妊婦疑似体験 |  ライター稼業オフレコトーク

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アイドル記者を皮切りに、心霊関連、医療関連、サプリ関連、
コスメ関連、学校関連、アダルト関連、体験取材など様々な
分野の取材執筆をしてきました。
ここでは当時の面白かった話や貴重な情報、取材で思ったこと、
記事にできなかった裏話などを披露していきます。

 男性が行う妊婦疑似体験。妊婦の大変さを知ってもらうための体験で、一般的には5分程度やるらしい。体験者は皆その重さに驚き、生活する上での大変さを知ることができるので、妊婦へのいたわりを持てるようになるという。確かにその通りだろう。以前に私が取材した時、男性の誰もが「やって良かった」と言っていた。

 

 

 だが、出産経験のある女性ライターにこの話をしたところ、現実的ではないと言われた。重さに驚くというが、徐々に重くなるから慣れてくるいう。いきなり重い物を装着されるのでは感覚がまるで違うというのだ。

 

 また、一番分かって欲しい『辛さ』が伝わらないという。つわりの気持ち悪さだけではない。お腹の中の赤ちゃんは逆さまなので胃袋を足で蹴ってくるのが痛いんだそうだ。確かにそれは分からない。

 彼女は言う。

「疑似体験をまったくしないよりはマシだけど、5分やそこらじゃ意味がない。最低でも1日は体験して欲しい。1週間も体験すれば妊婦の大変さがもっと理解してもらえる」

 

 男性には分からない妊婦の本質。だからこそ本気でいたわらなければならない。

[編集後記]

 わざわざ疑似体験しなくても妊婦をいたわってあげる気持ちを持ちたいものだ。