思えば遠くへ来たもんだ  その1 | 実家に住みながら実家を片付けるブログ

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過去に書きためた記事を、さかのぼって適当にアップしていきます。更新はスローです。

うちの台所には、かつて、まな板を置く場所がなかった。

本来置ける筈のスペースには、母が溜めるプラスチックの空容器や空袋が埋めつくしていたから。
そのため、まな板は洗い桶の上に置いて作業するのが当たり前になっていた。
(再現画像)

ある日、そんなのは不衛生だし、まな板は本来作業台に置いて使うものじゃないのか、と私は気づいた。
しかも空き容器の山はうっかり触るたびに雪崩を起こして大惨事になるのだ。


そこで時間をかけて、沢山なくても困らない状態に慣れてもらうことにした。
少しずつ山を減らし、最終的には豆腐のパック3個、ヨーグルト(500gの)の蓋3個まで、それ以上はあっても使わないので、捨てていい、という家族協定を結ぶに至った。
何年かかかったと思う。

その後もうっかりすると、番外編(苺パックやプチトマトのパック)が登場したり、別の場所に新たな山が作られたりするが、まな板を置く場所は確保できている。

きれいな台所とは言えないが、普通の使い方ができる幸せよ。


✳お知らせ✳

2015年2月の記事をアップ。