瀋陽はどんどん冷え込んで、今日も寒さをこらえて1日過ごしていました。
最高気温は1ケタ。最低気温が零下になることも増えてきましたが、ここは11月にならないと暖房が入りません

そんな中、先週末はバスで1時間ちょっとのところにあるコリアタウン・西塔(シーター)に行ってきました!
私の学校も朝鮮族学校で、まわりにも朝鮮族が多いですが、さすが“コリアタウン”と呼ばれるだけあって、また違った雰囲気がありました。

まずは、おいしい朝鮮料理を食べて…



いろいろおいしかったですが、中でもこのご飯が最高でした
ナツメや黒豆、栗、雑穀などが入っていてヘルシーなうえ、めちゃくちゃおいしい!!

おいしいご飯を堪能したあとは、市場へ。
この市場が・・・、赤い!!


とにかく赤い!!
なんでこんなに唐辛子ばっかり売っているのでしょうか(笑)。
朝鮮族には欠かせないものだとわかっていても、驚きます
こんなお店が一つの市場にいくつもあるのです。

この大量の粉唐辛子はどうやって作られているかというと…


初めて見た、唐辛子用の臼!!
(臼でいいのかな?)
一体、一日にどれだけの唐辛子が売られていくのでしょうか。
何かあったら買おうと思っていましたが、わたしに買えるものは炒った栗ぐらいでした

極めつけは帰りのバス

日本でもおなじみ“辛ラーメン”。
こんな使い方があったとは!!
ほんと、辛い物への愛を感じた1日でした

わたしが朝学校に行ってすることといえば、まずは挨拶
職員室までに会う先生や生徒たちと挨拶をし、職員室に入ったら部屋全体に向かって「早上好!(おはようございます!)」と言います

9月からの新学期で職員室のメンバーが代わって、新しい人間関係を作らなくては!となってから、まずはこの一人挨拶運動を始めていました。

そもそも、こっちでは日本に比べて挨拶が少ない気が
朝一番に会っても、「おはよう」ではなくいきなり話し始めたり、とくに何も言わなかったり。
もちろん食事の際もとくに何も言わずに食べて、何も言わずに終わります。

“挨拶”とはちょっと違うかもしれませんが、「ありがとう」という言葉も日本でのほうがよく使っていると思います。
日本ではちょっとしたことでも「ありがとう。」ってよく言いますよね
こっちでは隣のデスクからペンを借りても、お土産をもらっても「ありがとう」はほとんどありません。
(もちろんこれはわたしの周りの話で、違う!っていうこともあると思います)

日本人から見ると、誤解しやすいこの習慣。
「わたしのペンを勝手に借りて、ありがとうもないなんて!
と思ってしまいそうですが、別に悪気があるわけではないんです。
むしろ、わざわざお礼を言わなくても物を貸し借りできる関係、つまりそれだけ親しみを持ってますっていう気持ちの表れだったりします。
「谢谢」に対する答えも「不客气(遠慮しないで)」「不用谢(お礼はいらないよ)」という表現。

相手とよい関係を作りたいという気持ちが同じでも、その示し方がまるで違います
今、高校生の授業でも扱ってますが、まさに“言語習慣の違い”!!

でもでも!
わかってはいるけど、何かあったらすぐに「ありがとうございます。」と言いたい日本人のわたし。
朝職員室に入ったら、やっぱり部屋にいる人全員に向かって「おはようございます!」と言いたい。
なので、一人毎朝「早上好!」と挨拶をし続けました。

すると。
日が経つにつれ、わたしの挨拶に返してくれる先生が増え、今日はわたしが挨拶するより先に「早上好!」と声をかけてくれました
ちょっとしたことだけど、かなり嬉しい
一人挨拶運動の成果が出てきたのかもしれません

中国に赴任してからすでに1年。
残り1年も毎日挨拶から始めたいと思います!!

今回は長くなっちゃいました。(今回も?)

10月1日は中国の国慶節でした。
中国で一番大きな祝日(連休)はもちろん旧正月の“春節”ですが、国慶節は2番目に大きな祝日です
学校も1日から7日まではお休み。
ほとんどの会社や学校、工場などがお休みの7日間。
中国の人々はいっせいに移動します

わたしもその一人となって、ちょっとした旅行へ。
行先は黒竜江省ハルビン!!
宿泊先は同期隊員ちゃんのところ。

まずは、高速鉄道に乗って2時間ちょっと。ハルビン市内へ。
ちゃんと、ハルビンで活動する隊員2人の合計3人で出迎えてくれました
ハルビンといえば、ロシア文化。ということで、
お昼ご飯は、リクエストしていたロシア料理屋さんに連れて行ってもらいました。

もちろんボルシチを注文
結構甘めの味付けでした。

夕方にはハルビン市内を離れるので、短い滞在時間でぱぱっとハルビンを案内してもらいました。


聖ソフィア大聖堂。
なぜか鳩だらけ。そして群れになってぐるぐる飛んでいました
この日は夕方雨が降ったんですが、あの飛び方はまさかその予兆!?


それから、有名なアイスキャンディー屋さん。
ホテルの1階にあるこのアイス屋さん。すっごい人気で、こんなに込んでいるアイス屋さんは初めて見ました!
アイスはもちろん美味しかったです
ハルビンのアイスは有名で、冬でも食べるんだそうです!-30℃とかになるのに!!

夕方にはハルビン駅前から高速バスに乗り、ちゃんの住む尚志市へ。
尚志は瀋陽と同じで、朝鮮族がいっぱい。配属先も朝鮮族学校。
この日の夕飯は朝鮮料理を食べました。


ここのお肉は柔らかさも味もばっちり!
チャプチェもチヂミもジャージャー麺も美味しくて、食べすぎました。
でも、二人で食べきれるわけもなく残った分は持ち帰り。

2日目は配属先の学校やお店など、尚志の中をぶらぶら。

ちゃんの配属先。
立派な門構えの学校でした。学校の雰囲気はわたしの配属先と似ていた気がします。

しかし!庭には不思議なものが・・・


えっ!?虎!!??
虎ですね。虎がいます。学校の敷地内に虎です。
そして、虎以外に鶴みたいな鳥や、鹿もいました

動物を見たところで、お昼ご飯はお勧めの麻辣湯(マーラータン)を食べに。


これはおいしかったー!!
自分で野菜や麺などの具材を選んで、麻辣湯にしてもらいます。
辛くない方のスープを頼んだので、ちょうどいい感じ

この日は、ほかにも市場やスーパーを一緒に回りました。
市場で買った焼き芋がおいしかった

ちょっと慌ただしかったけど、この次の日には瀋陽に帰ってきました。
実はこの時ちゃんも瀋陽に来て国慶節後半を一緒に過ごす予定でした。
でも、帰りの切符が取れなくてそれは断念
帰りは6時間かけて一人、快速で帰ってきました。
6時間後ろ向きで座りっぱなしだったけど、車内でちゃんが握ってくれたおにぎりを食べて満足

そんなこんなで初めての国慶節は楽しく過ごすことができました。
8日からはいつも通り授業。今週は振り替えで土曜日も授業です。
もうすぐ中国に来て1年。頑張らねば!!