三和 導代 です。
先週末に玉響12月号が届きました。今月号は西サハラと南モロッコ紀行です。
北アフリカの中で唯一政治も面で安定している国です。マグレブ三国の一つです。モロッコはアフリカでは珍しい王国です。国王を中心に国民が比較的まとまっているのが一つの要因です。
2011年のアラブの春ではエジプト、チュニジア、リビアでは大反乱がおこりました。民主主義を求めて国民が一揆、新しい国の体制へ一斉に動き出した時期でした。
でも結果はさんざんたるものでした。それ以前のほうがずっと安泰であったのです。西側からの外圧に踊らされたアラブの春でした。
あれから5年、国民はアラブの春をどのようにとらえているでしょうか。少なくとも以前に比べての困窮した生活にかつての指導者の存在を回顧し新たな評価をしている人々が少なくはないようです。