こんにちは、はるです。

 

私の母は、不機嫌を周囲に撒き散らす人でした。

 

不機嫌でその場をコントロールするというより、ただただ不機嫌を巻き散らかしているだけでした。

 

しかし幼い頃の私にとって、母の不機嫌は恐怖そのものだったのです。

 

なぜなら、母が不機嫌になると大抵私は平手打ちを食らったからです。

 

殴られるときは、ほとんどの場合において理由が後付けされていました。

 

イライラオーラをガンガンに放出した母がツカツカと近づいてきて、とりあえずバッチーンと頬を引っぱたかれるのです。

 

突然叩かれてポカンとしている私に母は、それらしい理由を怒鳴りつけるという流れです。

 

  • 鬱陶しいから外で遊んでこい
  • 片付けろ
叩かれる理由は確かそんな感じでした。でもこれって叩くほどの理由でしょうか?
 
いつもそんな感じだったため、ほとんどの場合において私は「なぜ今自分は叩かれたのだろう」という理由が分かりませんでした。
 
しかし母が不機嫌オーラをまき散らしているときは高確率で叩かれます。
 
いつしか私は母が近くを通るたびにビクッと体をすくめるようになっていました。
 
とにかく母が近付くことが怖くて、常に怯えながら暮らしていた幼少期でした。
 
今考えると、私は母のストレス解消の道具にされていたのではないかと思います。
 

母の恐怖から逃げられない小さな団地の一室で、幼い私は毎日相当なストレスを感じていたのではないでしょうか。

 

はる