1982年のアルバム（その22 TOTO IV）

1982年のアルバム・シリーズ

全米最高位No.4ということで、TOTO

アルバムも4枚目ということで、タイトルもそのまま・・・

TOTO IV

前作Turn Backが、セールス的にも評判も今一つ・・・

そのような中、「TOTOが、今度はレコーディングに力を入れている」

そんなニュースも伝わってきました。

そして来日も決定、日本武道館公演も含まれ・・・

・・・で、そのタイミングで来日記念盤としてリリース

邦題は「TOTO IV / 聖なる剣（つるぎ）」

自分は日本盤入荷日に秋葉原の大手レコード店で購入

Billy Joel同様、特別価格で2,000円でした。

アルバム・ジャケットは、ファースト・アルバムの進化形

デザイン、アルバム・パッケージ・コンセプトは、Jeff Porcaro

写真撮影は、Glen Christiensen、Sam Emerson、Jim Hagopian

イラストレーションは、Joe Spencerとクレジットされています。

但し本作完成直後にオリジナル・メンバーのDavid Hungateが脱退

代わりに加入したのが、Jeffの弟、Steveの兄の Mike Porcaro

メンバー半分がPorcaro兄弟になりました。・・・

レコーディングは、1981年10月～1982年1月・・・

ロスアンゼルス Sunset Sound、ロスアンゼルス Record One

シャーマン・オークス Hogg Manor、ロンドン Abbey Roadにて・・・

TOTOメンバーは・・・

Bobby Kimballリード・ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

Steve Lukatherギター、リード・ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル他

David Paichキーボード🎹、リード・ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル他

Steve Porcaroキーボード🎹、リード・ヴォーカル、David Hungateベース

Jeff Porcaroドラムス、パーカッション🥁

6人以外に、オーケストラ・アレンジメント、コンダクトは、James Newton Howard

ストリングスは、The Martyn Ford Orchestra、パーカッションは、Lenny Castro

楽曲ごとに豪華メンバー参加

エンジニアリングは、Al Schmitt、Greg Ladanyi、Tom Knox

Hogg Manorにて、エンジニアリングは、Bruce Heigh、David Paich、Dick Gall、Steve Porcaro

その他、Niko Bolas、Terry Christian、Jamie Lender、Lon LeMaster、David Leonard、Peggy McCreary

ストリングス・レコーディングは、John Kurlander

ミキシングは、Greg Ladanyi、Elliot Scheiner

マスタリングは、ニュー・ヨーク・シティ Sterling Soundにて、George Marino

プロデュースは、TOTOです。

A面1曲目、ドラムスが力強く、ピアノ音🎹、ギターが入り・・・

Rosannaでスタート、David Paichの作品

先ずSteve Lukatherが歌い、続いてBobby Kimball・

軽やかなリズム・・・サックス🎷は、Jim Horn、Tom Scott

トロンボーンが、ChicagoのJames Pankow、トランペット🎺が Gary Grant

もう1人🎺、Jerry Hey、ホーン・アレンジメントも・・・

パッキング・ヴォーカル Tom Kelly、ギター・ソロもフィーチャー

ピアノ🎹は軽やかに、最後はギター中心にフェイドアウトしていく大作です。

第1弾シングルで、全米 No.2、全米アダルト・コンテンポラリー・チャート No.17、全米ロック・チャート No.8、プラチナ・ディスク獲得、1982年全米年間シングル・チャート No.14、カナダ No.4、カナダ AC No.7、ゴールド・ディスク獲得、1982年年間 No.27、オーストラリア No.16、ゴールド・ディスク獲得、1982年年間 No.74、ニュージーランド No.22、南アフリカ No.3、1982年年間 No.15、オランダ No.3、1982年年間 No.31、ベルギー No.20、フランス No.46、西ドイツ No.24、オーストリア No.11、スイス No.3、イタリア No.12、1982年年間 No.30、スペイン No.31、ノルウェー No.2、アイルランド No.11、全英 No.12、シルバー・ディスク獲得、世界中で大ヒット、有終の美を飾るというべく・・・

1983年の第25回グラミー賞で、Record Of The Yearに輝いています。

2曲目、ピアノ🎹の連打から、ギター、サックス🎷、Bobby Kimballが歌う・・・

Make Believe、David Paichの作品、Bobbyを終始バックアップする・・・

Tom Kelly、サックス🎷は Jon Smith、Hold The Lineも思わせます。

第2弾シングルで、全米 No.30、西ドイツ No.70にチャートインしています。

3曲目、美しいピアノ🎹、流れるストリングスが加わり、Steve Lukatherの歌

I Won't Hold You Back、Steve Lukatherの作品

オーケストラ・アレンジメントには Marty Paichの名前も、バッキング・ヴォーカルEaglesのTimothy B. Schmit、Steverはギターも聴かせます。

第4弾シングルで、全米 No.10、全米アダルト・コンテンポラリー・チャート No.1、1983年全米年間シングル・チャート No.69、カナダ No.17、カナダ AC No.1、オーストラリア No.80、アイルランド No.11、全英 No.37・・・

邦題は、短縮で「ホールド・ユー・バック」です。

4曲目、ドラムス、ピアノ🎹、Roger Linnの効果的なシンセサイザー

Good For You、Bobby Kimball、Steve Lukatherの作品

力強い Bobby Kimballの歌、Timothy B. Schmitもコーラス

Mike Porcaroはチェロで参加、Steve Lukatherはピアノ🎹も・・・

そしてギター、最後はフェイドアウトしていくロック・ナンバーです。

5曲目、シンセサイザー音、ピアノ🎹、コンガも入ってきて・・・

It's A Feeling、Steve Porcaroの作品、自ら優しく歌います。

Porcaro兄弟の父親 Joe Porcaroも参加、AORの典型といえるナンバーです。

B面1曲目、軽快にギターのリフが刻まれ、ドライヴ感のあるロックへ・・・

Afraid Of Love、Steve Lukatherの作品、自ら歌い、いわば独壇場

シロフォンは、Joe Porcaro、Bobbylが、Steve Lukatherをバックアップ

日本では、第2弾シングル、その他、シングル・リリースされた国もあるようです。

2曲目、前曲から続くように軽快なピアノ🎹が響き、David Paichが歌う・・・

Lovers In The Night、David Paichの作品、ティンパニは、Joe Porcaro

シンセサイザーは、Ralph Dyck、サックス🎷は、Tom Scott、Jim HornSteve Lukatherギターもフィーチャーされるロック・ナンバーです。

3曲目、ピアノ🎹から、ギター、Bobby Kimballが力強く歌う・・・

We Made ItDavid Paich、Jeff Porcaroの作品

シンセサイザーも効果的に、メンバーのコーラスも、Bobbyを盛り上げ・・・

まさに TOTOサウンドを象徴するようなロック・ナンバーです。

4曲目、ドラムスから、キーボード音🎹、Bobby Kimballが軽快に歌う

Waiting For Your Love、Bobby Kimball、David Paichの作品

やや軽いタッチで熱唱するBobby、コーラス、シンセサイザーが効果的

邦題は、短縮形で「ユア・ラヴ」です。

5曲目、コンガ等、パーカッション類が軽快に入って、シンセサイザー音・・・

Africa、David Paich、Jeff Porcaroの作品、静かに歌う David Paich

続くように、Bobby Kimballが歌い、Timothy B. Schmitも参加

Joe Porcaroはマリンバもプレイ、リコーダーは、Jim Horn

民族音楽風リズムで、コーラスのリフレイン、そしてフェイドアウトしていきます。

第3弾シングルで、全米 No.1、全米アダルト・コンテンポラリー・チャート No.5、1983年全米年間シングル・チャート No.24、全米で800万枚突破、カナダ No.1、カナダAC No.8、1983年年間 No.16、ゴールド・ディスク獲得、オーストラリア No.5、1983年年間No.25、91万枚突破、ニュージーランド No.5、ゴールド・ディスク獲得、南アフリカ No.18、オランダ No.4、1982年年間 No.18、ベルギー No.7、1982年年間 No.85、西ドイツ No.14、1982年年間 No.88、75万枚突破、オーストリア No.7、スイス No.6、イタリア No.22、1983年年間 No.75、フランス No.27、スペイン No.18、フィンランド No.18、デンマークダブル・プラチナ・ディスク獲得、アイルランド No.2、ユーロ・チャート No.17、そして全英 No.3、1983年年間 No.38、240万枚突破・・・TOTO、最大のヒット曲となりました。

全米アルバム・チャート No.4、400万枚突破、1982年全米年間チャート No.41、1983年全米年間チャート No.11、カナダ No.1、トリプル・プラチナ・ディスク獲得、1982年年間 No.60、1983年年間 No.16、オーストラリア No.1、ダブル・プラチナ・ディスク獲得、1983年年間 No.21、ニュージーランド No.9、1982年年間 No.36、オランダ No.1、1980年年間 No.10、西ドイツ No.12、プラチナ・ディスク獲得、1982年年間 No.16、1983年年間 No.46、フランス No.16、1982年年間 No.21、スイス No.1、フィンランド No.12、ゴールド・ディスク獲得、スウェーデン No.17、ノルウェー No.2、全英 No.4、ゴールド・ディスク獲得、1983年年間 No.11・・・世界中で驚異のベスト・セラー、さらに日本、オリコン・アルバム・チャート No.3、洋楽チャート 5週連続 No.1、国内でプラチナ・ディスク獲得