1981年のアルバム(その17 Bella Donna / Stevie Nicks) | TOMのブログ

1981年のアルバム(その17 Bella Donna / Stevie Nicks)

1981年のアルバム・シリーズ!!

全米No.1アルバムCDを、先ずは続けていますが・・・

遂にこの人の名前が単独で登場!!

 

Stevie Nicks音譜

 

Fleetwood Mac音譜があれだけ世界的にビッグな存在となったのは・・・

彼女がチャーミングで妖精のような魅力をふりまいていたから・・・

それも全く否定はできないと思います。

 

・・・ということで、ソロとしての活動も引手数多だったことでしょうが・・・

満を持して、遂に登場!!といったところでしょう。・・・

 

最初、Bruce Springsteen音譜がプロデュース!?・・・

そんな噂もあったようですが、そのDarkness On The Edge Of TownCDのエンジニアだった Jimmy Iovine音譜がプロデュース!!

そしてBruce音譜のE Street Band音譜の"Professor"ことRoy Bittan音譜も参加!!

さらには、Bruce Springsteen音譜の好敵手のように言われた Tom Petty音譜も参加!!

その噂も真実に近かったかもしれません。

 

そんな中、先ず先行シングルとして登場したのが・・・

 

Stevie Nicks With Tom Petty And The Heartbreakers音譜

 

・・・ということで・・・

 

Stop Draggin' My Heart Around音譜

 

Fleetwood Mac音譜での彼女のイメージとは、少しかけ離れた・・・

Stevie音譜とTom Petty音譜のデュエットでのミディアム・テンポのロック・ナンバー!!

この少し前にTom Petty~音譜のアルバム Hard PromisesCD

その中のInsider音譜でもデュエットしている2人、親交は深かったようです。

なんと「嘆きの天使」音譜の邦題で日本発売されました。

そして待望のアルバムCD、遂に登場!!、タイトルは・・・

 

Bella DonnaCD

 

Fleetwood Mac音譜が契約しているWarner Bros.傘下の新進レーベル

Modern Records音譜より登場!!

アルバム・ジャケット、アート・ディレクション、デザイン、写真撮影カメラは・・・

Herbert Wheeler Worthington III

カバー・コンセプトは・・・

Herbert Wheeler Worthington III、Christopher Nicks、Stevie Nicks音譜

ロゴ・デザインは、Mike Manoogian、デザイン、レイアウトは、Michael Curtis

美しいジャケットです。

 

尚、自分は、よく記している通り、'80年の来日公演音譜に行けなかってから・・・

気持ちはFleetwood Mac音譜から離れていましたが、本アルバムCD

輸入盤CD入荷と同時に、LPレコードCDで購入しました。!!

 

その後、日本盤CDも発売され、こちらは・・・

 

「麗しのベラ・ドンナ」CD

 

そのような邦題になっていました。

 

 

レコーディングは、1980年秋~1981年春、ロスアンゼルス、Studio 55音譜にて・・・

 

Stevie Nicks音譜ヴォーカルカラオケ

 

バンド・メンバーは・・・

Buckingham Nicks音譜からの繋がりで、Waddy Wachtel音譜ギターギター

Elton John Band音譜でお馴染みの Davey Johnstone音譜アコースティック・ギター

Jackson Browne音譜等でお馴染みの Bob Glaub音譜ベース

Heartbreakers音譜の Bermont Tench音譜オルガン🎹

そしてお馴染み Russ Kunkel音譜ドラムスドラム

それ以外では・・・

前述の Roy Bittan音譜ピアノ🎹

Bobbye Hall音譜パーカッション🥁

そして、バッキング・ヴォーカルカラオケとして・・・

Lori Perry音譜、Sharon Celani音譜

ほとんどのナンバーで、この2人が、コーラスマイクでバックアップ!!

Stevie音譜と3人で歌っている・・・そんな態勢を取っています。・・・

その他、楽曲ごとに豪華メンバーも参加しています。・・・

 

エンジニアリング、ミキシングは、Rumbo Recorders音譜、Goodnight LA Studios音譜

にて、Shelly Yakus音譜、Don Smith音譜

アシスタント・エンジニアリングは・・・

Dana Latham音譜、Tori Swenson音譜、Niko Bolas音譜、James Ball音譜

その他エンジニアリングは、Thom Panunzio音譜

マスタリングは、Precision Lacquer音譜、Sheffield Lab Matrix音譜にて、Stephen Marcussen音譜

ミュージカル・ディレクターは、Bermont Tench音譜

プロダクション・コーディネーターは、Janet Weber音譜

マネージメントは、Front Line Management音譜、Irving Azoff音譜

プロデュースは、Jimmy Iovine音譜、Tom Petty音譜

因みにこの時期、Stevie Nicks音譜とJimmy Iovine音譜は恋仲です。

 

共作を含めて、ほぼ全曲、Stevie Nicks音譜の作品です。

 

 

A面1曲目、ピアノ🎹中心にアコースティック・ギターが入り、Stevie音譜が歌う…

Bella Donna音譜、「麗しのベラ・ドンナ」音譜、タイトル曲!!

まさにレッキングクルーといえるようなサウンドをバックに・・・

2人の女性コーラスを従え、あの声で熱唱するカントリー・タッチのナンバー!!

スライドさせるWaddy音譜のギターギターが効果的!!、アレンジは、Gordon Perry音譜

ピアノ🎹は、Bill Elliott音譜、シンセサイザーは、David Adelstein音譜

お祖父さんがカントリー歌手カラオケというStevie音譜のルーツを感じます。

2曲目、アコースティック・ギターのピッキングとピアノ🎹のイントロから・・・

Kind Of A Woman音譜、Stevie Nicks音譜、Bermont Tench音譜の作品!!

静かに歌い始める Stevie音譜、Roy Bittan音譜のピアノ🎹をバックに・・・

Waddy音譜のギターギターが悲し気なメロディを奏でます。

本作CDの中では、Fleetwood Mac音譜に近いStevie音譜の歌です。

3曲目、一転してパワフルなロック・サウンド、ギターギターとキーボード🎹から・・・

Stop Draggin' My Heart Around音譜、そう、邦題「嘆きの天使」音譜

Mike Campbell音譜、Tom Petty音譜の作品!!、Stevie音譜が歌い、ハモ・・・

そしてTom音譜が歌い、デュエットカラオケ、Tom Petty & The Heartbreakers音譜が共演

ここでのギターギターは、Mike Campbell音譜、ドラムスドラムは、Stan Lynch音譜

パーカッション🥁は、Phil Jones音譜、ベースは何と Donald "Duck" Dunn音譜

Tom Petty音譜は、ヴォーカルカラオケ、ギターギターは勿論、プロデュースも担当!!

前述の通り、アルバムCDから第1弾シングルで、全米 No.3キラキラ、全米メインストリーム・ロック No.2キラキラ、1981年の全米年間シングル・チャート No.59キラキラ、カナダ No.5キラキラ、オーストラリア No.10キラキラ、ニュージーランド No.11キラキラ、オランダ No.43キラキラ、そして全英 No.50キラキラ、Stevie Nicksキラキラは新たなスタートを切ったのでした。・・・

4曲目、ピアノ🎹が軽快に響き、エフェクターを効かせたギターギターが入って…

Think About It音譜、Stevie Nicks音譜、Roy Bittan音譜の作品!!

ここでのピアノ🎹は、Bill Payne音譜、心地よいコーラスマイクがバックアップして・・・

軽くノリよく歌うStevie音譜、Christine McVie音譜へのオマージュとの記載!?・・・

確かに彼女の作品に、Think About Me音譜というヒット曲もありました。

5曲目、Roy Bittan音譜が奏でる軽いタッチのピアノ🎹から・・・

After The Glitter Fades音譜、こちらもカントリー・タッチ!!

Stevie音譜の歌を盛り上げるべくペダル・スティール・ギターは、Dan Dugmore音譜

アコースティック・ギター、ピアノ🎹をバックに心地よいムードとなるナンバー!!

アルバムCDから第4弾シングルで、全米No.32キラキラ、全米アダルト・コンテンポラリー・チャート No.36キラキラにランクされています。・・・

 

 

B面1曲目、Waddy Wachtel音譜が軽快にミュートしたギターギターをカッティング!!

Edge Of Seventeen音譜、力強いアップ・テンポのロック・ナンバー!!

パワフルに熱唱する Stevie音譜、コーラスマイクも含めバックも力強いナンバー!!

最初は、"Age Of Seventeen"を歌ったナンバーでしたが、彼女の叔父さんの死とJohn Lennon音譜の死によって内容が変わったとのこと・・・

ジャケット写真は、歌詞に出てくる"White Winged Dove"も表しているでしょう。

アルバムCDから第3弾シングルで、全米No.11キラキラ、全米メインストリーム・ロック No.4キラキラ、カナダ No.11キラキラ、そして全英 No.86キラキラ・・・

彼女のライヴ音譜の定番ソングで、代表曲の1つでしょう。!!

2曲目、ベースとピアノ🎹をバックに、静かにStevie音譜がコーラス・・・

How Still My Love音譜、ここは優しく歌うStevie音譜、ギターギターが効果的に挿入・・・

ピアノ🎹も勿論、アレンジは、Roy Bittan音譜です。

3曲目、アコースティック・ギターのピッキング、心地よくキーボードも・・・

Leather And Lace音譜、典型的なフォーク&カントリー・ナンバー音譜

Stevie音譜の歌に続いて出てくるのは・・・そう・・・

Don Henley音譜

恋仲だった2人だけに息の合ったデュエットを聴かせてくれます。

尚、Waylon Jennings音譜、Jessi Colter音譜の夫婦に捧げたナンバーとのことで・・・

この曲名は、この少し前にリリースされた2人のデュオ・アルバムCDのタイトル!!

アルバムCDから第2弾シングルで、全米 No.6キラキラ、全米アダルト・コ、ンテンポラリー・チャート No.10キラキラ、全米メインストリーム・ロック No.26キラキラ、1982年の全米年間シングル・チャート No.36キラキラ、カナダ No.12キラキラ、カナダAC No.7キラキラ、オーストラリア No.68キラキラ、ニュージーランド No.50キラキラ・・・さすが大物デュエットだけに大ヒット!!

因みにこの時期、Don Henley音譜は大スランプ状態・・・

かつてStevie音譜は、Don Henley音譜の子供を堕胎した!?とも言われていますが・・・

この時期は既に別れているわけで、ビジネスライクな付き合いでしょう。

4曲目、再び力強いロック・ナンバー、コーラスから、Stevie音譜が歌い始める・・・

Outside The Rain音譜、邦題は「雨に濡れて」音譜、そうここでも、バックは・・・

Tom Petty & The Heartbreakes音譜、Tom音譜、Mike音譜、Bermont音譜は勿論・・・

ドラムスドラムは、Stan Lynch音譜、ベースは、Tom Moncrief音譜、パーカッション🥁は、Phil Jones音譜、そしてプロデュースは、Tom Petty音譜・・・

ロック・サウンドの中、バック・コーラスマイクが優しくStevie音譜を盛り上げていきます。

5曲目、ギターのピッキングから、静かにStevie音譜が歌い、じっくり聴かせる・・・

The Highwayman音譜、ギターギターは、Mike Campbell音譜、Davey Johnstone音譜

もう1人!!、何と!!、Don Felder音譜、そしてドラムスドラムは、Don Henley音譜

サビの部分では、歌でも、Stevie音譜をバックアップ!!、ベースはRichard Bowden音譜

そう、最後はちょうどEagles音譜が、Linda Ronstadt音譜をバックアップしたいた・・・

そのような感じで静かに幕を閉じます。・・・

 

 

CDCDの時代になり、2016年にはRhino音譜から3枚組 Deluxe EditionCDがリリース

Disc OneCDは、オリジナル・アルバムCDのリマスター盤CD

Disc TwoCDには、映画Heavy Metalカチンコのサウンド・トラック盤CDからの Blue Lamp音譜、映画Fast Times At Ridgemont Highカチンコのサウン・・トラック盤CDからの Sleeping Angel音譜を含む未発表曲音譜等全11曲のボーナス・トラック音譜収録!!

Disc ThreeCDには、Live 1981CD

1981年12月13日、ロスアンゼルス The Fox Wilshire Theatre音譜にて収録!!

本作CDと全く同じ豪華メンバー音譜による全14曲のライヴ・アルバムCDです。

 

 

ここに登場した通り、全米アルバム・チャート最高位 No.1キラキラ

Stevie Nicks音譜としても、Fleetwood Mac音譜のRumoursCD以来4年ぶりの No.1キラキラ

全米ロック・チャート No.1キラキラ、全米年間アルバム・チャート、1982年 No.8キラキラ、1983年 No.61キラキラ、全米で400万枚CDキラキラ突破!!、その他、カナダNo.2キラキラ、ダブル・プラチナ・ディスクCDキラキラ獲得!!、オーストラリア No.1キラキラ、ニュージーランド No.7キラキラ、オランダ No.20キラキラ、スウェーデン No.14キラキラ、全英No.11キラキラ、世界中でビッグ・セールス!!

 

そして日本日本、オリコン・アルバム・チャート No.53キラキラ

日本では、この時点では、Fleetwood Mac音譜以上のネームバリューとなっていた・・・

そんな気さえ、しないわけでもありません。・・・

 

 

Tom Petty & The Heartbreakes音譜との共演はあるものの・・・

基本的な音楽のルーツは、カントリー・ミュージックである Stevie Nicks音譜

十分にそれを実感する傑出した楽曲が揃った好アルバムCD

決して新人ではありませんが・・・

ソロ・デビュー・アルバムCDとしては、役者が揃っていることもあり、完成度が高い作品となっています。

 

ただ・・・Fleetwood Mac音譜関連の参加は一切ありません。・・・

 

そのようなっこともあって、前述の通り、Waddy Wachtel音譜等、このアルバムCDのメンバーでツアーを開始したりで・・・

もう Fleetwood Mac音譜には、戻ってこないのでは!?・・・

そのようにも危惧され始めていたのでした。・・・

 

 

さてカントリー色が強いとはいえ、聴き応えのあるアルバムCD

この1981年夏ごろ、自分自身、よく聴いていましたが・・・

 

かつての、Rhiannon音譜、Dreams音譜、Sara音譜・・・

妖精というか小悪魔というか、そんなStevie Nicks音譜から受けた・・・魔力!!

それがほとんど感じられなくなっていた・・・

 

それは、この時期の正直な気持ちでもありました。・・・