こんにちは、はるです。
私の母は、恐怖で私を支配した毒親です。
そんな母は、私がお行儀の悪いことをしたり母の意にそぐわない行動をしたりすると、単語で怒る人でした。
単語しか発せずに、改善策を教えてくれないのです。
そのため私は、どうすれば良いのか、何が正解なのか分からずに混乱しました。
なんのこっちゃ?って感じですよね
単語で怒る母の様子がお分かりいただけるような、具体的なエピソードを2つご紹介しますね。
食事中に言われたひとこと
ある日の食事中、突然母が私に「肘」と言ってきました。
私は「母からはテーブルに肘をついて食べているように見えたのかも」と思い、腕の位置を少し変えました。
(実際にテーブルに肘をついてはいませんでしたが、肘より少し手首側がテーブルの縁に触れている格好になっていたため)
腕の位置を変えても母はなお「肘」と私に怒声を浴びせました。
さあ困った。
私がその時テーブルの縁に触れていたのは、肘と手首のちょうど真ん中あたりで、肘からはかけ離れています。
母に「どうすればいいの?」と聞いても「肘」としか言われないため、困り果てた私はその場で小さく身を縮めていることしかできませんでした…。
仕上げ磨き中に言われたひとこと
私がまだ幼く、歯磨きの後に母に仕上げ磨きをしてもらっていたときのことです。
小学校低学年もしくは幼稚園くらいのときでしょうか。
母の膝の上で仕上げ磨きをしてもらっていると、突然母から「舌」と言われました。
私は自分の舌が歯磨きの妨げになったと思い、邪魔にならないと思われる場所へ舌を動かしました。
それでも改めて「舌」と言われました。
私は再度舌の位置を調整してみました。
やっぱり「舌」と言われました。
もう私にはどうすればいいのか分からなくて、できる限り舌を奥へ引っ込めて時が過ぎるのを待っていた記憶があります。
正解は分からないまま
どちらのエピソードも、母が私に何を求めていたのか、結局最後まで分かりませんでした。
具体的にどうしたら良いのか、改善方法を教えてくれればいいのに。
幼いながらも私はそう考えていました。
実際に母に「どうすればいいの?」と尋ねたこともあります。
しかし私の問いかけに対し具体的な答えをくれたことはただの一度もありませんでした。
私は想像力をフル稼働させて、母が求めているであろう状態を導き出そうと必死でした。
なぜ母が具体的な指示をくれなかったのか、理由は今でも分かりません。
しかし恐らく母の中には正解が1つだけ存在し、その正解を再現できなければダメだったのだと思います。
分かるわけないよね。私は母とは別の人間なんだから。
それでも幼い私は、母の求めている答えを導き出せないことに対して「申し訳ない」という気持ちと「自分はなんてダメなんだろう」という気持ちを抱いていました。
母にとって私は良い子ではないという意識を着々と植え付けられていたように思います。