霊山観音から高台寺庫裡へ向かう右手にある「高台寺天満宮」。
1606(慶長11)年に豊臣秀吉の正室ねね(北政所)が高台寺を創建した際、
崇拝していた綱敷天満宮から祭神の菅原道真を勧請して鎮守社としたものです。
当初は境内の上壇に祀られ、ねねの兄・木下家定が社殿を建立しました。
その後、下壇に移されて「下河原の高台天神」と親しまれました。
明治維新後の神仏分離(廃仏毀釈)で上壇の旧地に再度移されましたが、
2006(平成18)年の高台寺開創400年に際し、再び現在の下壇に移されました。
「東山路傍の触れ仏」のひとつ、「秀吉とねねの像」。
触れると、夫婦円満にあやかれるとのこと。
菅原道真の使いとされる「撫で牛」。
かなり撫でられているらしく、黒光りしていました。
御朱印は、高台寺直営の売店で直書きしていただきました。
大きな墨書「夢」とともに、ねねの印がある、かわいらしい御朱印です。