今日は授業中に思ったことを
授業をしていると、生徒の目がキラキラする瞬間があります
昨日一番キラキラしていたのは中学2年生のKくん。
彼は「あいうえお」の読み書きも危うい
だから当然、私の授業でも中国人の先生の授業でも、授業中は何をしているかわからない時間が多いはず。そんなのが毎日続くわけだから、嫌になっちゃうはずなのに、黙って座ってます。わかりきってることだけど、絶対につまらないだろうし、実際につまらなさそうな顔をしています。
さて、昨日は新しく勉強する単語に「打つ」という動詞がありました。
教科書ではパソコンのキーボードを打つという状況設定だったので、他にも「打つ」が使える場面として、バッターの絵を見せました
その瞬間、Kくんがボソッと「ピッチャー、キャッチャー…。」
おっ!知ってるんだ!と思い、文を作ってノートに書こう!という時間に(こういう時、彼はいつも手持ちぶさた)、彼に「ピッチャーとキャッチャー知ってる?」と話しかけました。
すると!
「(自分を指して)うん。ピッチャー。(別の席を指して)そこの、そこの、男、キャッチャー。」
「Kくんはピッチャーなの?」
「(ボールを受けるジェスチャーをしながら)うん、ピッチャー。」
「(ジェスチャーを交えて)お、それはキャッチャーだね。そこの席の友達がピッチャー。」
きっと、昨日Kくんがこの40分で覚えた日本語は「ピッチャー」と「キャッチャー」だけだと思います。
肝心な「打つ」も覚えていないかもしれない。
でも、その時の彼はすっごく楽しそうで目はキラキラ
授業中、こんな風に生徒が見せてくれる笑顔はすっごく自然で、とても美しいです
それを見ると、私のほうが感動してしまいます。
残りの1年ちょっと。
どれだけこういう瞬間を作れるか。それを大切にしていきたいです。
ちなみに今日のキラキラは、学校の食堂の話になった時でした
今日の授業はずっと練習問題の答え合わせを任されていたので、生徒も退屈だったんだと思います。
その気持ち、わかります。わかるけど、あまりの表情の豹変ぶりに笑えました
まあ、そんなものですね。
9月19日は中秋節ということで、学校は今日まで3連休。
中秋節に食べるものといえば「月餅」!!
ということで、学校から月餅の支給がありました
袋の中には立派な箱が。この箱×2です。
中身は…
これまた立派な月餅が。
まん丸の月餅は“家族団欒”のシンボル
アーモンド系、小豆系、果物系…といろいろな味の月餅が入っていました。
一つ食べればお腹いっぱい。ご飯代わりになります。
そして、3連休の二日目。
この日は瀋陽市朝鮮族の運動会が行われました
13回目の今年は、なんと配属先・第二中学が会場に!!
こんな感じです↓
これは開会式の様子。
校舎にはたくさんのカラフルな垂れ幕。そして出場者はみんなそれぞれにユニフォームや朝鮮族の民族衣装を着て、とっても華やかな雰囲気です
普段は全生徒・教師揃っても600人に満たない学校に、この日は2000人ほど集まったそうです。
そして、どんな競技・演目があったかというと…
小学生の演目です。一生懸命走ってフォーメーションを作ってお花の飾りを振る様子はほんっとーにかわいかったです
テコンドーの演目では、小学生が木の板を蹴って割っていました
!!

伝統的な楽団も
大人も子供に負けじと踊りまくります。
私たちの学校からはサッカーの技を取り入れた演目
どうやらこの学校は瀋陽市の大会で優勝するぐらいサッカーが強いとのこと。
もちろん50m走やリレー、ムカデ競争などもありました。
学校の威信をかけて開いたと思われる運動会。
無事に終えることができて先生方も一安心だろうなという感じです。
来週は学校の運動会!
私もリレーに出ることに

全力疾走とか、すっごく久しぶり。大丈夫だろうか…。

どうやらこの学校は瀋陽市の大会で優勝するぐらいサッカーが強いとのこと。
もちろん50m走やリレー、ムカデ競争などもありました。
学校の威信をかけて開いたと思われる運動会。
無事に終えることができて先生方も一安心だろうなという感じです。
来週は学校の運動会!
私もリレーに出ることに


全力疾走とか、すっごく久しぶり。大丈夫だろうか…。
もう数日前のことですが、9月10日は“教師節”でした。
日本にはない教師節。
中国に来て初めてのことで、普段と何が違うのか見てみたいと思いながら学校へ行ってみると。。。
まさかの民族衣装でのお出迎え

朝鮮族なので、とうぜん朝鮮族の衣装、つまりチマチョゴリですね

華やかな衣装を着た生徒たちが先生が通るたび
「先生、教師節おめでとうございます!」と朝鮮語で挨拶をします。
そして、授業前には生徒たちが思い思いに職員室にやってきては先生たちにお花を渡していきます

クラス担任の先生なんかがもらうのはまさにお祝いという感じの籠に入っている大量のお花。
思わず持ってくるの大変だったろうな…と思ってしまう大きさでした。
私にもお花を持ってきてくれる子たちがいました

日本語で「先生、いつもありがとうございます。」とか、
「教師の日、おめでとうございます。」なんて言って持ってきてくれました

わざわざ私にも用意してくれたんだな、と思うとうれしくなりますね

そうやってお祝いしてくれる生徒たちに見合うような先生にならないと

と思った教師節でした。
そうそう、これも1週間くらい前ですが2020年のオリンピックが東京に決まりましたね!!
7年後、私や生徒たち、周りの先生たちはどこで何をしているのでしょうか。
今学校で日本人である私が活動していることを通じて、日本を近く感じ
「行ってみよう」って思ってくれたらいいなーなんて思いました。