旭川市の陸上自衛隊旭川駐屯地に隣接する「北鎮記念館」。
屯田兵や旧陸軍第七師団、陸上自衛隊第2師団に関する資料が展示されています。
旧陸軍第七師団は、1896(明治29)年、旭川を拠点として北海道に置かれた軍隊です。
第七師団に関する展示がメインのようで、多くのスペースをとっています。
第七師団は「だい"なな"しだん」ではなく、「だい"しち"しだん」と呼びます。
明治天皇が初代師団長に永山武四郎を任命した際、「しち」と呼んだのが由来だそうです。
ちなみに、東千歳に駐屯する陸上自衛隊の第7師団は「だい"なな"しだん」です。
「歴代の第七師団長」の写真の中に「宇佐美」「鯉登」師団長がいます。
『ゴールデンカムイ』に出てくる、宇佐美時重、鯉登音之進の名前を借りたかも…とのこと。
煙草の包み紙で作られた「旭川偕行社」の模型。
「尾形勇」なる軍隊手帳が、右側。2番目にあります。
こちらも、『ゴールデンカムイ』の尾形百之助のモデルなのでは…とのこと。
大正2年当時の旧陸軍第七師団の敷地図。
モニターが設置されているところは練兵場です。
『ゴールデンカムイ』で、杉元佐一らが第七師団に捕えられた白石由竹を救出して逃げる際、
試作中の飛行船があった場所です。
『ゴールデンカムイ』で、鶴見篤四郎中尉らが所属していた「歩兵第二十七聯隊」。
白石が捕えられていた所でもありますが、モニターの右角上にあります。
レルヒ中佐(新潟県が誇る、レルヒさん!)によって伝えられた「北海道スキー発祥の地」。
『ゴールデンカムイ』で、谷垣源次郎らが滑っていた「樺太式スキー」がありました。
真ん中にある陸軍少将軍服は、陸軍少将・鶴見数馬氏が着用したものだそうです。
寄贈者は、鶴見祐策氏(親族の方でしょうか)が寄贈したものです。
偶然だと思いますが、『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉を想起してしまいました。
こちらの方の名前をお借りしたのかもしれません。
『ゴールデンカムイ』ファンにとっては、たまらないモノばかりです。
まだまだ続きます。