三和 導代 です。
一日秋晴れ、申し分のない快晴でした。大神神社からの大和三山や二上山がこれほど見えたことは今までにありません。檜原神社ではずっと社務所で神職の方が笛の音を奏でてくださいました。まさに生ライブです。二上山も鳥居から一望、こんな素敵な時間をご用意いただきました。
そして三輪山の山の神遺跡へ。ここは古代の祭祀場であったことは以前にも申し上げました。太陽の光を浴びますと鏡のように反射します。元々この石の表面は太陽の光を反射すすきらきら光る素材だったと思います。今までは全く気が付かなかったのですが、木の間から太陽の光を浴びますと、このご神体がきらきら光り初め、喜びに満ちた6本足の奇妙な虫が沢山集まり踊り出します。不思議な光景でした。
その後、大神神社の一の鳥居近くにある桜井市埋蔵文化センターへ。桜井市で発掘された縄文遺跡から纏向遺跡などかた発掘されたとても興味深い展示物です。山の神遺跡から発掘されたものも展示されていました。大神神社の宝物館が現在は新型コロナウイルスの為に閉鎖されていますが、ここで本物が見られました。
そして大和三山の一つである畝傍山へ。ここの北西部は神武天皇陵となっています。地図も持たずに畝傍山の中を闇雲に歩いていますと、畝火山口神社跡があり、次第に上り路となっていきました。標高は199mですので歩けるでしょう。一昨日から歩き続けですのでこのままgo。頂上へ。ハイキング程度も難しくない道です。
頂上には禁足地となっている柵で囲まれた木がありました。そこから写真を撮りますとやはり太陽光線と一緒に光が躍ります。緑の龍体も登場します。ウガヤフキアエズ66代の天皇の御陵が畝傍山にあるという記録がありますので、ここかもしれません。日本は古代より太陽信仰の国でありました。いつも太陽に向かい手を合わせ崇拝していました。
下山して初めて畝傍山の登山道の入り口が橿原神宮の参道脇にあることを知りました。戦時中に日本の為に若くして命を落とされて海軍兵士の方々を慰霊する石碑にも心を打たれました。そして聞きなれないイトクモノリ古墳(前方後円墳)と神社がありました。どなたが埋葬されておられるのか?大陸から渡って来られた方かもしれませんね。橿原神宮にご挨拶し、今日の行程が終了しました。
好天に恵まれた予定は未定の気ままな旅となりました。目には見えない世界が存在することを改めて実感することができる旅でした。