コーヒーも南米から中米へ。
どこへ行こうかと品定めの結果、コスタリカを飲んでみることにした。理由は単純。この国では、アラビカ種の豆(上等なやつ)しか扱ってないから。
豆の精製がウォッシュド以外だったのも理由。「ハニープロセス」なんて大仰な名前ついているけど、要するに表皮を剥がしただけで、水洗いしていないだけの事。
表面には甘酸っぱい粘液質がへばりついているから、まんま乾燥させるのが非常に難しくなる。そこんとこを丁寧に手作業されている訳。だからといって、甘くて美味しいコーヒーになるとは限らないんだけどね。
で、今回の豆が「ジャガーハニー」っていうんだけど、何でジャガーなのか?
実は、この国では森林伐採によってジャガーが絶滅危惧種になっているらしいんだよね。だから、森林を守って保護しようというプロジェクトがあるのよ。
でも、それって金が要るじゃない?
だから、自国でコーヒー売って、その割を寄付されているって訳よ。
ということで蘊蓄(うんちく)はコレくらいにして、さっさと抽出と行こう!
■抽出
品種:コスタリカ・ジャガーハニー
精製:ハニープロセス
焙煎:ライトロースト
エイジング:13日
数量:13g
挽き目:細挽き(タイムモアC3で13クリック)
お湯の温度:湧き立て(93度くらい)
湯量:210g(13g×16)
抽出方法:ペーパードリップ(ハリオV60)
今回は「ハリオV60」を使ってみた。その理由については、よりクリアな風味で飲みたいから。だけど、抽出は意外に苦労しました。
まずは、13gに豆を合わして、それをミルで挽きます。13クリックにした理由については、一応、事前に11~14までを試しているんだけど、この豆に関しては13が最もバランス良かったから。
では、早速お湯を投入して行く訳ですが、失敗の原因はココでした。
細口のドリップポットを使った事が間違いだったんですよねえ。
第1投(蒸らし)40g×25秒(ドリッパーを左右に揺らす)
第2投 100g
第3投 150g
第4投 210g(ドリッパーを左右に揺らす)
写真でも判る通り、抽出に掛かった時間が3分41秒!
遅すぎですね。
なぜか?
理由は、細口のドリップポットを使ったからに他なりません。
注ぎ方にスピードが出なくなってしまう。粉が躍る前に「お湯がチョロチョロ」しか出ないから、必要以上に膨らんで、目詰まりを起こしたんですよね。
…浅煎りコーヒーって抽出に3分を超えたらまずダメですね。
この辺が難しいところ。一応、飲んでみましたけど…
ハニーどころじゃない。苦味とイガイガ感が出しゃばってましたね。
…ということで…リベンジ。
■抽出2
今度は、湧き立てのケトル(大口)からダイレクトにお湯を投入します。
ドリップポットとは勢いが違います。お湯の勢いで粉が激しく暴れてくれたので敢えてドリッパーは揺らしません。