嘉義から各駅停車で台南へ。名物の肉粽と花園夜市を楽しむ☆嘉義/台南旅行記③【2018.12.8】
※【嘉義/台南旅行記②】の続きになります。
北門駅から通りをまっすぐに歩いて来ると、こちらの 檜意森活村 に突き当たります。こちらは日本統治時代に阿里山から日本へ送るための上質のヒノキを伐採する林業の人たちの宿舎だったところを改修したエリアになるそうです。
全部で28の日本建築が残っている檜意森活村。こちらでは映画「KANO」のロケも行われていたようですね。
建物の中にはショップや飲食店などが入ってました。日本の都市は古い建築を建て替えることが多いですが、台湾ではこういうリノベーションした施設が多いような気がします。
こちらは台湾名物のパイナップルケーキのお店でしょうか。
12月ですがこの日の嘉義の気温は27℃!普通に外でアイスを食べることもできます♪
とにかくたくさんの観光客の姿がありました。本来であればゆっくり1つ1つの建物の中を覘いてみたいところですが、何せ時間が限られているため駆け足で回ります。
池のある庭園もありました。ホントに日本らしい風景です。
映画「KANO」で近藤監督の自宅としてロケが行われた建物がありました。映画公開直後はKANOの資料館にもなっていたようですが、現在は中は喫茶店になっているようでした。
ポスターも貼られています。窓からは映画で見たような部屋の様子が見えました。
椅子の上にユニフォームが飾られてました。今回は全部を回りきれなかったので、機会があればまた訪れてみたいと思います。
通りを歩いていると見えてきたこちらは嘉邑天后宮というらしいです。日本の神社やお寺と同じで、普通に歩いていると見かける光景ですね。
そして有刺鉄線が張られた塀が見えて来ましたが…
こちらがかつての嘉義の監獄で、 現在は 獄政博物館 と呼ばれています。今年7月にベトナム・ハノイでホアロー収容所(旅行記)を見学してから昔の監獄に興味を持っていたので、楽しみにしていたのですが…
何とこの日の見学受付時間は終了。この時点で15時過ぎだったのですが、残念ながら門は閉じられた後でした。カメラの予備バッテリーを駅に預けずにちゃんと持ち歩いていたら14時前には来れたはずなので、自分の失態を後悔しました。こちらもまた次の機会に改めて訪れるたいと思います!
※帰国後に知ったのですが、見学の最終受付は14時30分だったそうです。15時30分閉館とだけ調べていたのですが、リサーチ不足でした。
残念ですが、これで嘉義での事前の行動予定は全て終了したので、ここから再び嘉義駅まで歩いて戻ります。途中には日本統治時代の明治40年(1907年)の嘉義の地図がありました。
古い煉瓦の塀もいい味を出してくれています。
すごく独創的な建物を見つけました。調べてみたらこれが嘉義市の市庁舎なんですね~
…日本だと、「美人すぎる市議会議員」等と話題になりそうです。
中央噴水池まで戻ってきました。呉明捷(ゴ・メイショウ)投手の銅像は、この角度から見るとすごく躍動感がありますね☆
「中山路」を駅の方へ歩いて行きます。これよく見ると眼鏡屋さんが4軒もありますね~
嘉義駅前の地下道には、先ほど中に入れなかった嘉義旧監獄の上空写真がありました。うーん、やっぱり見たかったです(苦笑)
嘉義駅で預けていたキャリーバッグを受け取ってホームへ。これから台湾鉄路で台南へ向かいます。各駅停車と特急列車がありますが、時刻表を調べたら15時48分発の各駅停車に乗れば、当初予定していた16時35分発の特急・自強号よりも早く台南駅に着くことがわかったので、各駅停車に乗ることにしました。(監獄を見れなかったので、その分だけ早く駅に着きました)
…更に南下します。
(Google Map ⇒ こちら より)
のんびり揺られること1時間10分で、台南 に到着!台南は台北よりも歴史がある街でいつか来てみたかったので、駅のホームに降り立った時はウキウキ気分になりました。
まずはその第一歩として歴史的な建築である台南駅の駅舎を見たかったのですが、外へ出てみると何と工事中で姿が見えず。どうやら9月から大規模な工事に入ったそうで、終了するのは3年後のようでした。
(台南駅の画像は こちら 参照)
今回のホテルは台南駅のロータリー沿いにあるこちら。建物がロータリーの形になってるのが面白いですね。
部屋は最上階となる14階。やや古さは感じますが、思ったよりも広い部屋で料金からすると満足でした。
部屋の窓から街を眺めると、想像していたよりもビルが多くてびっくりしました。もっと古い建物が並んでいる光景をイメージしてたんですけどね(苦笑)
部屋で少しだけくつろいでから、台南の夜の街に出掛けます。台南にこんなおしゃれなファッションビルがあるなんて思ってもいませんでした(笑)
とは言ってもやはりこういう建物もすぐ見つけることができました。私の中では台南という街はこのイメージです♪
通りの反対側に、何やら立派な建築が見えました。こちらは「台南公会堂」で、1911年に建てられたそうです。
こちら!パッと見は普通の食堂に見えるかもしれませんが、実はここは歩道(笑) 建物とテーブルの間を普通に歩行者が通るのが面白かったです。
そして夕食はこちら、台南では知らない人はいないという 再発号 という老舗の食堂でいただきたいと思います☆
こちらは100年を超える歴史を持つ台湾のちまき「肉粽」の人気店!さっそくお店に入ってみます。
お店のお兄さんが日本語のメニューを持ってきてくれました。こちらは卓上にあるオーダー用紙に記入して店員さんに渡すシステムで、やはり日本語があると助かります。
まずはもちろん台湾ビール!こちらのお店ではクラシックでした。
こちらが人気の「特製八宝肉粽」!3種類あるちまきのうち、1番具だくさんのものを注文してみました。鶏肉にしいたけ、栗にアワビにイカetcといった具がたっぷりと入っていて、もち米の食感も最高!
反対側も撮ってみました。これを崩していただきましたが、ホントに美味しいという言葉しか出てこないちまきでした☆ これはおすすめです!
こちらは「蝦丸湯」というエビのつみれのスープ。やさしい味でプリプリのつみれも美味しかったです。日本語メニューで注文も簡単なので、台南を訪れた方はぜひ立ち寄ってみてください☆
お店を出たところで、「エリーゼのために」を流しながらゴミ収集車が回ってくると、通りにあるお店の人たちが次々とゴミ袋を持って出てきて荷台に投げ込んでました。これにはビックリ!
そしてこのあとは地元で大人気の「花園夜市」に向かいます。歩ける距離ではないのでタクシーを使いますが、事前情報で台南市内で流しのタクシーはあまり走ってないということだったので、台南駅のタクシー乗り場まで歩いて戻っていたら、運よく流しのタクシーを見つけることができました!
…ということで 花園夜市 に到着!暗闇の中に忽然と姿を現すたくさんの屋台の光と、たくさんの幟が立ち並ぶ光景にはテンションが上がりました♪
さっそく夜市の中へ入ってみますが、まぁ信じられないような人ごみ!
屋台の通りの間にはテーブル席も並びますが、それにしてもまともに歩くのも難しいくらいの混雑でした。
とにかくたくさんの屋台があるこの花園夜市。もちろん何軒かの食べ歩きを楽しむつもりですが、事前に台湾の友達に人気店を聞いてましたので、そのお店探しも兼ねて道なりに歩いてみました。
フードだけではなく、ドリンク専門の屋台もあります。
牛肉の卵巻きと書いてありますね。美味しそう!
こちらではチキンが豪快に揚げられてました。
イカも好きなんですよね~
こちらは焼き鳥でしょうか。日本の焼き鳥よりもずいぶん串が長いようですね。
これはケパブかな?
それにしても屋台が思った以上に多くて、探しているお店がなかなか見つかりません…
土曜日の19時台なので、たぶん混雑のピークの時に来ちゃったのかもしれないですね(苦笑)
しかしここの夜市は恐らくほとんどが地元の人と思われます。個人的には地元の人が普通に行くようなところで食事することが、その国を知る上で1番面白いことだと思っているので、こういう雰囲気は大好きです。
こちらはステーキのお店。これぞ元祖・いきなりステーキでしょうか(笑)
これは肉なのかそれともお菓子なのか、何だったんでしょうか?
そしてようやくお目当てのお店を発見しました!事前に写真を送ってもらっていたのでこれをずっと探していたのですが、ここのシンガポール風の牛肉麺が最高に美味しいらしいです。
しかしさすが人気店だけあって長蛇の列。そのため時間を置いて出直すことにしました。
すると私の大好きな「葱油餅」の屋台がありました。列を見ると5人待ちくらいだったので、これはいただくしかありません!
葱油餅というのは、いわば台湾のお好み焼きでしょうか。文字通り葱とごま油の香ばしい味付けで、韓国料理のチヂミにも食感が似てるかもしれません。こちらのお店では直径30cmはあろうかという大きさでしたが、1/2や1/4でも購入できるようになってましたので、1/2のをいただきました。
焼きたての葱油餅を、歩きながらでも食べれる一口サイズにお姉さんがカットしてくれます。受け取る時に(英語で)どこから来たのか聞かれたので日本からと答えたら、お姉さんが日本語で「アリガトー」と返してくれました。
こちらが葱油餅、何度も食べてますが大好きな台湾料理の1つです☆ アツアツで美味しかった♪
しかしこの葱油餅を食べてるところで、突然雨が降ってきました。慌てて夜市を飛び出して、通りを渡ったところにあった建物の1階部分で雨宿り。さすがに雨だと既に疲れもたまってる中でまた戻って列に並ぶという気力もなくなってしまい(苦笑)、この日はこれでホテルへ戻ることに。ちょうど通ったタクシーを拾って、台南駅前のホテルまで戻って来たのでした。
…しかしホテルに着くころには止んでた雨(苦笑) ちなみに花園夜市から台南駅までタクシーで120元(約460円)でした。
これで嘉義・台南の旅の1日目が終了。例によって朝から日が沈むまで動き回っていたため疲れもピークで、シャワーを浴びてから爆睡したことは言うまでもありません(笑)
この翌日は1日台南市内を観光。まずは人気の朝食のお店から、台南のシンボルと言われる「赤嵌楼」etcの見学を楽しみましたが、その模様は次回更新予定の【嘉義/台南旅行記④】にて書かせていただきたいと思います。
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