逃げた。
質が悪い。
でもいらないものは要らない。
逃げた。
質が悪い。
でもいらないものは要らない。
前々日に東京に行って
前日には東京から大阪に帰ってきて何やらやっていた。
そして12/3は神戸でいつもながらにイベントがあった。
いつもなら午前7時前には家を出て駅に向かわなくてはいけなかった。
僕は起きた。
起きたときはなぜだか意識がぼんやりしていた。
スマートフォンを手探りで見つけた。
いつも枕の前か、左右にある。
見つけて時刻表示を見つけると午前7時22分だった。
大遅刻だった。
僕は自転車を走らせし、神戸に着いてからも駆けた。
今日は企画司会の日でもあるし、忘年会の日でもあるというのに。
大失態だ。
12月のイベントに学生は少ない。
前年ながら怪しそうな社会人が数名居たりもする。
学生手話サークルの名が泣くというものだ。
そんな中で参加してくれる後輩に、感謝の気持ちを覚えた。
僕も当時独りで参加していたが、学生はまだ多かったようなきがする。
学生限定イベントの際はかなり集まったりもする辺り
学生とて学生らしさを求めているのが伺われる。
ノンアルコールにした忘年会を終えた。
電車内でスタッフを盗撮するおばさんが正直言って不快だった。
いい加減強く制する力を発揮するべきだ。
優しさは、そんなになくていいはずだ。
12月最初のイベントは終わった。
今年度代表を務めてきた。
この団体……僕が代表であることでまとまっているのだろうか。
周りのスタッフも仕方なしに僕が代表であることを認めている印象だ。
もっと、まだ、力が足りないのだと思う。
疲れた。
12月で1番疲れるであろう3日間は終わった。
これであとは楽しく過ごせるだろう。
4時に起床した僕は
横で眠る2人を置いて、友人宅をあとにした。
何しろ始発電車なのだから。
しかしながら僕が驚いたのは
始発電車なのに、仕事モードの人間で
電車が溢れていることだった。
トントン拍子で電車と新幹線を乗り継いで
大阪につき、そこからアルバイトの研修を受けて
夕方を過ぎて、自分の家に帰ってきた。
それでも一段落ではない。
よくじつにはじぶんが代表を務めているサークルの
イベントの日だからだ。
そしてよりにもよってその日は司会だった。
12/1(金)。
僕の朝は早かった。
何故ならばこの日から東京に言って内定者懇親会に出席しなければならなかったからだ。
東京と大阪の距離は遠い。
領収書の貰い方を検索して、
スーツに着替えて(久しぶりに)
いざ出発だった。
どうも領収書の貰い方を検索したにも関わらず、
それは間違っていたようだった。
新大阪駅の駅員さんが強い口調で責め立てるように説明してきた。
定期券で入ったというと、「現金が出てるから領収書作るんでしょう!」と言われる。
実際には定期券から新大阪駅までの範囲のぶんを書いてほしかったのだが。
また、領収書は乗り始めの駅で書いてもらうことが正しいようだ。
覚えた。
何度も恥をかく。
社会を知らない子供の僕はこれからどれだけ恥をかくことになるのだろうか。
新幹線の自由席をなんとか確保した。
以前新幹線に乗ったとき、「席は詰めたほうが良いのかな」と思い、
詰めるようにして座ったときに
「1つ空けてくれませんかねぇ」
とおじさんに言われてしまったことが印象に残っている。
自由席なのに席に云々言うおじさんを憎々しく思った。
東京駅について、そこからさらに本社の駅まで行く。
寄り道はしなかった。
本社の建物は場所が移動されており、新しいビルになっていた。
そして、僕は着くのが早かった。
内定者だろうなぁ、という人々と同じエレベータになり
声をかけた。
声をかけられただけ成長が見えた。
IT企業ではあったが、男女の比率はそれほどハッキリしているわけではないようだ。
隣のホテルへ行き、内定者と役員の立食パーティーが始まった。
ビール飲んどる。
東京の人々は笑いを取らない、オチを求めない、
そういうことを聞いていたが、自己紹介スピーチは
ネタの連続だった。
内定者同士の話し合いの部分でも
同じ部署志望の人も居り、また、話しやすい人も何人か居た。
これからが不安、というよりは、ある程度いい同期達だなぁと思える
そんな内定者懇親会だった。
泊まるのはホテルではなく友人宅。
数少ない友人の存在をありがたく思う。
時折家族のように錯覚して
でも本当はお邪魔であることも分かっているのだが。
明日の朝も早かった。
大阪に目的の時間に帰るためには
始発電車に乗らなければならない。
僕は寝た。
寝心地は良かった。
手話サークルではろうの人もよく参加している。
そしてあくまで傾向の話だが、
そのうち社会人参加者の動き方が妙にきになる事が多い。
距離は近い、女性に近い、写真は撮りまくる、注意しても聞かない。
正直息も臭い男だった。
禁止事項を破りまくる。
一部のこういった行動が、どれだけ他の人間に偏見を引き起こす要因になるかを理解していないのだろうか。
彼は堂々とろう者の文化を語る。
聴者の文化とろう者の文化は違うと堂々と語る。
それくらいは僕も知識として、体験として少しくらいは知っていたが、彼が語るものは単なる言い訳と嘲笑じみていた。
例えスキルがあろうが、技術に精通していようが、
周りと相反する彼の存在を人は心から認めることなど決してないだろう。
大体おかしいのはろうの人に限らない。
健聴者のおばさんだって、年と見た目に反する行為をしまくって周囲の空気を凍らせている。しかしながら、まわりの暖かさに惹かれてずっとそこに留まっている。
僕も同じなのかもしれない。
同じなのかもしれなくて、同じなのかもしれないそんな彼らが
たまらなく気持ち悪い。
変な匂いのする彼らが嫌で、
空気を乱す彼らが嫌で、
見た目も言動も美しくない彼らが嫌だ。
そして、そんな彼らを受け入れない自分が
一番悲しい。
久しぶりに就職活動系のイベントに参加してきた。
この時期の就職活動メールはなんとなく恐ろしい。
タイトルに「これが最後!」「ラストチャンス!」などと書かれている。
確かに今は大学のキャリアセンターでも、ひとつ下の代の対応を始めているだろう。
一度も行ったことは無かったが……。
メールのクオカードキャンペーンに惹かれて行ったのだが、
参加者層がかなり変わっていた。
アメリカンフットボールクラブに入っていた体育会系男子が
集団で参加しており、その体格に圧倒されていた。
性格はみな、穏やかだったが、
喋り慣れている感じがすごく、「みんな絶対遊びにきてるかんじやん」という
後ろの学生達の会話に共感した。
午後2時~6時までという長い時間だった。
結局月曜日はこれで終わってしまった。
しかし、そこまで後悔はない。
京都大学の学園祭を見に行った。
後輩たちが行っているところの同伴する。
同伴していいのか、という疑問も多少あるのだが、まぁいいんじゃないか、という思いだ。
せめて、アルバイトを始めた後は金回りのいい先輩を演じたいものだった。
このままではいけない。
京都大学の学園祭も、他の学園祭同様に大きかった。
ただ自分の大学と違うのは酒が売られているというところぐらいか。
京都大学の人間は節度があるから、度を超えた行動をしたことがない……のか??
後輩たちは元気だった。
1回生の後輩と共に活動できる時間はもう数カ月。
活動回数にして20回もないだろう。
別れは、近い。
寒くなってきた。
11月という学園祭の秋の季節が終わろうとしている。
週末には東京にまたしてもいかなくてはならない。
この倦怠感は主に交通費的な問題である。
会社から貰えるとはいえ、どのタイミングで支払われるかもよく分からない。
そして、同時にアルバイトが再開される。
内容はまだ良くわかっていないが、コーヒーメイカーに関わる何かだ。
なぜこんなことになってしまったのかといえば……。
PC関連のアルバイトを探す
→文字起こし的なタイピング業務を発見する
→その道のプロが多くて、僕では厳しいのではないかと言われる
→同時に何故かコールセンター業務を勧められる
→研修の日に既に予定が入っている
→じゃあコーヒーメイカーでいいんじゃ?
→いいですよ
こうして、学生時代最後であろうアルバイトが確定した。
全く知らない業界のアルバイトだけに不安である。
更に口下手な僕に半ば接客のような仕事がもう一度まわってくるとは思わなかった。