神戸の県庁。議会事務局の総務課で大事な内緒話。その後、会派の議員団総会。議運等の報告など。


議員定数特別委員会の報告も。特例選挙区である相生市選挙区の合区の必要性については一票の格差の問題から当然賛成だが、選挙区制度については従前から議論を打ち切っての多数決ではなく、主要会派の一致で運用されてきた歴史がある。


選挙制度を多数会派の論理、多数決だけで運用することは慎重にならなければならないことは当然だ。その意味で、解消することを前提に年度を決めて附則に書くという先人が築いてきた大人の知恵は過半数を締めていない少数会派としては選択できるもの。


一方、但馬・美方郡選挙区については公職選挙法の規定に基づき強制合区となるので相手先がどこかという議論だったが、豊岡市となった。地域的に見ても違和感がない。


その後、本会議。上記の定数議案を可決。知事のコロナ感染を受けて議会会期を24日から30日まで延長。会期延長である。国会では毎年のようにあったが、私の地方議会歴では初めて。


また、地方自治法に基づく包括外部監査結果報告書の提出がある。以前にも指摘したが、今日の議会への提出は時機を逸している。議会初日に出さないと本会議で取り上げられない。質問が終わって採決前に出すべきものではない。しかも、製本でなくデータ化した。これまで以上に関心が低まる可能性がある。


議会でほとんど取り上げられないなんて包括外部監査人にも申し訳ない。ある関係者に言わせると契約期間を変えればいいだけ。すぐにでも改善できるという。私もまさにそう思う。と言っても過去に議会で取り上げたがは実現しなかった。私が公開したい。


2021年度包括外部監査結果報告書「農林水産行政に関する財務事務の執行 

及び事業の管理について」

http://www.takesan110.com/202203kansa.pdf



公益社団法人ひょうご農林機構(旧兵庫みどり公社)が債務超過であることを監査人が指摘している。 


 神戸新聞でも当日のうちにネット版で取り上げられている。


当日記の読者なら既視感を感じたり、何を今更と言われるかもしれない。




しかも県当局が主要な財政指標である将来負担比率の算定において県の将来負担額を約300億円と算定(上記リンク)しているのに、少なくともいう前置きがあるとはいえ、桁が一桁少ないのに驚かれるだろう。 


少し前に、この包括外部監査が出ることを全く知らなかった私に対して、ある幹部から突然この話が私に持ち出された。なぜ今私に言うのか、と訝しく思っていたが、こういうことだったのか。知らなかった。


数十億円の債務超過ならその幹部は全く慌てないだろう。また一年前に本会議で質問したばかりで債務超過であることを知っている私にそんなことをいう必要は全くない。


貸借対照表にこの先50年ほどの未収補助金等を計上すれば上のようになるかもしれない。もちろん自治体の単年度主義の中でそんなことはできないし、認めていたら貸借対照表なんていらない。


長期保有土地に次いで単発では重い問題。数十億円で埋め合わせて解決できるとかいう話では全くない。


いま腑に落ちる。あのときの話の意味はこれをそのままださせて良かったのかという話なのだろう。私が当時質問する前に久々に感じた感覚はやはり間違っていなかった。


午後の議員団総会。代表者会議等の報告など。同意人事案件の話や経緯についても話がある。このほか政務活動費やタブレット端末の話など。


この間、議会でニューカマーである県民生活局のT局長、教育委員会WMG2021推進課のS課長らと少し話す。また事務局内をうろうろしていると異動の話をしてくれる人もいる。私は事務局にいくとよく喋るので、そこでは気づかないが、全員が希望通りになっている訳ではない。複雑な気持ちの人もいる。私の人事異動経験は27歳のときが最後だったと思う。その異動が嫌な異動だった…。


その後、姫路に戻って、日曜日の行動履歴を自転車で追う。私はおみくじ好きだが、毎年「大吉」を引くまでやるので、毎年大吉。大吉の内容をみると「失せ物、出ずべし」。失くしたものが見つかるだろうとある。なかった…。若干寒の戻りか耳がかじかむ。失意のうちに帰宅。 


スーツのポケットをもう一度見てみる。あれ!!!あった!!!ホッとする。



昼食は長崎の宅配弁当。