昔を思い出す… | おっさんのブログ

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日々の出来事、思ったことをダラダラ書いています。

前にも書いたけれど、

今は昔読んだ小説を再び読み直している。

一番最初に読んだのが…高校生だった。

それから…図書館で借りたりして、

3回は読んだと思う。

 

数年前に古本屋で文庫本化されたものを購入し

それを読むのが2回目になる。

 

主人公の年齢を俺は当に越えてしまっていた。

約20歳も俺は年上になっていた。

勝手なもので、俺はその主人公が自分じゃないか?

と思ってしまったりもする。

そのくらい…主人公もまた退屈で、

人生の方向を失っているようなものだ。

ただ違うのは…

彼は結婚し離婚しているし、

主人公はお金には困っていないってとこだ。

 

懐かしい…と思うよりも、

所々で過去の自分の行動や考えとリンクする時がある。

怪しげな会社に5年も働いていたころの自分。

主人公と同じように東京にいた頃の話だ。

 

あの頃の自分は…輝いていたとは思えない。

それこそ社会の…いや会社のルールや考えに

押しつぶされそうになり、

ヤケになっていたことしかない。

彼女はいたけれど…本当にその女性が好きだったのか?

そう自問すると、そうでもない気がする。

あの頃は若く、恋愛にもSEXにも夢中になっていたけど

今思うと、恋愛と言うよりは

SEXのパートナーが欲しかっただけのような気がする。

いや、そうだったんだろう。

女性をそういう目でしか見れていなかったから

(やれるかやれないかでしか見ていなかった)

そんな下心丸出しだったから

女性にもモテなかったんだと今は納得している。

 

主人公の時代と俺が若い頃の時代では約20年の違いがあるけど

俺も…10代、20代のころは洋楽にはまっていた。

歴史に残るような名作を聞いていたわけではないけど

そういう時代だった。

そして…東京にいたにも関わらず、

有名なバンドのライブには一度も行けていなかった。

当時はチケットの取り方も分からなかったからね。

 

ステキな友達…もいたと思う。

同郷の同級生(女性)が都内の大学に通っていて

状況当初はよく一緒に遊んでたけれど

彼女にも彼氏ができたり、

学業が忙しかったりで

次第に連絡も取らなくなって行ったけど…

結局彼女とも寝た。

好きとかそういうのではなく…

お酒の勢いなのかなんなのか…

寝ないわけにはいかなくなったと言うか…

そんなことまで思い出した。

 

でも不思議と同僚と寝たりはしなかった。

(後輩の女の子とは付き合ったりしたけど…)

そこは一線を越えてはいけないと言うか…

ダメな気がしてた。と言うよりも、

仲は良かったけれど、男として見られていなかったんだと思う。

 

お酒の飲み方も…真似したわけじゃないけど

ウィスキーをよく飲んでたなぁ。

 

小説の影響で、

未だに髭はT字カミソリで剃っている。

電気カミソリは…苦手だし、

50年生きてるけど、使ったのは数えれるくらいだ。

 

過去を懐かしむたみに読み直してるわけじゃないけど

内容が…昔の自分へと向かわせる。

どこで間違ったのか気づいても、

もうそこには戻れないんだけどさ。

 

あらかた読んで、今後の展開も思い出してきたけど…

結局主人公は生き続ける。

どこに向かうでもなく。

ただ…愛しい人と一緒にはなれる。

一緒になった後のことは知らないけど…

 

俺にもそんな出会いがあるのかなぁ?

前に書いたけど、

死に損なったから…何かが狂ったのかもね。

死ねなかったのか、死ななかったのか…

それは未だに分からないけれど、

「だから今があるんだ」と思えたことは

今のところない。

 

とりあえず、今の小説を読み終えて、

そこで俺が何を感じるのか…だな。