若きエジプト人作家の壮大なる小説 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

竹内文書の研究家・高坂和導の遺志を継ぎ、三和導代が古代スメラミコトの足跡をたどり、世界を旅するブログ

三和 導代 です。

 

昨年の10月17日の高坂和導祭に基調講演をしていただいたイタリアのダマヌールのフェニーチェ氏より先週訪れたエジプトとアトランティスとの関係、そしてその叡智を受け継いだ古代エジプト人と現在のエジプト人が別存在であること、ツタンカーメンの呪いが存在しないこと、つまりそれは隠された歴史のパピルスがその中に存在したことなどびっくりする内容をお話いただきました。

 

竹内文書を研究し、本当の地球の歴史を知る上で、私が最も知りたい分野のお話でした。聞けば聞くほど、現在知られている歴史が嘘の塊であることがよくわかります。

 

そして先週のエジプトでの滞在中に何と私はフェニーチェ氏のお話を裏付けるお話を沢山聞くことができました。本当にストーリーが無理なくつながるのです。今回エジプトを案内しださったガイドさんは私がこれまで10数回エジプトを訪れていますが、これほど博識で人柄も穏やかな人格者のガイドは初めてでした。出会いに実に感謝しています。

 

この彼がが最も知りたかった分野の内容に素早反応してください、そしてすぐにその情報をくださいました。それは一昨年読まれた本で、実に興味深い小説だったそうです。聞けば聞くほどフェニーチェさんのお話の内容が理解できるのです。

 

その本の著者は歴史学者でなく小説家であるエジプトのまだ若いアフメッド・ムラードです。これは2年ほど前に小説としてエジプトで出版された本でアラビア語で、英語には翻訳されていませんので私は読むことができません。もしこれが歴史書として発刊されていたらこの著者はおそらくもうこの世にはいないかもしれません。タイトルは「The Land of God」です。

 

まあ小説、つまりフィクション、そしてアラビア語の本ですので、読者人数も限られているかと思います。アラブ諸国では本を読む習慣がほとんどありませんので、本屋さんも驚くほど少ない現状です。

 

この小説によりますと、ここにはツタンカーメンのお墓から発見された極秘の歴史書、つまりローマ帝国時代のエジプトの最高神官であり歴史研究者であった人(命を絶たれる)が弟子に託したパピルスに書かれたものがツタンカーメンの墓から発見されたのです。この暗殺された神官は自分が命を狙われていたことを知っていましたので、弟子にその内容を記したものを託し、その弟子がツタンカーメンのお墓に隠したのです。

 

ですから今世、ツタンカーメンの墓が発掘され、このパピルスに書かれた内容が解読され、それを公表しようとした人々が、この歴史では都合の悪い人々に命を狙われたということになります。いったいどんな歴史だったのしょうか。それはヘブライ人のルーツが書かれていたのです。

 

3570年前にファラオ(固有名詞)とモーセを中心とした一族(もともとはトルコのエフェソス付近からやってきた人々)はテーベより北の下エジプトに住んでいましたが、そこから現在のイスラエルに移住したのです。その後、テーベより南の上エジプトを支配していたアフモスがエジプト全土を支配するという壮大な歴史です。そう、これまでのヘブライ人のルーツを完全に根本的に覆す内容のようです。

 

しかし私がエジプト出発前から今回一番、真実を知りたかった内容の小説がエジプトに存在し、その話を聞くとは夢にも思っていませんでした。