長かった夏休みも終わり、先週から新年度が始まりました!
日本とは半年違う年度始まり。
違和感はあるけど、ちょっと前まで猛暑だったのが信じられないほど
瀋陽は涼しくなり季節の変わり目を感じています

さて、先週の火曜日(なぜか新学期2日目)は始業式でした。



生徒たちは校庭に座ってみんなで話を聞いています。
先生たちは生徒の隣に雑然と立って談笑中
小学校や中学校で、式典ではよい姿勢で話している人に集中するよう教え続けられていた私にはちょっと信じられないくらい、井戸端会議的な先生たち(笑)。

そんなこんなで今学期も始まったわけですが、相変わらず授業は試行錯誤の連続です。
いい時もあれば、悪い時もある。
去年なかなか集中して授業を受けてくれなくてどうしていいか悩んでいたクラスは、今学期から別のクラスと合同で授業をすることに!!!
これは大変だと予想してはいたものの、案の定第1回目の授業はめちゃくちゃ。
人数が多いと同じことをしても時間がかかるし、一人一人に目を配る時間も減ってしまいます。
中国人の先生の授業のときでさえざわつきやすいのに、私が授業となると…。

それを心配したのか、はたまた体力が有り余っている彼らの声が職員室まで届いたのか、授業の途中で一度中国人の先生が様子を見に来てくれました。
ひとしきり生徒たちに注意して先生が出ていくと、一時的には静かに。でも、ちょっとするとやっぱり…。

授業が終わってその先生のところへ行くと、切なそうな顔で「大変ですよね。理解できます。お疲れ様。」と慰めてもらっちゃいました
結局来週からは私の授業時間にもその先生が教室に入ってくれることに。

その後、一人職員室で反省モード。
「あのクラスの授業どうしたらいいんだろう…。」というところから始まって、考える内容は活動のことに。
「私って何ができているんだろう。っていうか、何もできてないんじゃ。」とか、「じゃあ、残り1年で何ができるんだろう。」とか、「そもそも生徒たちに何を伝えたいんだろう。」とか、結果「だめだめだな。私。」とか。。。
考え始めたらきりがなく、似たようなところをぐるぐる回っていました。

とまあ、そんな風に落ち込みモードになっていたところへ事務員のおばさんが郵便物を届けに来てくれました。
差出人欄を見ると…、日本の友達の名前が!!!
「落ち込んでる時に、タイミング良すぎ!」なんて思いながら復活したのでした。
知ってはいたけど、いい友達をもったものです
見慣れた字で書かれた手紙を読んで、なんだかすっごく安心しました。

授業がうまくいかなくてイライラしたり、落ち込んだり、かと思えば嬉しくなったり。
何とも忙しい1日でした。

久しぶりにブログを書いたら、またまた字ばっか長くなってしまいました

何はともあれ、届いた手紙を読んで明日からも頑張れそうです

この夏休みは北京や内モンゴルの他にも大連に行ってきました
が、それについてはまたブログに書くとして。
まずは昨日あった嬉しいことについて

昨日は日本人会の関係で市街地へ行ってきました。
帰りの時間にはもうバスがなく、タクシーを使うことに

市街地から私の住む町まではタクシーだと40分くらい。
ちょっと遠いし、運転手さんからすると帰りのお客さんがいるとは限らないので行先を伝えると嫌がられることもあります。
気持ちはわかるけど、嫌がられるのはやっぱり悲しい…。

でも、昨日はタクシーでの40分が嬉しい時間になりました
行先を告げ、行ってくれるか聞くとすぐに笑顔で「乗って」と言ってくれて、走り出しました。
私が後部座席で窓の外を見ながら乗っていると(中国の人はタクシーでよく助手席に座ります)

「韓国人?」

と聞かれました。この質問、よくされるのですがちょっと苦手…。
でも、運転手さんの聞き方から「大丈夫!」と思ったのですぐに「いいえ、日本人です。」と答えました。
すると、「日本人はそうやって礼儀正しく乗るよね。」とか「中国にはどのくらいいるの?」とか会話が始まりました。
私が中国で(しかも地方で)暮らしていることから、何をしに来ているのかという話に。
そこでボランティアをしていると言うと、「じゃあ、お給料は?」「食事は?」と質問が始まりました。
(ボランティアだと言うと、たいていお給料について聞かれます。気になるんでしょうか。)

そんなことを話していると、

「ボランティアだから儲けることはできないし不便だろうけど、それよりももっと貴重な経験をしているね。若いうちはそういう経験をして人生の財産にするべきだよ。たくさんのことを学べるね。」

と何度も話してくれました。

そして安全運転で送ってくれたあとは、「再见!さよなら!」と言ってくれた運転手さん。

活動をしていると「これでいいのかな。」とか「何か役に立っているのだろうか。」とか答えが出ないようなことに悶々と悩んでしまうこともあるけど、見ず知らずの運転手さんの言葉に思いがけず励まされました。

北京で総会→研修会に参加した後、同期隊員ひかちゃんがいる内モンゴルはオルドスへ行ってきました!!
総会や研修会ではいろいろなことを考えさせられたのですが、そのことはまた後程。

さて、北京からオルドスまでは15時間の寝台列車の旅
初めて乗る寝台列車はなかなか寝付けませんでしたが、隊員仲間と3人で行ったので不安も少なく無事過ごすことができました。
夜8:30に北京を出て、翌日11:30頃にオルドスへ。
つまり、朝起きると内モンゴルの風景なんですが、それに感動した私は窓にくぎづけ…


それを見ていた隊員によると、「別世界に連れて行かれるとこだったねw」とのこと。
確かに、どっかいっちゃいそう


そんなこんなで着いたオルドス。
そこでの大きな目的の一つは…

砂漠!!



さすが、広い中国!同じ国とは思えないような光景が広がっています!!
ここどこ!?って感じです

私たちが行ったのは観光地化されている「响沙湾(響砂漠)」という砂漠。
砂漠の入り口で砂除けの真っ赤な靴(10元)を履いて、いざ出陣!!



花柄が私で、隣のチェックは砂漠ツアーで知り合ったお姉さん。
このお姉さん、台湾人でツアーには一人参加。なんと、彼氏が日本人とのことで日本語ができるんです!!
このツアーにはもう一人日本語ができるおじさまもいて、私たちは驚きっぱなしでした


さてさて、この砂漠に来たかった理由はずばり!


ラクダに乗ること!!!!!
ラクダに乗ると、結構位置が高い!そしてこぶが大きいラクダは、こぶが左右どちらかに偏ってる!
上りはすっごい楽だけど、下りはなかなかに怖い…。
私が乗ったこの子(↑)は写真の通り、右に大きなこぶが偏っています。なので、私も終始右に偏っていました

お世話になったラクダちゃんの全身ショット

まつ毛の長いチャーミングな表情のラクダちゃん
乗せてくれてありがとね
いい経験ができました!一生に一度かな?


オルドスの旅では同期のひかちゃんと一緒に行ったさとみんにたーっくさんお世話になりました!
二人ともありがとう&またよろしくね