アニミズムとキリスト教 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

竹内文書の研究家・高坂和導の遺志を継ぎ、三和導代が古代スメラミコトの足跡をたどり、世界を旅するブログ

三和 導代 です。

東ティモールの住人の90%はカトリック教徒というデータがありますが、これも実際の数字と本当の数字には大きな差があります。

ポルトガル人によってもたらされたかキリスト教、そしてインドネシア占領時代にヨハネパウロ2世が東ティモールを訪問、独立を支持してくれたことにより、熱心なカトリック教徒へが増大したことは確かです。

しかし田舎ではやはり本来のアニミズムが圧倒的です。精霊が宿る伝統的な建物はインドネィア占領時代にかなり破壊されましたが、まだ一部残っています。毎年、この高床式の建物で伝統的な儀式がいまだに行われています。

またお墓もクリスチャンの御墓とは全く異なります。葬儀は何日も続き、バッファロー、牛、豚、ヤギなどが沢山殺され、参列した人々に振る舞われます。この時に殺されたバッファローの角が墓地の上に飾られています。

たくさん飾られている家族はつまり裕福であります。クリスちゃんの御墓は個人ですが、アニミズムの御墓は家族一緒に埋葬されます。ここにものの考え方の大きな違いが見えます。