快晴4日目北海道で念願のフゴッペ洞窟へ | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和 導代 です。

 

今日は北海道4日目、北海道をよく車がなくて旅をしていると皆さんはお思いでしょうか、それは大きなメリットがあるのですよ。それはカーナビに入れればすぐに目的地には連れて行ってくれますが、私は旅というのは直感でその時その時の決断をしていく訓練であるとともに楽しいミラクルなワクワクの世界なのですよ。初日から今日まで本当にカラッとしたお天気に恵まれ最高の旅となりました。

 

明日はさすがに自宅に戻ります。今日もお昼で私も目的は達成できましたので、午後はホテルでたまっている仕事をしていました。何で小樽に来てなんてお思いかもしれませんが、私は観光という仕事をしていながら、いわゆる観光地にはほとんど興味はありませんので、小樽に来たから運河地域やショッピングというのは興味がないのです。

 

さて今日は小樽の隣町の余市です。函館線でもバスでも行かれるお隣町です。でも北海道ですので広いですね。しかしこの1年半コロナ禍で体がなまっている私にとっては今回の旅は鍛え直す最高のチャンスとなりました。今日の目的はそう、フゴッペ洞窟と西崎山環状列石です。小樽のフゴッペ洞窟より早い時期に発見されました手宮洞窟はコロナ禍で閉鎖されていましたが、私の念願のフゴッペ洞窟は入場人数を10人に絞って入場が可能でした。緊急時代宣言が発令されている地域の人はご遠慮くださいと張り紙はされていましたが、私はこの枠から外れていましたが、まあ自己申告ですね。

 

余市からも小樽からも本数は限られてますがバスは出てきます。ちらほら個人の観光客は来ていましたがほとんど車、そしてほとんど興味がなく10分もいない間に消えていきます。その中で人カップルはとても興味深く観察されていました。というのはどこにも書かれていないのですが、個々の洞窟の構造を知るには外の函館線の線路からこの洞窟を見ないとわからないのです。本数が少ないと言っても列車は通りますので、説明も書いていません。しかし洞窟の案内や実際の洞窟を見学しますと、全体像を見るにはそう線路の上から眺めるしかないのです。

 

それに気が付いた1カップルのみでした。復元図のみならず、洞窟内の実際の線岩面刻画が見られるとても貴重なところです。この洞窟内の特筆すべき角を持った人、翼を広げた人がとても興味深いです。翼を広げた人は右手3本指と左手4本指です。館内写撮影は許されていません。

 

またいつものように受付でいろいろ質問をしました。そしてガイドブックはないのですか?と聞きますと販売はいませんが、とてもご興味がおありのようですのでこれをお持ち帰り下さいと2009年に北海道開拓記念館とオホーツクミュージアムえさしで開催された立派な写真が沢山出ている冊子をくださいました。沈黙は金なりではありませんね。今回の北海道の旅でどれだけ博物館の方に資料をいただいたことか感謝感謝です。

 

しかし残念なことにはアイヌ人は文字を持たなかったということで手宮洞窟で論議されてきたこと、そしてこのフゴッペ洞窟が見つかってからももう既存の事実となっていることに悲しさを覚えました。

 

西崎山環状列石もとてもおススメのストーンサークルです。高台にある保存状態のよい3,500年前の縄文時代のストーンサークルで真っ青な海が一望でします。当時は海岸性はもっと近く水位も高かったと思われますが、この場所は人々が祭祀を行うには遠くの岬まで一望でき、自然崇拝をしていた人々に取りましたは最高の場所であったことでしょう。ここもひっそり、誰も訪れることのない場所です。とてもいい運動になります。フゴッペ洞窟から早く歩けば20分くらいでしょうか。