A子ママ「少し前にラップ調で書いてましたけど、ラップ好きですか?」
塾教師「いえ、別に、それほど聞きませんけど。」
A子ママ「ま、好きと言えば好きということですね。」
塾教師「ちょっと強引ですね。別に好きということでもないです。」
A子ママ「嫌い嫌いも好きのうち、っていうくらいですから、好きということですよね。ほら、ちょっと立って!」
塾教師「ちょっと何するんですか?(サランラップでぐるぐる巻きにされている)ちょっと、やめてください。」
A子ママ「え、だって、ラップ好きだっていうから。」
塾教師「これは、サランラップでしょ。」
A子ママ「そっか、サラン“ラップ”か。うっかりした。ケアレスミスだ。」
塾教師「それはケアレスミス、って言わないでしょ~!」
すみません、前置きはこの辺にしておいて、
ケアレ・スミス、じゃなかった(←少し前の回をご参照ください)、
ケアレス・ミスの減らし方、今回が最後です。
9.一般的な見方について
一般的に、ケアレスミスに対して、
「ケアが不十分だったために起きてしまったミスなのだから、“もっとよく注意しなさい”とアドバイスすることで減らすことができる。」
と考えられます。
ここまでお読みいただいた方にはご理解頂けると思いますが、アドバイスだけでは改善はなかなか期待できません。
また、しばしばケアレスミスはその子ども性格に起因するものとして扱われます。
確かにこれには一理ありますが、どのような性格の子どもであっても、トレーニングによってケアレスミスを
減らすことは可能です。何かにつけてミスをしやすい性格でしたら、
それに応じた勉強の仕方を取れば宜しいかと思います。
10.改めてケアレスミスについて(お詫び)
算数のテストで、最初の方の易しい問題で間違える子どもは、特に対策を講じなければ、
次の回でも、その次の回でも、何度でも、やはり最初の方の易しい問題で間違えます。
最初の易しい問題で間違えない子どもは、何度やっても全問正解します。
合計点がほぼ同じ二人の生徒を比べても、このようなことは起こります。
前者の子どもの間違いは、ケアレスミスと呼べるのでしょうか。
このような文脈で、このテーマの冒頭で、一般的な意味でのケアレスミスは存在しない、ということを
申し上げました。
しかし、見直ししていれば正答できたのに間違えてしまった、という本当の意味でのケアレスミスは
ある訳で、言葉足りなかったこと、お詫び致します。
(ただ、ケアレスミスかどうかは、本当に解き直して正答できたということを確認して初めて、ケアレスミス
だったと判断できるもので、繰り返しになりますが、推測だけでケアレスミスと判断することには
慎重になるべきと考えます)
11.最後に
算数の問題が解けると面白いと感じます。(数学でいえば、美しさがあり、感動があるということになります。)
算数が不得意だったという子どもでも、解けるようになっていくと、面白いと感じるようになります。
面白さを感じられるような勉強の仕方を目指すべきだと思います。
ケアレスミスを減らす方策を申し上げてきましたが、この観点も改めて認識して頂きたいと思います。
(間に他のテーマもはさんだため、長期間にわたる掲載になってしまいました。
読みにくくなってしまったかもしれません。申し訳御座いません。
長きにわたり、お付き合い頂きましてありがとうございます。
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