かつて、古い布や端切れが捨てられなかった。

 

なんとか活用しようと、色々やってみた。こういうのとか。

 

これは布を細く裂いて、編んで縫い付けて作る、三つ編みマット。

まあ楽しいから作り始めたんだけど、残念なことに、ハウスダストアレルギー持ちの私には合わなかった。簡単に洗えないのでダニの温床になるのだ。(しばらく頑張って使ったのち、あきらめて処分した)

 

そのうち、古布は食器を洗う前の、油汚れを拭くぼろきれとして活用するようになった。

これならどんどん捌けるし、いい循環だ。

 

と思ったら、今度はすぐに足りなくなってしまう。

そこで母に「何かボロい古布ない?」と聞くと、どこからか継ぎ接ぎだらけのシーツや布団カバーが出てくるようになった。

 

もうそんな生活を10年以上続けて、さすがにもうないだろうと思ったら、私らが小学生の頃水泳の授業で使っていた、着替え用のてるてる坊主型タオルまで出てきた。

 

家の押し入れの中身は大体把握しているつもりなのだが、母は一体どこにしまっているんだろう。