宮城県知事選挙、正直悩んでます。
今までの実績を考えれば現職なんでしょう。
対立候補の知名度等、投票行動を大きく変化させるような力が正直物足りないような。
たぶん、愛知県のトヨタで起きている、経営側も労組側も与党支持にまわったような現象が、宮城の大手企業でも底流として起きていても不思議ではないので、まあ、結果は揺るがないような気がしています。
しかし、特にここ1年の県政運営に関しては、不満や疑念を抱かざるを得ないというのも正直なところ。
1つ目は、他県自治体だけでなく、世界的にも失敗し、挫折している水道民営化に強行的に舵を切った事。
1企業のみの契約で20年間の長期契約。
その間、災害がおきた際の復旧体制や料金体系に対して、県がどこまで関与出来るのか、よく判りません。
2つ目は、突然提言し始めた「4病院を2病院へ統合移移」という案。
どこまで、現在進行系で通院している方々、勤務されている医療従事者の方々に対して、どこまで配慮・考慮をなされた上での話なのか?
いずれにせよ、どちらも漏れ聞こえていたのは、知事の支持基盤でもある自民党会派の議員からも、突然の話で不満を募らせているなんて話もチラホラ。
邪推したのは、現知事の心の中では、たぶん1年以上前から今回も立候補する事は決めていて、
ここで自分が推し進めたい政策を打ち上げ、今回の選挙を勝ち抜き、県民からの信任を得たという事で議会を牽制する。
そんな絵を描いたんではないか?と。
そう考えれば、ここ1年の独善的とも見える動きも納得出来る。
現知事が県議だった頃、ここまで強権的手法をとるような感じではなかったが、時間は人を変え、権力は人を変えるのでしょうか?
まあ、党員じゃないから投票権ないのでね。
党総裁選に関して思うところを。
選挙を勝てる『顔』か、経団連からの組織票が期待出来るか、あと特定思想団体とか宗教法人から支援されるような思想の持ち主か、そんな所から誰を応援しようかで動くんでしょ?今回も。
今のところ、取り敢えず3名が出馬表明してますね。
K田氏は今までを考察しても、今後の国政で何をどうしたいか、まだ輪郭がぼんやりで決め手に欠ける。
党首選でメディアジャックしている現状の下、これから喋っていく事で、どう変化するか?
政治家としての大局観とか、リーダーとしての力強さとか、如何に示す事が出来るだろうか?
K野氏は行動力という点では頭1つ抜けているが、あのホットテンパーの気質が外交とか官庁とのやり取りで仇にならないか、人が付いて来れるか、ここが非常に懸念される。
すでにパワハラ音声をリークだとか、ネガキャンぽい動きも出ているようですが。
T市氏は簡単に言えば、女性版アベといった所か(歯切れの良さは小泉純一郎寄り)
出馬表明の会見内容がまさにそのまんま。
景気が好転すれば消費増税有りを匂わせた(法人税じゃない所はまさに経団連への配慮)
4年前だったか、総務大臣時代に政権にとって面白くない報道を続けていたTV局に対し“(政府にとっての)偏向報道していると停波も辞さない”と報道の自由を無視した、恫喝にも似た権威主義的発言が有った。
実務能力にはいささか疑問符が付くのも正直なところ。
それと日ホンカイ議とか、在トクカイとの繋がりが懸念材料。
いずれにせよ、3者が3者ともあからさまにキングメーカーを気取っている元総理へ忖度し始めている姿勢がね...
まあ、コロナウイルス対策にあたる政治空白を作らない為に、衆院解散せず、残り任期を全うすると現首相が言っているのに、政治空白が!とか言い放ってしまう野党第一党党首もどうかと思うけどね。筋が悪過ぎ。