープニング曲にシンガーではなく、科学者だった母親が
フランス語の流行歌を歌っているプライベート録音 → が収録されていて、
その同じ曲を 14. で、子であるドミニクが歌い継ぐところは、
ルーツ性とかアイデンティティを感じさせてくれますね。
 
 
 
 
ドミニク・フィス=エメ (Dominique Fils-Aime)
 
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ハイチ系ケベック人のSSW。

 

1984年7月10日 カナダ ケベック州  モントリオール  生まれ。

クラシック音楽の訓練を受けたピアニストの姉と、

ソウルやジャズといったアフロ・アメリカン・ミュージックの

ファンである両親のもと、音楽的な環境で育った。

 

2011年、Tuff Love Groovy Therapy というグループのシンガーとして

ジャムセッションに参加し、ステージデビューを果たした。

 

2015年にTVAの歌唱コンテストシリーズ「La Voix」の第3シーズンに出場した。 

準決勝でマット・ホルボウスキーに敗退。

 

2018年、彼女はアフリカ系アメリカ人音楽の歴史に捧げた三部作の第一弾として、

ブルース音楽を探求したデビュー・アルバム "Nameless"   をリリースした。 

 

2019年には、三部作の第二弾としてジャズ音楽を探求した 

"Stay Tuned!  をリリースした。 

 

2021年にリリースされたサード・アルバム "Three Little Words"   は、

ソウル音楽に焦点を当てている。このアルバムは、2021年の

ポラリス・ミュージック・プライズの最終選考に残った。

 

2022年の第24回ケベック・シネマ・アワードで、フィルス=エイメと

サミュエル・ラフラムは、映画 "アローン(原題:Seuls)" で

ドキュメンタリー部門の最優秀オリジナル音楽賞にノミネートされた。(Wiki  より抜粋)

 

 

 
 

Echappée Belle
リズミカルで解放感のあるジャズ / R&Bっぽいノリ。
タイトルはフランス語の慣用表現で「見事な逃走」という意味。
束縛から解き放たれたい気持ちを歌っているようです。
貼り付けた曲はどれもドミニクのオリジナル作。
 

 
 
 

Phoenix Rising / The River
5曲めと6曲めの2曲を続けた動画です。
重量感のあるずっしりとしたテンポ、厚みのあるコーラスで
声を積み重ね、ゴスペル的な高まりをもつ 'Phoenix Rising' と、
同様にゆったりとしたテンポで始まりながら、途中から
アップテンポに変わり、ジャズっぽい展開をみせる 'The River' 。
 

 
 
 

Going Home
ボーカル + コーラス + ギター + ベース のシンプル編成。
親密感のある心地いい歌とギター。
 

 
 
 
 
曲のタイトルをクリックすれば聴くことができます。
1. 14. 15. 以外は ドミニク・フィス=エメ の作詞/作曲。
演奏時間の右側の ★ は曲の作者が 歌った or 演奏したバージョン。
 

 1. Ma Mélodie  (Patricia Carli, Léo Missir)     0:57
 2. Sea of Clouds  4:05
 3. Sun Skin  3:21
 4. Echappée Belle  3:16
 5. Phoenix Rising  3:05   
 6. The River  4:53   
 7. The Waves  1:37
 8. Freedom Become  3:38
 9. Life Remains  4:53
10. Catch Release  1:34
11. Going Home  4:02  
12. Moon Child  4:17
13. Rhythm of Nature  8:47
14. Ma Mélodie (Outro)  (Patricia Carli, Léo Missir)  0:55
15. Je T'aimais, Je T'aime, Je T'aimerai  (Bonus track)  3:47 
       (Francis Cabrel)  

YouTube  (全曲) 【Spotify に表示された収録時間】 53分13秒 
Dominique Fils-Aimé on Audiotree Live (Full Session)  

 
 
 
Guitar – Etienne Miousse
Electric Upright Bass, Electric Bass – Jacques Roy
Drums, Shaker [Shakers] – Harvey Bien-Aimée
Percussion, Shaker [Shakers] – Elli Miller Maboungou
Tabla – Shawn Mativetsky
Piano – Camille Gélinas (15)
Keyboards, Synthesizer [Synthesizers], Piano – David Osei Afrifa

Didgeridoo – Kevin Annocque
Trumpet – Hichem Khalfa
Violin – Steeve St-Pierre
Vocals – Claudette Thomas (1)
Vocals, Chimes – Dominique Fils-Aimé

Artwork – Siou-Min Julien
Photography By – Vladim Vilain
Hair [Hairstylist] – Alexandra Alixe
Make-Up [Make-Up Artist] – Claudine Jourdain
Engineer [Additional] – Steeve St-Pierre
Mastered By – Harris Newman
Producer, Mixed By, Engineer – Jacques Roy

Executive-Producer – Kevin Annocque
 
 

 

"My World Is The Sun" の詳細は →