ここでも、盛田さんは、企業の社会的責任と
基本原則の大切さについて述べています。
企業が社会的責任を自覚し、基本原則を
守りながら企業活力をフルに発揮し、
適正利益を獲得することが、企業の使命
です。
適正利益を獲得でなければ、社員や株主
に報いることができないだけでなく、
企業の社会的責任も果たすことはできません。
盛田さんの言う、基本原則は、時代が変わろうと、
企業や国が異なろうが、変えてはならないもの
です。
基本原則を遵守しないものは、強制的に、
退場させられるのです。
他人(他社)のせいではありません。
企業がその持てる力をフルに発揮できること、
つまりその活力こそ、健全な経済条件の源泉
だということができます。
(P.194)
(094-1-0-000-382)
今、アメリカの経営者の間で囁かれ始めて
いるのは「バック・ツー・ベーシックス」という
言葉です。これは文字どおり「原点に帰れ」
ということで、やはり混迷のなかでこそ、
基本を忠実に守ることの大切さを指摘して
いるといえます。
(P.196)
(095-1-0-000-383)
企業側においても、生き延びる道は、
企業本来の存在理由に立ち返って、
原則を再認識することが、必要となって
きているように思えます。
それは、資源の有効活用一つ取り上げても、
無駄な使用は許されないわけで、
有用な商品を生み出すことによってのみ
社会へ貢献するという、積極的な意味での
企業責任を果たしていかねばならない
でしょう。
(PP.199-200)
(096-1-0-000-384)
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