8月11日、白神山地の「十二湖散策コース」を歩きました。
青森県から秋田県にまたがる、世界自然遺産「白神山地」。
原生的なブナ林が広がり、貴重な動植物が生息しています。
白神山地の西側に位置する33の湖の総称が「十二湖」です。
厳密にいうと、世界遺産区域から外れています。
十二湖散策のスタートは、「森の物産館 キョロロ」です。
駐車場(有料)があり、おみやげや軽食が販売されています。
出発して、すぐ左手に見える「鶏頭場の池」。
鶏のトサカの形に似ていることからこの名がついたそうです。
池の向こうには「大崩」が見えます。
大崩から見ると、湖沼が12あるので、「十二湖」と呼ばれています。
青いインクを流し込んだような水をたたえる「青池」。
木で造られたバルコニーのような遊歩道から見下ろすことができます。
光の加減で青の濃淡が変わるところが神秘的です。
「青池」の水が青く見える理由は解明されていないそうです。
澄んだ湖の中には、枯れた倒木がはっきり見えます。
まるで池の下に別世界があるような光景です。
青池から階段を登った先に現れるのが「ブナ自然林」。
500mにわたる、白神山地のブナ林を思いきり堪能できます。
ブナ自然林を過ぎて、やがて見えてくるのが、「沸壺の池」。
青池に匹敵するほどの美しさと透明度を誇ります。
沸壺の池から車道に下りてきたところにある「落口の池」。
気が付かないで通り過ぎてしまいそうな「がま池」。
十二湖の中で一番小さい池です。
「がま池」をあとに車道を歩いて、「キョロロ」に戻りました。
所要1時間程度でしたが、十二湖を堪能することができました。