Spa 051 - 山空海温泉 | 午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

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大阪北西の秘湯と呼ばれている場所がここ…
 
山空海温泉
 
温泉マニア御用達の場所として結構有名。湯治施設として建てられたもの。
但し、ここの場合、名前こそ「温泉」とあるが、厳密には法律上の温泉には該当しない。要するに「地下水ではあるけれども、温泉の条件を満たしてない」ということだ。いわゆる「鉱泉」というやつ。
 
たがね、温泉法なんてザル法だから、例えお湯に含まれている成分が0でも泉温が25度以上あるのなら「単純温泉」になれる。一方で、色々と成分は入っているんだけど、それぞれの陰陽イオン含流量や鉄やラドンなどの特殊成分が規定値に達していないと法律上の温泉にはなれない。山空海温泉は後者に該当する。
 
泉温が18度しかないからねえ。
いわゆる「冷鉱泉」ってやつだ。
 
■山空海温泉(大阪府豊能郡能勢町)
 
どうやって行ったのかって?
んな難しい事きくなよ(笑)
 
ここは大阪からでも神戸や西宮からでも遠いんだよなあ。
何せ「能勢」だからねえ、能勢よ。
 
とにかく、カブちゃんのナビだけを頼りにして行った訳。
行けども行けども、山山山である。
 
でも、迷うことはなかったね。
オイラの場合は、同じ北摂からだったから45分程で行けたのよ。
 
まっ、グーグルマップでも何でも調べてみてほしい。
 
一番左の掘っ建て小屋、見にくいけど屋根にがある。
そこが入浴場。まっすぐ行けば、駐車場出入口。
 
 
山空海 駐車場」と書かれた案内に従って左に入る。
 
 
この細い道を通らねばならない。
自動車では厳しいんじゃないかな。
いかにもバイクツーリング向きだ。
 
 
何とか駐車場に到着。料金は無料。
入浴料800円 定休日:木・金

となっている。

 
2月2日の今日は金曜日だったかな?
だったら、お休みだ。
 
オイラが行ったのは先週の土曜日だった。
見学お断り、おつむされている幼児もお断り、だってさ。
 
 
一応、自販機が置かれている。小銭がない時に便利。
 
 
ウチのカブちゃんにもここで待っていて貰おう。
 

 

周りは、こ~んな感じです。

 

 

 
さて、この先を歩いて、集落みたいな場所にきたら、受付のおっちゃんに800円渡す。飲用泉が売られている。今度はペット持参で来なければ。
 
脱衣所は簡素なロッカーが6個あるのみ。人数分入ると浴室は一杯になる。
 
中は…?
 
写真が撮れなかった(邪道だと思う)ので動画をご覧いただきたい。
浴室内は、シャワー。カラン、高温槽(40~43度)。低温槽(32~36度)、ステンレスの源泉槽(水風呂)があり、全て源泉掛け流し。
 
浴室内は既に、硫黄臭が全面に漂っている。
そうだ、山空海温泉とは、温泉ではない鉱泉の源泉100%掛け流しだったのだ。

 

 

入浴前に、シャワーの湯で局部やオケツをちゃんと洗うこと。

 

順番は、最初に低温槽から入るのがマナー。その後から、先客が居なくなってから高温槽に入る。ステンレスの水風呂は交互浴として入れるが、1人用。

 

入った感触は、正に温泉そのもの。

 

無色透明、硫黄臭、若干の塩味。加温槽に入っていると、やはり軟らかく、身体を優しく暖めてくれる。僅かに炭酸の泡までつく。水面には薄いカルシウムの膜。

 

高温槽の給湯口には、それぞれ湯と水の出具合によって温度調整されているが、どちらも源泉。飲んでみると、これまたウマい。

 

浴槽の構造上、全員が一列窓の方を向いて入浴している。

何かドジョウみたいな感じ。

 

だが、オイラが最も気に入ったのは、ステンレスの水風呂だ。

これこそ、正真正銘の源泉掛け流しである。水温18度なんだけど、なぜか言う程冷たく感じない。当たりが軟らかいからかも知れない。気持ちいいですね。

 

消毒も循環も加水も一切なし、本物の掛け捨て鉱泉。

コレ入ったら、スパ銭の消毒温泉なんて入ってられないね。