三和 導代 です。
私のアフリカ好きは有名ですが、友人にも仕事関係者にはアフリカ好きは当然多いのです。その一人の女性を今週は久々に西アフリカレストランでワインを飲み、食事をしました。トウ、バンクーと日本では食することができない現地食をシェフのガーナ人の女性が料理をしてくれます。そしここのオーナーは私の仕事関係者、根っからのアフリカ好きです。3人だけの久々の楽しいトークでした。
趣旨は11月のタッシリナジェールのツアーの打ち合わせですが、3人ともにタッシリナジェールの台地の岩絵の旅を体験しています。これは誠に人間の価値を一変する価値のある旅です。地球を離れた月世界のような超古代にタイムスリップ、ひたすら歩きますが。この旅の体験は誠に人生における宝石です。皆、躊躇しますが、もったいない話です。チャンスがあるのに。私も仕事そしては最後のタッシリナジェールだと思います。まあプライベートでは別でしょうが。
主催はフランス人と日本人のハーフの女性が現地のトゥアレグ族を通して手配してくれます。彼女はトゥアレグ族と生活をしていましたので現地の言葉も堪能です。この旅は人生の価値観を変えるものという3人の共通の考え。一昨年彼女と同行した銀行マンは帰国後、銀行を辞めたそうです。おめでとうございます。現在の地球の価値観で生きても本当の人生は見えない、まず楽しくないのです。根本から自分を変えてみたらよいのです。
さて3人の共通点はアフリカ以外にも癌体験者、生き残り組です。それぞれの体験は実に面白い。でも彼女の話しには、私も目を丸く転げました。彼女のお父さんはフランス人で銀行マンだったそうです。そう銀行マン。でも休暇では(フランスでは1か月の休暇がとれる。また彼女のお父さんはハイクラスの銀行マンだったから余計かも)。根っからの旅行好き、冒険家。特にアフリカは。そんなことで彼女は8才の時から、お父さんと命からがらのアフリカ体験をしています。今でも鮮明に覚えているそうです。そのアフリカでも体験が現在の彼女を形成しているのかと思います。ピグミーの村でのテント生活、虫だらけの安宿体験など。
そして30才の時に子宮頸がんが慶応病院で発覚、5分間の面談の中で何の説明がないままに即、子宮を切除、残念ですが、もう子供は産めませんね。と宣告。頭の中は真っ白。廊下に出たとたん、怒り心頭。こんな医者がいていいものか。人の人生を何の説明がないままに子宮を切除していると。そのまま診察室に戻り、大声で罵倒、周りのスタッフに取り朝得られ、セキュリティを呼ばれたそうです。彼女にとってはこの病気以上に、医師の患者に対する態度にどうにもならなかったようです。
フランスに帰り、セカンドオピニオンとしてフランス人の医師と出会い、いろいろトーク。抗がん剤等の科学的な治療はしたくないと。そんな時に彼女の所に中央アフリカでの仕事の話しがやって来たそうです。かつて彼女がお父さんに連れて行かれたカメルーンのピグミーの村の人々が森の薬草を日常生活に取り入れていることを思い出したそうです。中央アフリカにも沢山のピグミー族が住んでいます。何と良きシンクロニシティであったことか。彼女は仕事で中央アフリカ、そして薬草を癌の薬として飲用、見事に癌を克服したそうです。
来週の8月29日はアフリカチームの音楽祭が渋谷で。3人また再会、皆で踊ろう、人生を楽しもう。考えていただけでは人生は始まらない。11月はタッシリナジェール、そして来年は3人でニジェールに行きたいねという夢を語り、西アフリカレストランを出ました。楽しいね。