三和 導代 です。
さてラサのポタラ宮から戻り、2週間となります。私の頭の中にはあの青空と澄んだ空気の中にたたずむポタラ宮殿の映像は心から版れません。
標高3,700mですので、空気は薄いために低地から訪れた人々の中の三分の一位の人々は高山病とやり要注意、医師の治療等も必要となります。そうでなくてに体内の酸素が少なくなりますので、様々な症状、つまり頭痛、吐き気、不眠、息切れ等様々な症状がでますので、なかなか体力的にはしんどい場所です。
ポタラ宮への階段は本当にきついものです。それにもまして数カ所の検問(荷物検査)、そして入場券の入手と大変ハードルが高い場所となっています。世界遺産でもありますが、欧米からの人々のユートピア、そしてチベット族の聖地、中国人の観光客の増加により、人数制限となっているのです。
ピーク時、つまりゴールデンウイークや7月8月は入場券の入手そして長蛇の列等で大変なことになっているそうです。そんな中のゴールデンウイーク後の訪問は誠にラッキー、現地ガイドもきょとんとした表情で、今日はどうしたのでしょうか?という少ない観光客と雲一つない真っ青な空の中のポタラ宮でした。
内部は全て写真撮影は禁止となっています。最後の主であったダライ・ラマ14世の写真や絵画は1枚も飾らていません。現在の中国では掲示すること、携帯することは一切禁止されているからです。入場料は200元つまり3,500円という結構良い値段です。でもこれは正規の値段で、ピークシーズンは予約券が一杯で当日券となりますと、前の晩から並ぶそうです。高山病の中でこんなことをしたら死につながるかもしれませんね。ですからダフ屋が横行するそうです。値段は5倍、いや10倍となって取引きされるそうです。お気を付けくださいね。
さてシャンバラへの入口はどこかな?残念ながらこの観光地の中では探るすべもありませんでした。チベット族のラマ教徒はマニ車を回しながら回廊を歩き、上がっていきます。お顔や服装ですぐにチベット族と分かります。彼らの入場料はもちろん別料金で安い価格です。ペルーのチチカカ湖に住むインディオに顔がそっくりです。
チベット族の食事はトウガラシの効いた日本人には少し辛い料理で、四川料理と少し使いかと思います。しかし、お米やお野菜や果物は土地柄耕作できませんので、全て運ばれてきますので、お値段は少し高めとなります。
チベット寺院には皆さん、バターの燈明が揚げられますのでとてもバター臭い、それも純粋なるバターではありませんので、匂いは決して良いもの、体に良いものとは思えません。チベット=バターの香り かもしれません。
チベット自治区以外からのチベット族の人々の巡礼客の姿が多く見らます。チベットに来たことを実感されられるラサの旧市街のバルコルは誠に異国情緒あふれるチベット様式の白い建物とお店が並び活気あふれた地域です。
チベット再訪を心より懐かしく思い、またの再訪を計画しています。今度はもっともっと奥深くまで。