三和 導代 です。
前回に引き続き、吾郷清彦先生の「ウエツフミ要録」と竹内文書・「神代の万国史」(皇祖皇太神宮刊)のフキアエズ朝の記録を比較、極似の部分を紹介します。スメラミコトから人民への指導です。
ウエツフミ 二十の綴 フキアエズ朝三3代彦天皇と4代彦天皇
上皇(4代彦天皇)は大変ご心配になって、天皇に進言されて、次のごとき健康長寿法を教示された。
主食は五穀をに日に五合、副食は野菜・海藻・魚類を日に二合摂ること。
塩・味噌・醤油の調味料は煮炊に用いること。(以上は朝・昼・夕一回、深夜刻には上記の半分)
酒は濁酒を昼先刻に、清酒は小夜刻に各一回づつ飲むこと。
上記はマスラヲの摂取量である。年令別摂取量は次票の通りである。
第二四表 主食摂取量
ワラワヲメ(嬰児の男女)五杓~一合
ウナビヲ(幼年)二合
イカシヲ(少年)三合
ハヤリヲ(青年)四合
マスラヲ(壮年)五合
スゲヲ(初老)四合
マスゲヲ(中老)三合
チヌヲ(大老)三合
サキヲ(寿老)三合
上記基準に対し女子は七割、病弱者は八割摂取のこと。
竹内文書のフキアエズ朝第3代の記録
食物の分量、長寿法
ワラワ七歳迄を一合、クボ、その大概なり、ウナイ八歳より十三歳迄二合、イカシ十四歳より二十歳迄三合、ハヤリ二十歳より三十歳まで四合、マスラ三十歳より六十歳迄五合、スケ六十歳より八十歳まで四合、マスケ八十歳より百歳迄三合、チヌ百歳より百二十歳迄三合、マチヌ百二十歳より150歳迄三合、サキオ百五十歳より三百八十歳以上を云う三合、食後必ず石南不良長寿食むべし。
そっくりな記録ですね。
一日に食べる主食の摂取量です。古代には米のほかに麦・粟など五穀を常食としていていましたが、椎・栃・榧の実を常に混食すれば、より一層の健康となり、皆百才を越える長寿を保つであろうとウエツフミでは教えています。