■概要
その少女のスキルは、魔物を手懐ける『テイマー』。ただしランクは、最弱の『星なし』。最弱テイマーのアイビーは、不吉な子供として村から追われ、『捨て場』のゴミを拾いながら冒険の旅を始めた。か弱いレアスライムや、凶暴な魔物アダンダラと友達になったアイビーは、魔物たちの特殊能力と、前世の記憶による大人顔負けの洞察力で、あらゆる困難をくぐり抜ける。かわいい少女と、かわいい魔物による、ほのぼのサバイバルファンタジー。 ©ほのぼのる500・TOブックス/「最弱テイマー」製作委員会
prime videoでの低評価というか★が少なかったので、実際に観てみたんだけどね…
何がそんなに悪いんだろうねえ?
全然秀作じゃないのよ!
と思っていた。なので、低評価を付けた人たちのレビューを読んでみたのよ。
その結果「ああやっぱりな」と思った次第。
早い話が…原作に忠実じゃないってことらしいんだよ。
制作会社の監督さんによれば「重い話だったからアニメ用にアレンジしました」って話じゃない。だったら「それはそれでいいんじゃね?」って思うんだけどね。
■大まかかシナリオ
僅かながら前世の記憶を持って転生した少女が1人旅をするって話。
3話で少女の過去が判るんだけど、実はその転生後の世界では「持って生まれた異能の力によって人の価値が決まる」って社会らしいのよ。それは、血縁関係よりも重視されるという信じられない世界。例え、我が子でも能力が低ければ邪険に扱われるという訳。これは言い換えれば、異能の力こそが社会貢献に寄与出来ると信じられてきたからだ。
だから、テイマー(魔物を従える)の能力を持っていたとしても、能力値が「0」…いわゆる「★なし」の少女は、それと判った時点で家族から「出ていけ」と放り出される。更に「アレは村に災いを持ってくる忌まわしき子だ」と村全体が追いかけて殺しにかかる。だから「追手から逃げまとう少女」って展開になる。
多分、原作ではそういった描かれ方が秀逸だったんだと思う。
しかし、少女にとって幸運だったのは、僅かながら前世の記憶を持っていたおかげで、道中で狩った魔物を裁いたりするなどサバイバル生活で生き延びる術を知っていたというところ。んで、ゴミ拾いもしながら生計を立てているって訳よ。
原作では孤独無援の旅で大変だったんだけど、ようやく仲間にした魔物のおかげで救われるという展開らしい。因みに、その魔物は一部のゴミが好物だったりする。
■感想
現在8話まで続いているけど全然悪くないね。だから、原作がアニメと比べ物にならないほど評判が良いのなら、ライトノベルも読んでみたいと思う。
「他所の街へ行っても、自分が「★なし」のテイマーと知られてはいけない。また、指名手配されている人物だと判ってはならない」
フードを被り、自分が女の子であることを隠し通す。しかし、秘密なんていつかは判ってしまう。たとえ隠し通せたとしても、今度は誰からも信頼されなくなる。だから、来るべき時を迎え、そこに居るのが心から信頼できる人だったのなら、勇気をもって打ち明けよう。これまで背負っていた荷物を下ろしてしまおう。
と、そんな話。