矢印日記 -3ページ目

矢印日記

140字を超える文章。ただ書きたい内容をつらつら書いているだけなので、読みづらいと思います。

言うまでもなくネタバレがあります。

 

 

 

 

 

 

友人の湯河急行に誘われて「映画大好きポンポさん」という映画を観てきた。少し前に話題になり、予告のジーンがかわいいという理由だけで少々気になっていたのだが、いざ観てみると期待の100倍は良かった。これだけ胸をうつような映画を久しぶりに見たような、そんな気さえした。ここに興奮冷めやらぬうちに感想をつらつらと書いていこうと思う。頓珍漢で的はずれかもしれないが、誰かが言っていたように読者というものは大概勝手なものであるから私も勝手に書きなぐってしまおうと思う。

この映画をみて一番に感じたのはクリエイターの尊さである。なにかを創作することの大変さとその尊さが綺麗に描き出されていた。残念ながら私はクリエイターでもなんでもないが、それでも少しばかり動画を上げたりしている身としてジーンの葛藤は深く胸を打った。このあたりの感想はこの映画を観た誰もが持つものであろうと思う。

また、映画オリジナルのキャラクターでハイスクールの同級生であるアランを始めとしたジーンを取り巻く周りの人間も、言うまでもなく、重要な役割を果たしていたのも良いところである。例えば、アランは銀行マンという立場からジーンの作る映画「MEISTER」を大きくサポートした。これはあまりにわかり易い例だが、アランだけではなくその他大勢の、それこそ名前すら出てこないようなキャラクターたちのの尽力によってMEISTERは成り立ったのも忘れてはならないし、むしろそれこそより重要なことだと考える。当然、映画は一人では作ることができない。演者はもちろん、カメラマンや音響スタッフ、機材の製造者、ケータリングの業者などなど、名前どころか存在すら認知されないような人たちでさえも、映画作りには関わっている。例えばカメラマンが無能であれば撮影は進まず重要なシーンを取りこぼすだろうし、音響が無能ならば観ている側は集中できないだろう。その裏ではさらに彼らを助ける者たちが居て、更にその裏にも彼らを支える人達がいる。それぞれの人間がそれぞれの環境、特性でできることをひとつひとつ、全力で行うことでMEISTERは成り立ったのである。たとえ監督や演者のように映画へ直接的に関わることはないにしても、いろいろな人がその映画を間接的に、しかし必要不可欠なサポートを行うことができるのである。私は何かを創作できそうにもないし、なにか大きなことをできるわけでもないだろう。だから、どんなに小さくともそのような人たちへの助けになれるような事ができれば良いなぁと、そう思う。そのためには、いまできることをひとつひとつ、全力で、謙虚に、毎日の生活を送っていきたい。できるかどうかは別として。

余談だが、エンドロールで最高にかわいいジーンとアランのイラストがあった。自分の作品の成功を、あのように心から喜んでくれるような友人という側面もまた彼や彼の作品の大きな助けになったのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

……さて、それはそうと、キャラクターもまた魅力的だった。予告編で私の目を引いたジーンは言うまでもない。彼の可愛さは群を抜いている。彼の全力で直向きに映画製作に関わろうとする姿勢は見る人に彼を応援したくさせるに違いない。実際、彼が過労によって倒れる際、私は心臓が止まったかと思った。HDDらしきものが倒れたからだ。これほど恐ろしいものはない。幸いデータが飛んだりはしなかったようだが恐ろしい。実に恐ろしい。心臓が止まった。そしてアランである。アランもまた重要な役割を果たした。彼はジーンのために(あるいは間接的に自分のためかもしれないが)彼の環境でできることを全力で取り組み、全てを失うかもしれないような賭けに身を投じたのである。…ということも勿論最高であるが、それを踏まえた上でのエンドロールでのあのイラストも最高であった。あそこで私の心は尊さで消失した。なんだあれ可愛すぎだろう。かわいいが溢れている。にもかかわらずどうして支部やTwitterにはそれに関連した作品がこうも少ないのだ。いつもそうだ。私の好きなキャラとCPの作品はなかなかどうしてマイナーなのである。クリエイターの方々がよりこの素晴らしさを認知されることを願ってやまない。

別に更新したからというわけでもなかったと思うが、何やらパソコンの挙動がおかしい。

Windowsを更新したことをただ忘れているだけという可能性も否めない。

 

具体的に何がおかしいか。

 

 

ご覧の有様である。

 

chromeを最大化したときにウィンドウの上部、具体的にはタブの一覧、アドレスバー、ブックマークバーが白抜きになってしまっている。

ちなみに、この部分を押すとchromeをすり抜けてこれの奥にあるものが押される。ゆえに、一旦chromeを消そうと思って右上の部分を押してしまったらこの奥にある最大化されたウィンドウが消えてしまうのである。意地が悪い。

 

再起動をしても変わらない。

 

私の環境において、この事象はchromeだけでなくwindows標準の画像表示ソフト「フォト」においても発生する。

この事象が発生するきっかけなど覚えていない。覚えているわけがない。私の記憶力に期待をするな。

 

 

割とグダグタと話したことは話したが、解決策は至ってシンプルであった。

HDMIケーブルを挿し直す

 

以上である。

……以上です、裁判長。

 

 

 

おそらくディスプレイのドライバ関連の不具合であったと推察される。それの再インストールをするのも良かっただろうが、何分面倒だったのでケーブルの抜き差しで済ましてしまった。

Google先生で調べていたときはOSの再インストールという解決策が多くヒットしたが、こちらも何分面倒くさい。そのような面倒なことを試す前に、一旦ケーブルの抜き差しをしてみるのも悪くないのかもしれない。

高校の友人同士で入っている内輪のサーバーがある。

湯河急行だったりしーだったりあのへんが集まっているサーバーだ。当然カオスである。

 

基本的に私の生活リズムは一定ではない。軽率になにかの拍子に昼夜が逆転するし、逆転とまでは行かなくとも微妙にずれることが時折ある。

 

今日はなかなか眠れず起床時刻が午前2時だった。普段は何もなければ平気で昼まで寝ている。

 

起きてみると、4人くらいオンラインだった。狂っている。

午前2時にオンラインでゲームか何かをしている時点でそもそも狂っているのだ。

 

3時になると1人脱落した。脱落というより正しき道へ戻ったのだ。実に素晴らしい。手遅れではあるけれども。

 

4時になると今度は湯河が脱落した。この時間からはもはや寝るべきではない。

深夜に起きていたという業を背負い、公開しながら眠い目を擦って一日を生き抜くべきなのだ。

 

そう思ったら今度は入れ替わりで1人起きてきた。私と同じように生活リズムが狂っている人間がまだいたようだ。

 

その30分後、生き残っていた最後の人間がついに入眠した。

さっき起きてきた人間はいつの間にかオフラインに戻っていた。

 

深夜~早朝にかけてのDiscordは鬱アニメの最後の方の展開に似ている。

 

仲が良かった登場人物が1人、また1人と死んでいく。

だんだん、だんだんハッピーエンドはもはやありえないことを全員が察していく。

それでも誰も口には出せない。もう後戻りはできない段階になってしまった。

そうして最後に1人のこって、そいつも死んでいくのだ。

 

その手の話は非常に見応えがある。私の性癖のうちの一つだ。

 

ジパングなんかそのうちの一つではないだろうか。あるいはエヴァンゲリオン旧劇場版もその部類に入るかもしれない。

 

 

 

 

アニメや商業作品ではあまり見た記憶がないが、鬱展開として好きなものとしては「主人公が心に大きな穴がアイた状態で生きていくタイプ」の作品も挙げられる。

 

こういった類の二次創作を先日支部で見た。感動した。あまりにも私の性癖にマッチしていた。

惜しかった点は最後とうとう壊れてしまった所だ。壊れず、ただスッキリと解決するわけでもなく曇り空のような日々を送っていくような感じの鬱展開が好きなのだ。

 

基本的に雑食ではあるが都合のいい話はあまり好きではない。いや、読むけど。

例えば死んだ人間が生き返る、というような。誰かが死んだ、悲しい。でも生き返った。嬉しい。終わり。このような話はあまり好きではない。

人は死んだら生き返らないのだ。軽率に人を生き返らせないでほしい。

世の理に逆らうにはそれ相応のリスクが必要だろう。ここで誰かを生き返らせるためにまた誰かが死ぬというのがオーソドックスだろうか。とても好ましい。

先に読んだ例の作品では蘇生を望む登場人物の記憶をその人物に関わったあらゆる人物から抹消するというものがあった。これもまた美味しかった。

 

総じて軽率な救いはあまり好きではない。

軽率なものであれば…つまりご都合主義的なものであれば救いなど全くの不要なものである。

 

私の好物は、なんともいえないモヤモヤした感じで終わる、旧劇エヴァのようなものだ。

 

 

…とはいってもこのような限界オタクの戯言は言うまでもなく民意ではない。創作する側は全く気にせず自分の思いのままに救いを与えてあげてほしい。それはそれで美味しかったりするので。

 

 

さて。こんな捻くれた人間にご都合主義的な救いなど来るはずもない。曇り空の人生も悪くない。

最後の一人になってしまった主人公よろしく、私も脱落しよう。

 

 

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