北海道・ゴールデンカムイの聖地「北鎮記念館」その1 | 気ままに☆旅の雑記帳

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8月10日、旭川市の陸上自衛隊旭川駐屯地に隣接する「北鎮記念館」へ行きました。
屯田兵や旧陸軍第七師団、陸上自衛隊第2師団に関する資料が展示されています。


 

 

陸上自衛隊の広報施設も兼ねているからか、無料で見学することができます。
しかも、自衛官の方が、時間や内容をこちらの希望に応じて説明してくださいます。
     
旧陸軍第七師団は、旭川を拠点として、北海道に置かれた軍隊です。
北方からの攻撃に対応することから「北鎮部隊」とも呼ばれていました。

 

 


その第七師団が登場する『ゴールデンカムイ』という漫画があります。
そのため、北鎮記念館は「ゴールデンカムイの聖地」ともいわれています。

 

『ゴールデンカムイ』を読んで来られる方が多いらしく、それに合わせた説明もあります。
今回は、30分間で『ゴールデンカムイ』と絡めた説明をしていただきました。

 

 


北鎮記念館が開設されるきっかけのひとつになったという「第七師団歴史」。
二百三高地に関する当時の一級資料です。

 

 


焼却処分される機密文書を、ある軍人さんが畑に埋めて保管していたものです。
旧陸軍の師団関連では唯一の現存品とされ、旭川市の文化財に指定されています。

 

 


主な展示は2階にあります。
 

 

 

 



「北海道開拓と屯田兵」コーナー。
屯田兵の制度や生活、北海道開拓に果たしてきた役割が紹介されています。

 

 


上の2丁が「村田銃」、一番下は「ウインチェスター銃」です。

『ゴールデンカムイ』では、二瓶鉄造、そして谷垣源次郎が受け継いで使った「村田銃」。
土方歳三の「ウインチェスター銃」は、くるくる廻す理由も説明していただきました。

 

 


奥は「山鼻屯田開墾の図」(模写)。
1881(明治14)年、明治天皇が札幌の山鼻屯田を視察されたときの模様を描いたものです。

手前は、旭川の歴史を象徴する絵という「国見の図」。
岩村通俊と屯田兵本部長・永山武四郎が、近文山から上川盆地を遠望している絵です。

ということで、まずは「北海道の開拓と屯田兵」まで。
思いのほか展示資料が多くて、見るのも時間がかかりました。