最近、お客様と打ち合わせをしていると、
「断熱性能はどうなっていますか?」
「気密性能を教えてください」
といった、家の性能についての質問が結構あります。
家づくりを検討している方にとって、決め手となる判断基準はいろいろとあるかと思いますが、中には「断熱」といってもピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
簡単に言うと、「断熱」とは家の中の温度を外に伝わりにくくすることです。
せっかく冷暖房で室内を温めたり冷やしたりしてもその空気が外に逃げてしまっては、光熱費ばかりかかってしまい不経済です。
熱が逃げてしまうのは窓からと壁からです。
その壁からの熱をできるだけ逃がさないための工夫が断熱材です。
そこでコラボハウスでは、外壁の外側に炭化コルク、内側には充填断熱材を使ったダブル断熱を標準で採用しています。
断熱性能を測るUa値の全棟計算を実施することで、北海道や東北地方並みの断熱性能の家づくりをしています。
外断熱に使っているのは炭化コルクといって、天然コルク100%の断熱材です。
こんなコルク樫の木の樹皮からとれるのが…
ワインのコルク栓です。
この不要になった部分を蒸し焼きにしてできるのが炭化コルクです。
外壁に貼るとこうなります。
断熱性、防音性、調湿性、耐腐食性、防虫性などに優れた性能を持っていて、高気密・高断熱の住宅特有の「音が響く」という弱点を炭化コルクが解消してくれます。
そして内側で使うのは、セルロースファイバー、ウッドファイバー、吹付け断熱材など様々な断熱材があり、お選びいただけるようになっていますが、特にご希望がなければ、吹付け断熱材を使用しています。
理由としては、吹付け断熱材は断熱性はもちろん、気密性や防音性にも優れており、一石二鳥、三鳥もの効果があるからなんです。
こういったダブル断熱工法によって断熱性能を高めているのですが、断熱性能を表す数値として、Ua値というものがあります。
このUa値については、こちらをご覧ください。
コラボハウスのUa値は0.45前後です。
上の表で岡山県は6地域に該当するのですが、岡山では本来、0.87の数値があればいいとされています。
(数値が低いほど断熱性能が良い)
東北や北海道の基準の断熱性能を標準仕様で実現させている訳ですが、コラボハウスでは決して断熱性能を良くすることだけを目指しているのではなく、すべては「健康住宅の為の手段として」断熱性能を高めています。
百聞は一見にしかず。
コラボハウスのモデルハウスや見学会にお越しいただければ、体感していただけますので、機会があれば是非お越しくださいね。
高田