書道家 武田双鳳の「書で人生を豊かに」

書道家 武田双鳳の「書で人生を豊かに」

バランストレーニングや書道古典講座など「書かない書の稽古」を取り入れることで、本来の「書の稽古」を実現。経験を問わず、子供から大人まで、存分に『書のたのしさ』を味わる場所をつくっています。

武田双鳳の書法道場は「書を通じて人生を豊かにするための場所」です。京都道場(京都駅近く)と滋賀大津道場(堅田駅近く)には全国各地から生徒が集っています。オンライン受講も可能で、自宅にいながら書法道場の稽古を嗜むこともできます。

・こども(習字・硬筆)…美しい字の書き方だけではなく、論理的思考能力や身体感覚、コミュニケーション能力など、書を通じて「生きる力」を養います。

・おとな(大筆・仮名小筆・ボールペン字・筆ペン字)…古典臨書などベーシックな「書く書道の稽古」に、基礎書法講座やバランストレーニングなどの「書かない書道の稽古」をブレンドすることで、『本来の書のたのしみ』を味わっていただきます。

初心者歓迎です。まずは、お気軽に体験入会されてください。

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まさに、三寒四温!


先週末は暖房いらずの温さだったのですが、今週はエアコン暖房フル稼働です。

 

 

肩甲骨回りを動かせば「褐色脂肪細胞」が活性化され、アンチエイジングやダイエットの効果があるかも!?


そう、つぶやいてみると、みなさん、ますますとフィジカルトレーニング、


「書かない書の稽古」(書道的身体性の養成)に熱を入れてくれたりもします(あまり目的や効果を求めすぎるのはおススメはしていませんが・・・)。

 

それにしても、バランスボードやヒモトレで少し整えるだけで、全身がぽかぽかと暖かくなってくるものです。

 

 

全身を心地よく温めた後は、ロジカルトレーニング、「書かない書の稽古」(書道的思考力の養成)を。

 

書の古典に関する知識を、テスト形式で定着させていきます。

 

 



試験のポイントを少し書いてみれば・・・


①最古の肉筆・・・代表的木簡(居延漢簡、敦煌漢簡など)の鑑賞と、古隷⇒章草⇒草隷への変遷。

②清代の書…清代を四つに区分したうえで、それぞれの代表的書家の書の特徴(金農⇒鄧石如⇒趙之謙⇒呉昌碩など)。

③和様の書…小野道風の書(屏風土代など)を通じて唐様の書と和様の書の比較。三筆と三跡の書の特徴。

④武士の仮名…貴族的なかなの書(高野切など)と武士的なかなの書(西行)の比較。

 

 

思考力や記憶力などを鍛えるためには、難易度を「やや難しい」に設定して、平均点を60点ほどにしたいところですが、


今回も、さらっと100点満点を獲る生徒さんが👏🎉

 

次回は、どのような問いを出しましょう?(うれしい)悲鳴を上げながら、また試行錯誤してみようと思います。

 

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温故知新な書道の稽古ー。


古の書と対話(臨書)をしながら、自ら新たな書を導びていく取り組みは、なんとも愉しいものです。

 

2月は、以下の四つの古典を主に取り上げています。

①中国最古の肉筆の古代文字(木簡の書)。

②中国最新の古典(碑学派の書)。

③最初の日本文字・和様(小野道風の書)。

④武士の仮名(西行の書)。

 

 

③小野道風の書では、894年の遣唐使船廃止による国風文化など、当時の歴史的状況の学習を踏まえながら、「唐様」(中国書法)と「和様」(日本書法)を比較検討していきます。

 

長年書道を習ってきた人でも、和様と唐様の筆法を混同されているケースは少なくありません。中国書法に対する日本書道の独自性を精度高く捉えることで、「かな」にも進みやすくなりますし、唐様(中国書法)も効率的に習得することができます。

 

 

☆初心者の方は、まずは、王義之「蘭亭序」と小野道風「屏風土代」を見比べてみましょう。

 

 

 

 

生徒のみなさん、まさに身を乗り出さんばかりに、趙之謙の逆入平出法や小野道風の俯仰法などの古典技法に興味津々。まるで新しいスマートフォンを手にしたときのように、楽しそうにrial and error(試行錯誤)を繰り返してくれています。

 

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<#書法道場展「遖~あっぱれ」>
2025年3月19日~3月23日(10:00~18:00 最終日のみ16:00まで/烏丸御池しまだいギャラリー)。入場無料。 生徒代表パフォーマンス、ショタンプラリー、バランスボード体験、書道ワークショップなど、各種イベントも随時開催。

 

 

 

本物の美というものは、誰にも気づかれないところまで美しいものです。

 

書法道場は。書の「美」を追求する場所です。もちろん、掃除においても、パッと見た目だけのキレイさだけではなく、裏の裏まで、奥の奥までキレイさを追求します。

 

生徒さんやアシスタントさんが丁寧に掃除してくれて、おかげさまで、いつも、エアコンの中もピカピカです。

 

 

書法道場では、毎回の稽古で生徒の皆さんと「雑巾がけ」を行います。

 

「雑巾がけ」は運筆の基本稽古ですから、書道の稽古で行うのは当然のことです。


ただ、「雑巾がけができないカラダ」のままでは稽古は実現しませんので、何かしらのケアは必要です。

 

たとえば、雑巾がけではなく、「雑巾なで」(なでるように拭いてしまう)。そんな人が書くと、やはり、墨色が薄い。「雑巾ふり」(腕のふり幅が狭い)。そんな人が書くと、やはり、運筆に伸びがない。

 

だったら、雑巾がけではなく、線の練習をすればいいじゃないかーと言われそうですが、通常、線の稽古は、半紙サイズほどの小さな紙で行われます。


小さな紙=小さな運筆の中では、なかなかに、運筆を阻害する動作のクセ(違和)に、気づけないものです。

 

だからこそ、半切や全紙といった大きなサイズの書道用紙に書く稽古もするのですが、それでも、動作のクセを明らかにするのは、やや狭い。

 

もちろん、書道パフォーマンス用紙のような巨大な紙に書けばいいのですが、一般の方は、なかなか、そんな機会には恵まれないでしょう。

 

そこで、便利なのが「雑巾がけ」。床を「巨大な紙」に見立てて、基本線の練習をするのです。そうすると、半紙や半切に書いていても気付けなかった動作のクセがパッと明らかになり、稽古のポイントを逃さないようになります。

 

文字の書き方は、線の書き方(運筆)から成り立ちます。線の書き方が向上すれば、すべての文字の書き方が上手くなります。先ほど述べたように、半紙などで練習するよりも、「雑巾がけ」で整えた方が、効果的に書き方が上達したりしますよね。

 

これからも、ヒモトレやバランスボードを活かしながら、「健やかな雑巾がけ」≒「美しい線」を、愉しく引き出していきましょう。

 

 

 

 

ちなみに、書法道場では、少なくとも1日3回、掃除機やダスキンモップをかけ、何十人もの手で水拭きをし、ホコリひとつ、髪の毛一本すら落ちていないように、隅々までピカピカにしています。

 

しかし、それでも、このロボット掃除機さん。どこからか、髪の毛など吸い取ってきてくれます。人の目では見えなかった、細やかなホコリまで探し出してきてくれます。なんて賢く、なんて便利なのでしょう。

 

もちろん、ロボット掃除機が苦手なところもあります。人とロボット、お互いにカバーしあいながら、より「質の高い掃除」≒「質の高い稽古」を実現していきたいものです✨

 

 

 

 

☆気に入りすぎて、三台買いました。2万円台とは思えない、クオリティーの高さ(いつもみんなで拭き掃除しているので、水拭き機能は使いませんが…)。タイマー設定などアプリも便利で、ブラシやバッテリーなど交換用パーツも簡単に手に入ります。

 

 
 

 

 

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何をもって「うまい字」と言えるのでしょう?

 

高校の書道の教科書を買いあさってみれば、どの出版社であろうが、王義之の「蘭亭序」や「集字聖教序」が掲載されています。このことからも、日本(を含む東アジア)の「うまい字」(書字規範)のベースは、王義之の書であることが分かります。

 

 

「だったら、王義之の書き方のコツさえつかめば、うまい字を書けるようになるじゃん」と言われますが、確かに、その通りです。

 

しかし、そのコツは、なかなかに見えてくるものではありません。達人であればあるほど、その極意は“内”に秘められるもので、パッと見できるようなものではありません。

 

 

昭和的な根性論を振り回すのであれば、「何千、何万回と王義之の書を臨書してこそ、コツはつかめるものだ」と言われるのでしょう。ただ、このような眉毛太めの指導法は、令和の時代にマッチはしないでしょうし、実際、王義之書法は根性だけでクリアできるものではありません。

 

たとえ十年単位で臨書を繰り返しても、単なる“写経”となってしまい、その技法を修得できていないケースは、書道界ではざらにあるものです。

 

「はやく上手くなりたい~」と、書き方ばかりにフォーカスする気持ちは分かります。

しかし、それでは、対象との距離が近すぎるあまり、いつまでたっても、書き方のコツをつかむことはできません。

 

野球やサッカーにおいても、ボールを使わない練習が充実してこそ、ボールを使う練習が実のあるものになります。書道も同じく、書かない稽古が充実してこそ、書く稽古が実のあるものになります。

 

書いても書いても、書き方のコツを修得できない原因の多くは、このあたりにあります。

 

 

書法道場では、王義之の墨蹟にあらわれる「身体性」にアプローチする稽古を大切にします。武の達人でもあったと言われる王義之は、少なくとも、反り腰・巻き肩・ストレートネックではなかったでしょう。

 

「入木三分」という故事のとおり、木の板に書けば削っても削っても墨の跡が消えないほど、王義之は「透る線」を書いていたのでしょう。透る線とは、大地のエネルギーが全身をめぐって、筆先に透りゆくような深き線です。

 

決して、反り腰・巻き肩・ストレートネックで、下半身と上半身の連動を断つような姿勢で書いた線ではありません。

 

 

 

 

王義之の時代、カラダを「骨が豊か」=「體」と書き表していました。

おそらく、頭の重さで首肩を負担をかけることはせず、肩甲骨まわりも、軽やかに動かせていたのでしょう

 

ところが、現代人の僕らは、どうでしょう? スマホの画面をのぞき込むような姿勢で、肩甲骨まわりを固めてしまってはいないでしょうか?

 

書き方のコツの「コツ」は「骨」です。骨の動きを豊かにすることで、王義之の體(身体性)に近づけます。王義之の體に近づくことでこそ、「うまい字」が書けるようになるのです。

 

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2025年3月19日~3月23日(10:00~18:00 最終日のみ16:00まで/烏丸御池しまだいギャラリー)。入場無料。 生徒代表パフォーマンス、ショタンプラリー、バランスボード体験、書道ワークショップなど、各種イベントも随時開催。