姫路駅前。定例の朝の街頭演説。9月議会に向けた話。
午前8時16分に姫路市に大雨警報が発令。公立の学校はそのまま授業が行われたが、駅前周辺の私立学校は踵を返して帰宅していた。私立は帰宅させる基準が独自で違うのだろう。
こうした天気について注意喚起すると、大阪の友人が大阪は晴れていると連絡をくれる。近くても局地的に天候が変わる時代。まさにゲリラ豪雨だ。
その後、神戸の県庁へ。終日、来客多数。私に全てを覚える頭はない。個別に記載できないのでごめんなさい。
その後、会派から知事に対して「重要政策提言」を行う。来年度予算編成に向けて特に重要な提案を行うもの。
その後も、控室に補正予算関連や提出議案の説明など。重要な案件については会派の幹事団に加えて私のような無役の平議員も参加。
8月当初には選挙公約だった財政(調整)基金の残高が100億円を超えることが明らかになり、攻めに転じると言っていたのが、逆に一桁多いような負債の話がたった一ヶ月後のいま出てくる。財政が良くなったから県立大学の博士課程までの全面無償化という、財政の豊かな大阪府以上に手厚い、全国で初めての施策に着手できるという論理構成だったはず…。
全体の案件の把握をしていないのか、思いつきなのかよくわからない。財政に関わってきた人なら大きな未着手の負債を残したまま攻めと言っているのはなぜだろうと思っていたはず。
県民の将来負担を示した財政指標である将来負担比率は直近決算でも兵庫県は全国ワーストのまま。逆に数値は昨年度より悪化している。メディアもそこを抜かしているが、知らないのか知っていて知らさないのか私は知らない。
自転車ヘルメットの購入補助も導入されるようだが、その一人あたりの補助金額は東京都より高いとか(総額で7億円を超える予算額)。少しちぐはぐではないか。
関係者にそのあたりの背景を聞いてみる。財政に詳しい人が施策立案に関わっていないのではと解説する向きもあった。それは以前にも聞いた…。昔は関わっても止めていなかったからさほど関係ないかもしれないが…。
その後も提案予定の補正予算関係の話などを聞く。
退勤後、三宮方面。知人や関係者を交えて意見交換など。モチベーションの低下といった昨今近くでよく耳にする話やその理由、意思決定やそのプロセスについてなどについて話を伺う。
その後、こうした現状を把握していない部外の関係者も合流し意見交換など。少し離れたところにいるだけでこうした話を耳にすることはないことが改めてわかる。様々な話を聞くことができた。感謝。
改めて思うのは、建設的な提言や意見を出すのが躊躇われるような組織にしてはならない。そうした行為がマイナス評価になりかねないと思えば口をつぐむ。また、働きやすい職場を考えているつもりが、逆に真逆のモチベーションの低下をもたらす、いや既にそう考えている人たちが多数いるといった状況になっていないか、独りよがりになっていないか、現場をみているつもりが、周囲の生の声がとどいているのかなど考えさせられるところが多かった。
言いづらいだろうに意見してくれた人がいたら大切にするという姿勢。逆にそうした人たちの声を聞く機会を自分で探すなどしないと、このずれは解消できないのではないかと思う。
もちろんどこを理想とするかによって考え方は変わる。苦言は無用が理想とするなら、それはプロセスの話ではなく、いつまでも合わないかもしれない…。
とはいえ、私はこれまでの職で多くの部下を持った経験がない。目が配れるからこんなことが言えるだけかもしれない。経験がないから先達の遺したものを参考に気をつけているが、それは自分の経験ではない。私がしないといけないと気をつけ、葛藤していることは、人が嫌なことを話してくれたときに、まずは受け止めること。改めて心しておきたい。














