三和 導代 です。
バングラデシュの5日目の朝を迎えました。アザーンの声を聞きながらパソコンに向かっています。今日は日曜日、こちらでは1週間の仕事初めの日です。昨晩は遅くまで町中は賑わい、ホテルの部屋でも最上階にあるバー?からの演奏と歌で12時過ぎまで振動するほどの活気でした。
車でどこを走っても田んぼと多くの人々を目にすることができます。田舎の風景と人々が働き、笑顔で対応してくれるこの国は訪問客の心を動かしてくれます。建造物の資材となる日干し煉瓦造りはこの乾季はとても忙しい仕事です。泥を捏ねり、砂を混ぜて型に入れて広い敷地内に並べて1週間乾かし、その後は火にくべるという作業です。雨のシーズンにはできない仕事です。100%男性の仕事です。
黒砂糖のヤシの実とサトウキビで作ります。半円形と板のような型に両方を混ぜて、それぞれの村の自宅で製造し、改造した電動自転車の荷台や三輪車に乗せて、マーケットまで運び、売買をする黒砂糖マ―ケットも活気ある職場です。
バナナ取引場でも同様、自宅のバナナ畑から太い幹についたまだ青いバナナを大量に運び込まれるバナナ市場、また牛の売買が行われる牛市場と、各市場は異なった町で毎日開催されます。
糸を染色し生地を製作する過程も染色の村、紡ぐ村と仕事は分業され、若者からこの道何十年の人々も多く働いています。スペシャリストです。
牛糞を干して燃料化、牛乳造り、ハチミツ作りと昔日本で行われていた作業がそのまま息づいています。それと同様に笑顔がとても私たちを癒してくれます。僅かながらの収入、世界最貧国と言われる国の人々ですが、心は貧しくないのです。