書道家 武田双鳳の「書で人生を豊かに」

書道家 武田双鳳の「書で人生を豊かに」

バランストレーニングや書道古典講座など「書かない書の稽古」を取り入れることで、本来の「書の稽古」を実現。経験を問わず、子供から大人まで、存分に『書のたのしさ』を味わる場所をつくっています。

武田双鳳の書法道場は「書を通じて人生を豊かにするための場所」です。京都道場(京都駅近く)と滋賀大津道場(堅田駅近く)には全国各地から生徒が集っています。オンライン受講も可能で、自宅にいながら書法道場の稽古を嗜むこともできます。

・こども(習字・硬筆)…美しい字の書き方だけではなく、論理的思考能力や身体感覚、コミュニケーション能力など、書を通じて「生きる力」を養います。

・おとな(大筆・仮名小筆・ボールペン字・筆ペン字)…古典臨書などベーシックな「書く書道の稽古」に、基礎書法講座やバランストレーニングなどの「書かない書道の稽古」をブレンドすることで、『本来の書のたのしみ』を味わっていただきます。

初心者歓迎です。まずは、お気軽に体験入会されてください。

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海外からお越しの方へ。京都で本格的な書道体験を
Authentic Japanese Calligraphy Experience in Kyoto


書法道場ではこのたび、海外からお越しの方に向けた本格的な書道体験プログラムを新たに始めました。

これまで書法道場では、海外からの旅行者の方の体験入会は通常お受けしていませんでした。

しかし、外部講座などを通じて海外の方に書をお伝えする中で、書道への関心の高さと、体験後の反応の大きさを何度も実感してきました。 

そこで今回、ご要望にお応えする形で、海外からお越しの方向けの新たな窓口を設けました。

書法道場の体験は、単なる一回限りのワークショップではありません。

身体の使い方、筆の使い方、古典に基づく書技法、そして作品制作までを一つの流れとして学ぶ、本格的な書の稽古です。

体験内容の特色は、主に三つあります。

一つ目は、「動く稽古」です。
ひもトレを用いながら、基本姿勢と筆の動きを連動させ、身体全体で「書く」感覚を養います。

二つ目は、「知る稽古」です。
古典臨書を通じて、長い歴史の中で磨かれてきた書技法を体感します。
楷書と行書の違いなど、表現の違いを知ることで、書くことの楽しさがさらに深まります。

三つ目は、「作品づくり」です。
体験の最後には、世界にひとつだけの自分の書作品を仕上げて、お持ち帰りいただけます。

京都で、日本文化により深く触れたい方へ。
書法道場でしか体験できない、本格的な書の稽古をぜひご体験ください。

Authentic Japanese Calligraphy Experience in Kyoto

This is not a casual workshop, but a structured and authentic calligraphy experience that connects body movement, brush technique, classical study, and artwork creation.

■ 詳細・ご予約
下記ページよりご覧ください。



書聖・王羲之、狂草の名手・懐素、そして北宋の三大家の一人・黄庭堅。

今回は、この三人の古典書法をもとに、同じ課題をそれぞれの書風でアレンジしてみました。

手本通りに書くことは、もちろん大切です。古典に学ぶうえで、臨書は欠かすことのできない基本です。

けれども、手本の趣旨をふまえながら、自分で工夫し、実際にアレンジしてみると、見えてくるものが大きく変わります。

たとえば、どう筆が動いているのか。
どこに強さがあり、どこに流れがあるのか。
どのような構えで字形が成り立っているのか。

そのようなことは、ただ眺めているだけでは見えにくくても、実際に自分の手を動かしてみることで、ぐっと実感しやすくなります。


また、古典を一つずつ孤立したものとして見るのではなく、

古典どうしのつながりや関係性の中で理解していくことも、とても大切です。

王羲之の書法が後世にどのように受け継がれ、懐素のような草書表現へどう展開していったのか。

さらに、黄庭堅のような宋代の書家が、どのように古典を受け止め、自らの表現へと深めていったのか。

そうした流れをふまえて学ぶことで、古典書法そのものの解像度は大きく上がります。 

そして、その解像度の高さこそが、表面的ではない、本格的な書芸上達につながっていきます。

古典を学ぶとは、単に昔の名品をまねることではありません。

古典相互の関係をたどり、その筆法や構成、表現の意味を、自分の中で立体的に理解していくことでもあります。

実際にアレンジしてみることで、古典の魅力をより深く実感できる。

そしてその経験は、臨書に戻ったときの理解と精度を、さらに高めてくれます。

古典を学ぶことの奥深さと面白さを、少しでも感じていただけましたら嬉しく思います。

ご興味をお持ちくださった方は、ぜひ一度、体験入会にもお越しください。

 

 

「仮名は仮名、漢字は漢字。」

 

書道では、そのように分けて考えられることが少なくありません。
 
たしかに、それぞれに学ぶ意味があります。けれども、仮名も漢字も、もともとのルーツをたどれば、まったく無関係なものではありません。
 
だからこそ、どちらか一方だけではなく、両方をバランスよく学ぶことで、それぞれの書き方の特徴やコツが、かえってよく見えてきます。
 
たとえば、仮名を学ぶと、漢字を書くときにも、文字どうしのつながりや流れを、これまで以上に感じ取れるようになります。一字ずつを整えるだけでなく、全体の呼吸や運びを意識しやすくなるのです。
 
 
また、漢字を学ぶことで、仮名の線にある強さや骨格にも、より目が向くようになります。やわらかく見える仮名の中にも、確かな骨組みがあることに気づけるようになります。
 
 
このように、仮名と漢字は、別々に存在しているものではなく、互いに響き合いながら学びを深めてくれるものです。
 
 
書道は、ただ一字一字をきれいに書くことだけではありません。文字と文字との関係、流れ、全体の調和を味わうことのできる世界でもあります。
 
今回の動画を通して、そうした書の面白さを少しでも感じていただけましたら嬉しく思います。ご興味をお持ちくださった方は、ぜひ一度、体験入会にもお越しください。
 
 

新しい季節が始まり、何か新しいことを始めてみたいと感じる時期ですね。 


今回は、書法道場での稽古の様子を2本の動画でご紹介します。

​私たちが大切にしているのは、手本をそっくりに書くことだけではありません。 

古典の基礎をしっかりと踏まえつつ、そこからいかに自分らしい「アレンジ」を加えていくか。

そのプロセスの一部をご覧ください。


​動画1:名筆の「ミックス」が生む現代の響き


この動画では、異なる時代のマスターたちの書風を掛け合わせています。 

​董其昌(とうきしょう)× 顔真卿(がんしんけい)
スタイリッシュで軽妙な線に、あえて「筋肉質」で重厚な要素を加えています。

​王羲之(おうぎし)× 欧陽詢(おうようじゅん)
流麗な流れの中に、折り目正しい骨格を同居させる試みです。 

​字形を縦長にしたり横長にしたり、あるいは余白の広さを大胆に変えてみる。 

こうした微細な調整や改善の積み重ねが、作品にリズムと強い存在感を与えます。


動画2:「臨書」は写経ではなく、新境地を開くための稽古


この動画は、より深く古典の真髄に迫る内容です。
​「臨書(りんしょ)」とは、決して単なる「コピー」ではありません。

それは、古(いにしえ)の達人たちの筆致をなぞることで、彼らの精神や技法を自らの血肉とするための、極めてクリエイティブな稽古です。

米芾(べいふ) の超絶技巧に学び、​王羲之書法を新たに捉えなおし、

楊峴(ようけん) のような隷書の名手に清代碑学派の書法の呼吸を学ぶ。

​我流に陥ることなく、古典という確かな「型」があるからこそ、私たちは自由に新境地を開拓することができるのです。 

書法道場で「自分だけの一枚」を。

​書道は、自分自身と静かに向き合う時間であると同時に、数千年の歴史を持つ芸術を現代の感覚で再解釈する、とてもエキサイティングな知的な遊びでもあります。


​【春の体験入会 募集中】
基礎からしっかり学びたい初心者の方や「型」を身につけ、さらにその先を表現したい経験者の方も、大歓迎です。

墨の香りに包まれながら、筆先から生まれる無限の変化を一緒に楽しみませんか。




書法道場展hanamuke 御礼と次回「游藝」へ

第十回書法道場展「hanamuke」は、数えられただけでも1,237人の方にご来場いただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。

ご来場くださった皆さま、応援してくださった皆さま、そして制作・準備・会場運営に力を尽くしてくださった生徒の皆さんに、心より御礼申し上げます。

今回の会場には、生徒の皆さんが自ら言葉を選び、自らの感覚で書を選び取り、それぞれの想いを込めて制作した作品が並びました。

同じ書道であっても、書く言葉も、表現も、一つとして同じものはありません。だからこそ会場には、手本をなぞるだけでは生まれない、一人ひとりの書の息づかいが満ちていたように思います。


今回の書法道場展のテーマである「はなむけ」は、私が創作した一文字です。

字形は「忄」(りっしんべん)に「盡」(「尽」の旧字体)を組み合わせたもので、「こころを尽くす」という意味を一字に託しました。

もともと「はなむけ」は、旅立つ人を送り出す言葉であり、漢字では「贐」や「餞」と書きます。

送別の宴や贈り物を意味する字ですが、私が大切にしたかったのは、物を贈ること以上に、誰かの門出に際して心を尽くすということでした。

そこで、「贐」に含まれる財物を表す「貝」を、「心」を表す「忄」に置き換えました。

さらに「盡」を合わせることで、余すところなく、最後まで、まごころを尽くすという意味を込めました。

会場に並んだ作品の数々にも、まさにその「こころを尽くす」という精神が表れていたように思います。

誰かに何かを届けたい。自分の言葉を、自分の書で世に問いたい。その願いが、それぞれの作品の奥にたしかに息づいていました。

今回の「はなむけ」作品には、次の漢詩を添えました。

「言為心本 情由言生 書磨其言 以養其心」

人は日々、言葉を発しながら生きています。
そして、その言葉は知らず知らずのうちに、自分の心のあり方を形づくっていきます。

書とは、その言葉を磨き、深め、整えることを通して、自らの心を養っていく営みでもあります。

書法道場展に展示された書は、単なる作品ではありません。

姿勢や呼吸を整え、古典や歴史文化に学び、自分の身体と言葉に向き合いながら、「どのように書で心を尽くすか」を考え、試行錯誤と工夫を重ねて生まれたものです。

道場展は終わりましたが、書の道はここで終わるものではありません。

作品を仕上げた経験も、多くの方に見ていただいた経験も、これからの書の歩みにとって大きな糧になっていくはずです。

ここでいったん初心に帰り、また本来の書に親しみながら、言葉を磨き、心を磨き合う稽古を積み重ねていきたいと思います。



サプライズで10回目記念の花束をいただきました!
嬉しすぎますニコニコ





次回の書法道場展は、第11回「游藝」です。

「游藝」とは、ただ技術を競うことではなく、藝の中に遊び、藝を通して自らを深めていくことです。

書くことそのものはもちろん、作品づくり、展示、鑑賞、対話に至るまで、すべてが書の学びであり、稽古である。 

そのような思いを込めて、次回のテーマを「游藝」と定めました。 

来年もまた、生徒の皆さんそれぞれが、自分の言葉と表現に向き合いながら、書の世界を深く、自由に遊び、生きた書を世に送り出してくれることを楽しみにしています。

≪第11回 書法道場展「游藝」≫
2027年3月18日~3月22日開催予定。
烏丸御池しまだいギャラリー入場無料。































今回の書法道場展をきっかけに、書法道場にご関心をお寄せくださった方へ。

書法道場では、ただ手本通りに書く力を養うだけでなく、古典に学び、身体を整え、言葉と表現を深めながら、自分の書を育てていく稽古を行っています。

書いてみたい。
もっと深く学んでみたい。
自分の言葉を、自分の書で表せるようになりたい。

そのように感じてくださった方は、ぜひ体験入会にお越しください。

初心者の方でも大丈夫です。

書の上達だけでなく、書を通して自分自身と向き合う時間の豊かさを、実際の稽古の中で感じていただけたら嬉しく思います。

書法道場は、作品を見て終わる場所ではなく、自らが書の世界に参加していく場所です。 

次はぜひ、見る側としてだけでなく、書く側としてもご一緒できましたら幸いです。