三和 導代 です。
エチオピアのダナキル砂漠、エルタ・アレ山脈山脈のハイリ・グビ火山が噴火したニュースが入ってきました。1万2千年ぶりのことだそうです。噴煙は海抜1万3000mに達し、エチオピアからエリトリア、公開を渡りアラビア海のイエメンまで達しています。
ダナキル砂漠は私にとってもとても懐かしい場所、かなりハードルの高い旅でした。エチオピア北東部に位置するダナキル砂漠。標高がマイナス116m、暑くインフラ面も整っておらず、地球上で最も過酷とも言える旅でした。エチオピアの国営放送のインタビューにも登場したほど足を運びました。灼熱のこのダナキル砂漠のあるアファール地方、夏は50℃を超えます。また宿泊施設もボロボロの見て驚くような部屋とは言いがたい場所に星空を眺めながらのお泊まり。
そしてエルタ・アレへの片道12キロ、460mの標高差の溶岩道を歩き、野天泊。エルタ・アレ火山は地球上で数少ない半永久的な溶岩湖。直径約150mの噴出口に到着すると、真っ赤にグツグツと吹き上げるマグマがすぐそこにあるのです。日本でしたら100%立ち入り禁止地域です。夜に見学しますので、真っ赤に燃え上がる地球の息吹実際に五感で感じることができるのです。皆火山の虜となっていくのです。
もうこの地を訪れることはないかとは思いますが、エチオピア訪問は一回では全く終わらない国、様々な観光資源が豊富な国なのです。北部のキリスト教の岩窟教会巡りから始まり、南部の民族を訪れる旅、固有種のゲラダヒヒやオオカミを見る動物ツアー、過酷なダナキル砂漠など数え切れないほど変化に富んだ国です。
1995年に初めてエチオピアを訪問した際のカルチャーショックは今でも忘れられません。40年前ですね。貧しかった、痩せていた、ダニにかまれた、などなどです。しかし現在のエチオピアは全く変貌し、アフリカの星をなっています。エチオピア航空を見ればおわかりかと思います。
そんなエチオピアに3年ぶりに来年の1月に再訪します。エチオピアの友人であるアベベとの再会も楽しみです。