山形城本丸の大手(正面)にあたる「本丸一文字門」。
一文字櫓、櫓門、高麗門、土塀で構成された枡形門と呼ばれる形式です。
絵図面を元に、石垣、大手橋、高麗門、桝形土塀が順に復原されています。
10年後には一文字櫓と櫓門の完成を目指しているとのこと。
櫓台石垣は、下半分が残存石垣で、その上に復元した石垣を載せています。
境目が分からないくらい精密に復原されています。
大手橋は、出土した木材を樹種鑑定し、同じ材質で復原されています。
高麗門をくぐると、石垣・土塀に囲まれた「枡形」に入ります。
本丸に入るには右に折れ、櫓門を通らなければならないようになっています。
本丸一文字門から本丸に入ると、…まだ整備されていない本丸が広がります。
かろうじてあるのが、本丸御殿の石組井戸。
本丸内の散策園路整備にあわせて露出展示されています。
まずは一文字櫓と櫓門の復原が待たれます。